第50話知らない人が隣に居たら?

やがて孝と雷子は結ばれた。ナオミの妹・・・。

 そう思うだけで雷子を愛せた。

「不埒な男・・・。」ナオミの言葉が過ぎる。

結構な想像だけで、半日は暮せた。お目出度い男だ!

 ナオミは独りで行動しているが、寂しくはないのか?

行ったことも無い異国の空の下で、呼吸をして、食事をして、眠りに就く。

 知らない部屋で、朝起きたら誰か知らない人が隣に居たらどうするんだろう?

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