あああ、なんとなく分かる気がしました。
監禁で擦り切れたのはもちろん、警察でいろいろ訊かれた結愛さん、中洲川さんにはただただ寄り添ってほしかったですよね。具体性に欠けるボールを放ってくるんじゃなくて。
彼とのこの先が見えなくなってしまったんでしょうね。たぶん、同棲の先延ばしも含めて、それまでに小さなことが降り積もっていて、決定打がその事件になってしまったのかも。
今の中洲川さんの人当たりの良さがその反動なのだとしたら、なんだか辛く思えてきますね。誰に慕われようとも、一番大事な人は恐らく戻ってこない。
>だけど間違えた分のハンデは抱えなよ
賀屋さんがズバッと言ってくれましたね!
再び結愛さんが何かの不安を抱えていると知った今、もう同じ後悔はしたくないですよね。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
普通に生きていれば縁のない人のほうが多い事態に遭遇して、結愛さんの気持ち、中洲川さんの応じ方、誤りと断じてしまうのは酷な部分もありますね。
結愛さんとしても模範解答の想定を用意してはいなかったのかもしれません。当人に訊かないと分かりませんが。
小さなことが降り積もってからの決定打というのは、中洲川さんのやらかしを語る上で正解に近いだろうと思います。
すると事件がなかったとしたら、この二人はどうなっていたんでしょうね。
>人当たりの良さがその反動
どうやらそのようです。二度と戻ってこない(と思われる)結愛さんのために、二度と人の気持ちをないがしろにするような言葉や態度をしない。
彼は常に、自分をそう行動させるようになったのですね。
賀屋さんの最後のセリフは厳しくも優しいですよね。同じ後悔をしないために、ここからなにができるでしょう。
「うん、それで。『なにかあった?』って俺は訊いた」
うーん。
『なに「が」あった?』というべきか。
わからないとはいえ、問う熱量、本気度が伝わらない気がする。
「一度の間違いでなにもかもダメになるって、よく聞くけどあたしは嫌いなの。だけど間違えた分のハンデは抱えなよ」
正に!
私は彼女と一度やらかして「もう終わりにしましょ」とまでなったんだけど、
否定、抵抗、駄々こねて、彼女を説得して、もうとにかく熱意を伝えて、
結婚まで至りました。
今や彼女の下僕です。
作者からの返信
@chukkichukichuki58さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
さすが鋭いツッコミです。結愛さんの心情は当人にしか分からないので、なにが正解かも今は分かりませんけれども。
おおお、熱いお話をありがとうございます。
どんなことでも絶対に失敗しないってことはないので、リカバリーの機会は欲しいですよね。
間違えてもやり直せばオッケーだし、と開き直る輩がいなければ、それで万事丸く収まるはずですね。
しどろもどろとはこのことか。話は進んでいるようでいて、同じ所を辿りたいのか戻りたいもか。中洲川くん。多分、賀屋からもショックだったんだねと言ってほしかったのかな? ハンカチを俺も借りたいと。なにがあったかは、民間では厳しいかも知れない。病院と警察ですよね。それで衣類を着ていて裸足だったそうですが、その場合、婦人科に駆け込むと着ていたものを全て回収されるそうです。検査するのでしょうね。それと証拠。女って悲しいかな。子どもを産む喜びもあるけれど、愛してもいないひとや愛が分からないひとだと、幸せから遠のいてしまう。パフェってものにもよりますが、冷たくなかったのかな? 娘にパフェをあげるととても喜びます。これでは、やけ食いだよね。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
中洲川さんは過去の自分を悔いて、他者の心の機微を常に感じ取れるように、正しく応じられるように心がけるようになったみたいです。
そうしたところで、肝心の結愛さんが彼のところへ戻ることはないとも理解した上で。
結愛さんは監禁場所から出て、すぐに警察官に見つけられたようです。それから病院で検査を受け、当人の証言しているとおりに身体への危害はなかったと確定しました。(監禁したことそのものを除けばですが)
パフェはアイスクリームが入っているので冷たいですね。賀屋さんはまさにやけ食いしていると思われます。