第2話

ツカサはワープホールから出てきてあたりを見渡すと一面きれいな緑色の天然の草が茂る地帯へと降り立ったのを確認して、自分の姿を確認する。

彼の姿はつい5分くらい前まではスーツ姿でオールバックに髪型を決めていたが、いまは異世界の平民がよく着ているような服に身をまとい髪型は前より少し短いツーブロ風の長さへと変わり、メガネを付けていた。

彼は元々の素材が非常にいいので大学時代はモテる方だったが、今のほうがもっと持てそうなのだが彼はそんな事を気にせず次の行動へと移る。

彼は自分の目の前で手を動かしていた。

下から上、上から下、右から左、左から右……のように各方面へと数回ずつ手を動かしていると、彼の目の前にある画面が表示された。

その画面を見て彼は、「おっ、やっぱり出た〜〜。インベントリとその他のコンソールっと、コレは?」とぶつぶつ一人呟いていた。

そうして色々イジッて時間を過ごしていると彼は何かを発見した。


「おぉ、この初期に金貨15枚か。嬉しいなぁ、街がないと使えんけど。そして俺の能力は、『ショップ』?何じゃそれ〜〜?」と言ってぶつくさいじくり回していると……

「ん?●マゾン、●天、●オンネットスーパー、●ッグカメラ?コレ俺のよく使ってたショッピングサイト!?この世界でも使えんの?マジか〜〜、うれし〜〜!!よっしゃ、腹減ったから菓子パンでも注文しよと!」と言って●オンネットスーパーのタブに飛んで菓子パンや惣菜パンを数個見繕ってカートに入れて注文を確定させた所で少し詰まってしまう。

「あれ~〜?金貨、銀貨、銅貨等の通貨を使って残高をチャージしろだと?てことはインベントリ飛んで〜〜、金貨のタブをタップしたら、やっぱり!こうやってネットショップに残高を入れてくんか〜〜!!OKOK!!」と言って独りでに解決してしまっていた。

そしてなにかがあった時に備えて金貨3枚程度を残してそれ以外の金貨をチャージに回していった。

そうして彼の目の前に『●オンネットスーパー』と表記された箱が届き、その箱を開封していくと本当に実在する菓子パンんや惣菜パンが数個入っていた。

俺はそれに感激してそそくさと菓子パンや惣菜パンを食べてからその他のネットショップのタブを捜索していくのであった……


●●●●●


「コレは、アルミ貨1枚で1円、チタン貨1枚で10円、ニッケル貨1枚で100円、ニッケル銅混合貨1枚で500円、銅貨1枚で千円、銀貨1枚で5千円、金貨1枚で1万円、プラチナ貨1枚で10万円ってとこか。貨幣システムは……」という事に気づいて一人でぶつくさ呟いていた。

ちなみにだが、彼はつい100分ほど前に菓子パンと惣菜パン数個を買い込んでいたが、アレで大体700円程度なので物価や通貨の感覚はあまり変わらないみたいだ。

そして彼は色々のサイトを見ているうちに夕暮れに鳴ってきたことに気付いたため、初期にインベントリにあった地図を広げて方位を把握してから、彼の直感が「進め!」と言った北の方面へと進むことにした。

そこで新たな出会いがあるとは知らずに……


※作者の呟き(気にせず読んで下さい)

はい、この作品での通貨の扱いは基本現代日本の通貨の扱いと合わせてあります。

じゃないと作品がゴッチャになっておもろくなくなるのでねw

で、今後はもう少し話を複雑化するつもりです(?)

なので意味わからないとかがあったらコメント下さい、都度直しますので。


ではありがとうございました、また次回。

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特異能力の「ショップ」を持っている俺、妖精の少女たちと旅します!〜異世界転移したけど今まで通り暮らします〜 何でも博物館 @seramikkus

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