あとがき&キャラ紹介(ネタバレあり)

 今作のテーマは「追放聖女」「身代わり」……でしたが、追放要素はどこへやら。

 近況ノートにも書きましたが、本作は処女作を書く前にあれこれこねまわしていた物語がベースになっています。どうやってもまとめることができず放棄した話でした。まさか5年たって再会することになるとは。


 ただ、本当にね、アスターがこんなに変態になるとは私も思いませんでした。原案のアスターは生真面目騎士で、魔女とバディを組むことに葛藤を見せていました。

 このお話とは正反対ですね。今作のアスターなら大喜びでバディを組むというか違う意味で組み敷k(自主規制)


◆カイエ……魔女。黒髪ストレート、赤い目、瞳孔縦長、とんがった耳。描写入れ忘れていますが、前髪はパッツンです。見た目は二十歳くらいだけどだいたい百歳。アスターを助けた時に自身の魔力の源である竜のうろこを失う。以降、魔力のほとんどを失い、かつ残った魔力もどんどん零れ落ちていく状態になっている。アスターに恨みは抱いていない様子。両親と兄、姉がいる。関係は良好。

本作では一番まともな性格をしている気がします。


◆アスター・ヴェンデール……聖騎士。金髪碧眼イケメン侯爵家の次男独身二十五歳。バルディアの聖騎士団第一隊長に昇進したタイミングで聖女の神殿警護の責任者に就任した。そこでカイエに再会したのは偶然だが、そのせいでおかしくなったともいえる。十歳ごろ、子犬に変えられるという呪いにかかり、カイエに解呪してもらった過去がある。犬化の呪いは解けたはずなのに、カイエの忠実な飼い犬になってしまった。鼻が利く。人には使えないような魔法も使える。カイエへの執着心が度を越しているため、カイエ本人にはドン引きされている。

原案では生真面目騎士でしたが、今作ではりっぱな変態になりました。


◆セレス……カイエの姉。魔女だけど聖女。銀髪銀眼。バルディアの王様と恋に落ちた際、魔女だと外聞が悪いので聖女と偽って三百年。子孫を守るために今なお聖女としてバルディアの王都で結界を維持しているが、性格にも生活態度にもかなり難あり。推しのためなら妹に大切な任務も押し付けて出かけちゃうタイプ。家族ラブ。

この人も原案ではもう少しマトモでした。


 世界観は細かく設定しましたが「別にいらないのでは?」という気がしています。いろいろ書いたせいでわかりにくくなったかもしれません。5年前に書き上げられなかった作品、これにて供養!


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身代わり聖女ですが、私の正体に気付いた護衛騎士がいきなり求婚してきた 平瀬ほづみ @hodumi0125

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