第43話愛を持って命を助ける

怪我を治すと言えばおこがましい、愛を持って命を助ける!

 時には身体を投げ出し、愛する人の為に必要とあらば、日本で違法の麻酔を用いる。

ここは、ブラジル・・・。

 机上の選択なんてやってられない! 

命の凌ぎ合いばかり見せられてここはブラジルなんだわ!と気付く事数百回はあったかな・・・。

 いつしか頬杖を付いて日本に残した雷子と義母の和美、元夫の孝を思い出していた。

「ナオチン! どうしても行くのか?」メガネの奥が潤んでいた様な・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る