10話 最終話(仮)

今日は文化祭2日目、いままで準備してきた文化祭も今日が最後。悔いが残らないように全力で楽しんでいきたいと思う。


『本日は文化祭2日目後悔のないようにしっかり遊んでいって下さい。本日のおすすめポイントは…』昨日とは別の放送担当の生徒の放送から文化祭2日目が始まり僕らの文化祭が昨日と同様幕を開けた。


今日は昨日午前にシフトに入っていた人が今日は午後にシフトに入ることになっているので午前中は客をクラスに集めるためにメイド服を着ながら自由時間なので昨日回りきれなかった場所に行こうと思っている。まずは機械部の成果発表をしている工房に行き工房にある機械部の作ったレーシングカートを見たり溶接やフレームにパソコンを繋いでプログラミングで稼働するガ⚪︎ダムやマジ⚪︎ガーZを展示してあったりドローンを飛ばしていて僕たちが通っている学校が本当に普通科しかない高校でなんで工業高校ではないのかを疑問に思い工房を後にした。

次に行ったのは3年の手作りジェットコースターを作ったクラスを見に行った。作られたジェットコースターは木造で結構本格的な作りになっている。見た目はグーグルで高校文化祭ジェットコースターで検索してみて下さい、そんな感じです。乗ってみた感想は思った以上に速度が出て怖い感じになっていたのでしっかり楽しむことができました。

こんな感じで色々なところを回った後にこういう時にしか開放されない屋上で未成年の主張といった全校生徒の前で羞恥を捨てて社会への不満を言ったり意中の相手に告白したりするといったイベントを見に行った。

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午後になって昼ご飯を学食で食べてから教室に戻って接客をしているクラスメイトに話しかけて僕も今から接客に入ると伝えて自分の役割をしっかり果たすために動き始めた。


自分が接客を始めてしばらくした後、遼太郎や結衣もメイド服で接客を初めて今日がラストだから後悔がないように全員が楽しみながらやっていた。

一度男性の迷惑客二人組がきた時、結衣に迷惑客がだる絡みしていて怒った遼太郎が迷惑客の金的を握りつぶしそこから顔面を踏んで接客担当の生徒が読んだ生徒会役員の不審者を追い出す治安管理担当に渡したらそこからは遼太郎は裏の方に下がって残りのメンツで接客を回して文化祭の終了された。


文化祭の後に後夜祭で校庭でキャンプファイヤーをして希望者のみだけどキャンプファイヤーの周りでフォークダンスを踊るというのがこの高校での伝統らしい。そしてこの後夜祭の最後に打ち上げられる花火が上がるタイミングで手を繋いでいたら結ばれるという伝説もあるらしい。

遼太郎と結衣と僕と謙は後夜祭が始まった時には一緒にいたが途中で結衣と遼太郎は二人で休憩室になっていた演習室でキャンプファイヤーを見に行った。そして僕と謙の二人は屋上でこの文化祭を思い返しながら持って行ったポテチとコーラを持ってちっちゃなお疲れ様会をしていた。校庭でキャンプファイヤーをしているのを見ながらコーラを飲んでポテチを食べていたら後夜祭もそろそろ終わりに近づいていったので遼太郎と結衣のいる演習室にゆっくり移動し始めた。移動していたら文化祭の終幕に花火が上がっていた。

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文化祭も終わりそこからまたいろんな行事が終わり僕たちは高校3年になりそれぞれの目指す道に進むために勉強をしてそれぞれの道に進んだ。そして25歳になった8年後に近くの居酒屋に集まりお酒を飲みながら現在について語り合っていた。


「久しぶりだな、柳夫妻。結婚式以来かな。」僕は遼太郎と結衣に奏やって話しかけていた。遼太郎と結衣は高校を卒業して愛学に進学する際に同じ大学にそれぞれの行きたい学部がある大学に進学して大学を卒業した後に結婚をした。結婚については大学に入ったときに両親への挨拶も済まして大学を卒業してからすぐに結婚することができた。結婚式では結衣と遼太郎の二人の指輪交換などを見て写真や動画を撮って二次会が始まるまでの間に事前に結衣と遼太郎の両親からもらった二人の小さい頃からの写真や動画と僕がいままで思い出に撮っていた写真や大学が二人と同じの友人からもらった写真などをまとめた動画の最後に指輪交換と誓いのキスの写真をつけた動画を見せたりといろんなことがあった。

「太郎、そうだね結婚式以来だね。」遼太郎がそう言って話しかけてきてくれた。遼太郎は高校の時は髪は短くて逆立っていたが今はセットアップを着こなして髪も高校の時より長くなり落ち着いた雰囲気の大人になっていた。結婚指輪がしっかり輝いていた。

「やっほー太郎。最近どんな感じ〜。」結衣もそうやって挨拶をしてきた。結衣は高校の時は髪は黒髪ストレートでどんな季節でも長い靴下を履いているような真面目な女子だったが今はしっかりおしゃれして髪の毛も染めていたり印象がかなり変わっていた。

「よう三人とも久しぶりだな。」謙は高校の時は昭和の不良みたいな見た目だったが現在はスーツを着こなし髪の毛は清潔感のある短髪になっていた。

「みんな今の仕事はどんな感じ?」僕はそんな感じで現状報告会を始めた。

「俺は今、出版社で編集者として働いていて担当の先生が納期ギリギリで始めるから2日に1度家に帰れればいい方なんだよね。」遼太郎は高校3年の時に目指し始めた少年漫画の編集者になるという夢を達成して漫画好きの少年の夢を作る手伝いができていると喜んで報告していた。

「私はアパレルショップで働いている。まぁ嫌なこともあるけれど自分のやりたいことができているから満足しているよ。」結衣はそう言い注文した焼酎を飲んだ。

「俺は今は不動産屋で働いているよ。給料もいいしいろんな家を見ることができるから楽しいんだよね。」謙はそう言ってギムレットというカクテルを飲んでつまみを食べていた。

「太郎は言わないのか。」遼太郎にそういう感じにそう言われた。

「僕は今保育士として保育園で働いているよ。まぁ子供の相手は大変だけれどそれ以上にやりがいがあるから楽しいと思っている。」僕は現在保育士として保育園で働いていることを伝えた。僕は高校に入ってすぐに幼児教育に興味を持つようになって保育士免許を取るために勉強をしたりピアノの練習を続けて保育士になることができた。

「まぁ僕のことはいいから楽しく飲もう。」僕はそう言って日本酒を飲んで烏賊の刺身を食べた。

そこからは久しぶりに集まった高校の頃の友人たちとお酒を飲みながら高校生の頃の思い出を話していた。

僕たち四人が一緒にいるのが当たり前だった高校を舞台にした物語はここで一度完全に幕を下ろす、だが僕たちそれぞれの物語は死ぬまで続いていく。

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ラブコメ主人公とヒロインの友人であるモブの話  終幕

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ラブコメ主人公とヒロインの友人であるモブの話 奈賀田 慶兎 @takane00

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