私は常々思うことがある

やあ

第1話 言葉とは

「言葉」

これを聞いて、あなたは何を想像した?ある人は他者と意思疎通を図るための手段、ある人は人と人の魂を繋ぐための魔法、なんてメルヘンチックなことを考える人もいるだろう。価値観は人それぞれ、だから考えなんて無限に溢れ出てくる……いや無限は言いすぎたな。

私が考える「言葉」というのは「魔法」だと考えている。……え?さっきメルヘンチックってバカにしてた回答じゃんって?そこは目をつぶってもらうとしよう。

なぜ私が、言葉は魔法だと思うのか。それは言葉の「形」は如何様にでも変わるからだ。

例えば、君の目の前にテストで赤点をとって落ち込んでいる友がいるとしよう、君はその友に「大丈夫、次は必ずいい点数が取れるよ。」と言うとする。ここで、君が言った言葉について分析しよう。「大丈夫」、「必ず」、「いい点数」、こんなにもプラスな言葉が着いている時点で、君が友にはなった言葉は気持ちが明るくなる魔法の薬にでも変わったと言ってもいいだろう。そしてそれを受け取る友は、その薬を飲むことで(その言葉を聞くことで)前向きになれるだろう。別の例として、某名探偵はこんなことも言ったり言わなかったりした。「言葉は刃物」と。これはその通り過ぎて逆立ちするレベルだよ。

言葉は時に人を傷つけるものでもある。近年話題となっているSNSによる誹謗中傷、それにやる自殺。「死ね」「消えろ」「カス」「お前なんか」「ブス」といった、きたなーーーい言葉たちは伝える相手に届いた頃には、殺傷能力の高いナイフに変わっていることでしょう。それを1人から1回ずつ、ではなく、何百何千何万というもの達から何度も刺されるわけです。そりゃ死にたくなりますよ。まぁ人によりますが。

だからこそ、言葉は魔法なんです。様々な形に代わり様々な恩恵をもたらす、これは魔法と言えるでしょう。この魔法を使えない人ももちろん居ます。しかしそんな彼らにも魔法が使えるよう人々は手を取り合い協力していた。そこでも魔法は使われているのです。なんなら国内だけでなく、世界中が魔法で溢れている。勇気、元気の魔法で溢れる国もあれば、絶望、残酷な魔法で溢れる国もある。光があれば必ず影はできますからね。国によって違う魔法だが、言葉という系統であることには変わりないため、異国の魔法を覚え、魔法を通して人は成長を重ねてきた。言葉は、時に人を殺め、時に人を救う魔法になる。扱いムズすぎるっぴ。あ、だから国語っていう授業があるんでしょうね。現代の文の形を覚えることで言葉の凶暴性を抑え、古来の言語を学ぶことで、言葉の意味、本質を理解することで、使い方を学ぶ、って言うのが目的なのかは知りませんが(鼻ほじ)

てなわけで、言葉という魔法を正しく使うことが、人には必要だと思いますた。それではまた。

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