第13話 面倒くさい、ことは必要なこと
忙しい日々が続いていて、心身共に落ち着かない。
とにかく仕事が忙しい。
忙しいと言っても、充実しているか否かと問われれば後者である。
ただひたすらに時間と業務に追われている。
早朝出勤、昼休みはなし、終業後の残業は当たり前。
聞こえは悪いが、結構ホワイト企業なのよ、これでも。
部下や上司にワーワー言わせないために、自ら率先して自分ルールで業務に当たっているだけ。周囲の動きに目を凝らして、問題となる前にその芽を潰しておけば業務が比較的うまくいく。人に使われる前に、その人の思考や仕事ぶりを予測しておくことで協力も、回避も、敵対行動すらとることが容易だ。
それを職員の人数分、頭を働かせておくだけで自分に有利な人間関係をコントロールできる。
つかず、離れず。
頼り過ぎず、頼られ過ぎず。
期待せず、期待させず。
貢献しすぎず、期待通りの成果に留めておく。
出世したけりゃ、周囲のバランスなんか気にせず成果を挙げ続ければ良い。
企業にとっては、「バランスの良い職員」よりも「利益を上げる人材」の方が圧倒的に貴重だ。
俺みたいに「バランスの良い職員」であることに幾許かのポリシーを持つ人間は出世には縁遠いのだろう。
たまには敢えて隙をみせるようにしている。完璧ではない部分を見せておくことも大事なのだ。
頼らず、期待されず、相談する相手がいないまま孤立する、、、、というのは社会ではよくあること。一人で出来ることには限界があるのだ。
「仕方ないなぁ、手伝ってやるか」と相手に思わせることが、いかに重要かを経験上知っている。
つまり、「出来るやつは嫌われる」のだ。
人間の本能に刻まれている「自分より優秀なやつは気に食わない」という、誰しもが知っている感情が社会に出ても適応されている。
完璧、を目指す必要がないのだということに気づくまでに,
ずいぶん時間がかかった。
だからといって、何をどうしたら良いか分からず初めのうちは失敗ばかり。
いろんな人を怒らせて、反省して学習して。
失敗の中からしか正解を見つけることが出来なかったから、沢山の大事なものを取りこぼしてきた気がする。
初めから上手にやれるやついるけど、あの類の人種と比べても仕方ない。育ってきた環境や、持っているセンスが違うから比べたって仕方ないのだ。
仕事がうまくいく、とは人間関係がうまくいくことと言っても過言ではない。
まぁ例外もあるが、大体そうだと思う。
経営者や個人事業主となれば、そうとも言えないが概ね人間関係が良いにこしたことはない。
仕事 = 面倒くさい95% + やりがい5%
くらいが俺の仕事の方程式だ。
とにかく、仕事は面倒くさい。
多くのことに気を回さないといけず、いつだって思考が動き回っていて疲れる。
今日も祝日なのに上司は全員休み。
「役職者は平日に社内にいて、いつでも会話できるようにしておく必要がある」とか、いつの時代の理念やねん。
あほくさー、そんな理念ぼく共感できませーん(とは思ってても言わないけど)
ってことで今日も祝日出勤です。
休憩時間にこれ書いてます。
凡人の俺に出来る範囲で、今日も「面倒くさい」を頑張ります。
うっしっ、休憩終わり。
ではでは。
あ、体調はまぁまぁ良い感じ。
10月の再CTに向け、絶賛ランニング継続中です。
ちょっと病院行ってくる おーろら @yuki4totton
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