第1話の最後の文が良いです。テンプレの良さを感じさせつつ、随所に独自さや謎が香っていて、惹きつけられました。
王道を貫くことはどんな分野でも難しいことです。それをこのボリュームで貫き通せたことは作者様の力量あってのことです。意外な展開もあり(それも王道なのですが)、最後まで読ませてくれます。王道はステレオタイプとは異なります。構成は難しく、また、近道はありません。ヒストリカルロマンス好きな方はご満足いただけると思います。