第12話 8月5日

モヤモヤとした日々を過ごしている。


真夏の暑い日差しと、オリンピックで盛り上がる周囲の温度とは反比例するように自分の中では気持ちが冷めている。


仕事をしていても、家でくつろいでいても、運転している時でも、寝ている時でも、

「死」と「これからの自分がしたいこと」について考えている。


それなりに良いことも、悪いことも、生きてりゃ色々あったけど

人様に迷惑をかけるようなことはしてこなかった


自分の本心、欲望、妬み嫉み、文句や陰口など殆ど周囲の人に言ったことは無い


自分よりも、周りの人の幸せが自分の幸せ だと思ってい生きている




いつ死んでもいい




なんて人生は送っていない


まだまだ家族と笑って過ごしていきたい


今まで顧みずに周りの人の幸せばかりを考えてきたから、自分の人生についてもちゃんと考えていきたいと思うようになってきた


子供は3人いる


川ではしゃぎ疲れてウトウトしたり、だらしない格好でアイスを食べたり、夏祭りを楽しみにしたり

宿題を早く終わらせてダラダラ過ごしたり、流行りのダンスを練習したり、好きな男の子の話をしたり


なんてことない子供姿がたまらく愛しい



親が関わらなくても子供は成長していくし

友達や周囲の環境に適応させて、悩みながら、失敗を繰り返しながら、学んで大人になっていくのだろう


そんな姿をこれからもずっと見ていたいと思う



感謝して欲しいとか、尊敬して欲しいとか、そんなもんは一切期待していない

ただ幸せに暮らしてほしい



そのために 自分が出来ることがまだあるはずだ




いつ死んでもいい


なんて言葉は一生縁がないだろう



ダサくて格好の悪い、一般モブの人生をまだまだ精一杯やっていこう




外は37度 快晴ときどき雷雨 



8月7日、少し しんどい

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