2:〈初恋〉三番はあなた 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093080711847079/episodes/16818093081008372805
三番目の女……!!
と思わず言いそうになりましたが、それよりも日向くんが切ないお話でしたね。
『三番はあなた』という呪いをかけたのは渋滝くんと平井さんだったわけなのですが、それをお
いいですよね、いわゆるクズ男に付けられた傷が、誠実な優しさをもってしても癒されずにずっと残り続けるお話ね! 筆者ね、本当に大好きなんですよ。
あまり本編について語りすぎるのも野暮というものなので、このお話を読んだときに思い出したことなどひとつ。
筆者、このお話を読んだとき真っ先に某家なき子のドラマ(同情するなら金をくれ!)の主題歌を初めて聴いたときのことを思い出したんですね。いや、ドラマ自体は筆者が赤ちゃんくらいの頃にやっていたものなのでもちろん観てはいなかったのですが、父がMDに入れていたので車中でよく聴いていたんですよね。
君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い
憎むことでいつまでもあいつに縛られないで
という歌詞がね……あるんですが。筆者、この歌詞が大好きなんですよね。ちなみに歌の名前を確認するのに調べてみたら、
君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた
ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜
という歌詞もありました。これもまた、このお話の小学校時代に合いそうな歌詞でしたね。筆者の性癖には合っていますよ。
筆者ね、本当に好きなんですよ。誠実な好意を受けながらもそれに気付くことなく別の相手に惹かれ、その相手からの悪意が呪いのようにこびりついて離れなくなってしまう展開ね。
ここから日向くんと恋に発展する未来もあればいいですが、それがありえないからこそ美しい話なのかもなと思っていたりします。そう、あのふたりは結ばれないからこそいいのかも知れません。日向くんにはもうしばらく、トラウマを乗り越えては別の人に惹かれて、そして傷つく天月さんを見ていてほしいですね。
なんだか酷い性癖を漏らした気がしますが、以上で『〈初恋〉三番はあなた』の感想とさせていただきます。
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