第6話 寂しがり屋のエルフ

 ラミィに連れられて、一階へと降りていく。乗っているエレベーターは、出勤するときに使っているのとは逆方向のものだ。


 ほんの十数秒のあいだ……ふと、彼女のことが気になった。いつも浮遊しているのに、ここでは立っているんだな……。どのような原理で浮いているのかというのも気になるが、それよりもこうして並んで立っていると、ただのコスプレをしている女の子に見える。露出が激しいけれど。


 エレベーターの扉が開く。おや……ここはミーナがいたエントランスとは、だいぶ様子が違うな。受付もなければ、寛げるスペースもない。清掃は行き届いているものの、本当にただの通用口という感じだ。


 「ほら見て、風太クン!」

 「ん?」


 外へ出ると、前方で噴水が飛沫をあげて、優雅にその形を変えていた。水が澄んでいて綺麗だが、彼女が見て欲しいのは……多分、これじゃない。

 なぜならその先には……出社してきたときとは比較にならないほど大勢の異人たちが、そこかしこで活動していたからだ。


 「うわぁ、すごいなぁ……」

 「ここがアタシたちの住む街よ。あとで案内してあげるわね」


 広い往来が縦に伸び、ロードサイドに林立する建物の数々。その景観からして、どうやらここは商店街らしい。軒先で掃き掃除をしたり、呼び込みをしたり……親子連れの姿もある。


 見れば見るほど、人間と変わらない生活風景に、風太は安堵と確信を得ていた。やはり彼らは……根っこでは自分たちと同じ生き物なのだ。言葉が通じて意思が通じない道理はない。きっとお互いに、相手のことを知らないから怯えているだけだ。


 ……いつか自分が、人間と異人を繋ぐ架け橋になれたら……。それは遠い目標のように思えるが、決して実現不可能ではないはず。

 そのためにも、まずはこれから会うお客さまに誠心誠意向き合って、異人に対する理解を深めていかなければ。


 しかし……エクレールさん、だったか。エルフ族の女性ということだが、確か年齢が九十一歳だったんだよな。失礼ながら、よぼよぼのおばあちゃんが思い浮かんでしまう。なんだか訪問介護に向かっているような心持ちだ。

 できれば優しい人だといいな。そんなふうに想像を膨らませながら、マンションへと続く道を歩いていった。



 「エルフ族のフロアは、二階だからね」


 そう言ってラミィがエレベーターのボタンを押す。


 「種族ごとに分けられてるんですか?」

 「そうよー。三階が天使族、四階がオーク族、五階がドワーフ族……って具合にね」

 「それにはなにか理由があるんですか?」

 「んー、あるにはあるけど……」


 いまいち歯切れの悪い言葉と共に、エレベーターへと乗り込む。


 「お隣さん同士の種族が違うと、色々と厄介ごとが出てくるのよ」

 「……相手が気に入らない、という?」

 「そうそう。例えばエルフ族は獣人……オーク族、ウェアウルフ族なんかを毛嫌いしてる人が多いわ」

 「確かに、今からお会いする方もそうですね」

 「みんな仲良くしてくれるのがいちばん良いんだけど、なかなかそうもいかないのよ」


 みんな仲良く、か。そういえば……規則にもこんな条文があった。


 『お互いに表面上は仲良くすること!』


 考えてみれば、仲良くすることをルールで定めるというのも、おかしな話だ。いったいなにをもってして、個人同士の仲が良いと認定するのか。

 もしルールの規定者……社長の主観だとしたら、それは押しつけられた役柄に過ぎないし、住民も反発するだろう。

 お互いの関係性を正確に測るための物差しがあれば、誰も苦労しないのだ。


 いや……だからこそ、『表面上は』という言葉が添えてあるのか。

 誰にでも、相手の好き嫌いやウマの合う合わないはある。しかしこの狭いコロニー内では、ときには関わらざるを得ないこともあるだろう。この文言はそんな住民の感情的な部分を否定せずに、社交辞令をほどほどに、争いは控えてくださいと言っている。


 全員と打ち解けることを強制されるのは、あまりにも息苦しい。しかしお互いに無関心でいてもいけない。この小さなコミュニティの連帯は、そういう微妙なバランス感覚の上に成り立っている。そしてそれは、指導者……社長の絶対的な威光があってこそ、初めて効力を発揮するのだ。


 ……なんとなく、社長の意図が見えてきた気がする。初めは無茶苦茶だと思っていたが、あのルールにはそれぞれ、きちんと意味があるのだ。人間からすると横暴に見える条文も、全てはコミュニティの秩序を維持するため……か。


 どんな人なんだろうな、社長って。面接にも現れなかったし。ここで働いていれば、いつかは会う機会はあるはずだけど……いや、それよりも今はお客さまか。


 「えーと、この部屋ね」


 廊下の端まで来ると、眼前の部屋番号を確認して、ラミィがこちらに一瞥を送る。


 「じゃ、呼び鈴押すわよ」

 「は、はい」

 「もー、そんなに緊張しないで。相手も若い女の子なんだから」

 「……若い女の子?」


 ピンポーン、と間延びした音がうっすら鳴る。するとインターホンから、確かに若い女性らしい、裏返った声が聞こえてきた。


 「は、はいっ。どちらさまでしょうかっ」

 「こんにちは〜。管理会社、広報部のラミィと申します。今後のコロニー内でのご生活を支援させていただくにあたって、ご挨拶に伺いました〜」

 「あっあっ、今開けますねっ」


 ほどなくして、ドアのロックが解錠された。お邪魔しまーす、と上がり込むラミィに風太も続く。

 彼女の今みたいな挨拶を、早いところ流暢にできるようにならないとな。先輩があれこれ世話を焼いてくれるぶん、後輩には多くのことを学び取る義務がある。


 ところで……こうして浮かんでいる姿を後ろから見ると、お尻から伸びた鞭のような黒い尻尾がとても気になった。ちょうど人間でいう尾骶骨から生えているそれは、カーボンのような光沢を持っており、他の皮膚とは明らかに質感が異なっている。

 通常、生物の尻尾というのは、感覚器官の一つとして存在している。であれば、妖魔の……彼女のそれもまた、大事な器官なのだろう。どのような役割を果たしているのかは分からないが。

 ……触ってみたい。そんないけない欲求が、ムラムラ……いや、ムクムク……いやいや、鞭のような尻尾だからムチムチと……湧出してくる。ちょっとだけなら……そう、先っぽだけなら大丈夫。これは異人のことをより深く理解するための、知的探求なのだ。そんな無理筋な言い訳で自分を納得させ、彼は煩悩の赴くままに手を伸ばし……コブのように膨らんでいる先っちょを、握りしめた。


 「きゃ……ぁんぅ♡」

 「お……?」


 なんか色っぽい声が出た。そしてこの先っぽの触り心地。力を加えると、ゴムのようにむちむちと形を変えて反発し、かつひんやりしていて大変に気持ちが良い。新感覚、未知の体験。癖になってしまう……一生続けていられるぞ、これは。むにむにむにむに……。


 「あっふぅぅぅんん♡」


 ……まあまあデカめの喘ぎ声で、ちょっとだけ我に返る。自分でやっておいてなんだが、そんな声を出されると、こっちまで恥ずかしくなってしまうじゃないか。


 「エヘヘ……」


 気まずさや所在なさをごまかすために、ヒトはつい笑ってしまう生き物だ。風太は今、目が垂れ、鼻の下が伸び、口が曲がった、とてつもなくだらしない顔をしていた。だがしかし、手に込められた力はしっかり緩めずにいる。


 「あぅ♡ おぅ♡ んぐぅぅぅぅ♡」


 ついでに手動ミキサーの要領で引っ張ってみると、これまたものすごく……下品な声が出るわ、出るわ。ぐい、ぐいというリズムに合わせて、 ピク、ピクとお尻が震える。ここまで来ると、やめようにもやめられない。変なキノコを食べて起きた発作のように、エヘヘ、エヘヘとにやつきながら、延々とその動作を繰り返す。


 「せ……」


 そこで微かに、聞き慣れない声が届いた。なにを隠そうそれは、今まさに彼らを迎え入れようとしていた部屋の主のものに違いないわけで。そして彼らの様子を絶句して見つめていた末、ようやく絞り出したものなわけで。


 「あんっ♡ ど、どうも~ぅんほぉ♡」


 こんな状況だというのに、ラミィは必死で営業スマイルを作っている。これがプロ意識か……。


 「せ……せ……」


 そう感心したのもつかの間、ぶるぶると震えていた部屋の主……エルフ族の女性は、不穏に言葉を繰り返し、そして……。


 「性犯罪者さんです~~~!!!」


 マンション中に響き渡るような、けたたましい叫び声をあげたのだった……。



 「大変申し訳ありませんでした」


 正座させられた風太は、深く頭を下げた。テーブルに額を擦り付けまくった。

 彼の向かいには、二人の女性が険しい顔をして彼を見据えている。片方は真っ赤に頬を膨らませ、もう片方は幽霊のように青白い。

 なにを隠そう、風太は彼女たちにこってりと絞られている最中だった。


 「尻尾の玉をぐにぐにするなんて、有り得ないことなんだからね!?」

 「はい」

 「サイテーです」

 「はい」


 うなだれながら、耳に痛い説教、もとい責め苦を甘受する。今回に関しては十割こちらに非があるので、なにも言うことができない。ただただ嵐が過ぎ去るのを待つべく、身を縮こまらせる。


 「全くもう、本当にしょうがないんだから……!」


 ただ、ラミィの態度を見るに、どちらかというと怒りよりも恥ずかしさのほうが、彼女の心中では勝っているのかもしれなかった。非難の色を強く示しているのは、むしろ目撃者である彼女のほうだ。


 「サイテーです、サイテーです、サイテーです」

 「面目次第もございません」


 目の前の少女……エクレールに向かって、再び頭を下げる。彼女はというと、ただひたすらに軽蔑のまなざしでこちらを見続けていた。 

 大切なお客さま、寄り添うべきお客さまからの第一印象としては、考えうる限り最悪のものを与えてしまった。取り返しのつかない失態だ。


 「……次はわたしですか?」

 「はい?」


 エクレールは己が身を抱きしめるようにして、ヒステリックに問いかけた。


 「ラミィさんで気分を高めてから、本命のわたしを犯すつもりだったんですか!?」

 「断じて違います!」

 「ひ、けだもの……」


 彼女の目にはうっすら涙と、恐怖の色が見え隠れしている。

 ところで、性犯罪者よりも、けだものと呼ばれるほうが傷つくのはなぜだろうか。それは人間扱いされていないからかもしれない。


 「まさか風太クンが、こんなにエッチな男の子だったなんてねぇ……」


 ラミィは尻尾をさすりながら、遠い目をしている。


 「そんな……ちょっと尻尾に触れただけじゃないですか!」

 「キミの触り方はちょっとの域を遥かに超えてるの! それに尻尾の先っちょのトンガリは……その……性器みたいなものなのよ!?」

 「せ、セイキ!?」


 セイキって……おっぱいとかお尻とかのセイキ?  あのぐにぐにしてたのが?


 「……強姦魔」

 「その言い方はやめてくださいお願いします」


 生まれてこの方、こんなにもよってたかって、女の子たちにボロクソに貶されたことがあっただろうか。いくら自業自得とはいえ……辛すぎる!


 「まあ減るものじゃないし、別にいいんだけどさ……」

 「ダメですよラミィさん、そういう委細うやむやにするような赦し方は」

 「でも、風太クンだって優しそうに見えて、不利と見れば逆上してくるかもよ?」

 「むぅ、それもそうですね……。ではここは一旦、温情措置を取って、後日改めて当局へ抗議に参じることにしましょうか」


 なにやら穏やかではない会話が繰り広げられている。ここぞとばかりにラミィも酷いことを言ってるし。なんだよ逆上って……そんなに見境ない男と思われているのか、ショック。 


 「って、ちょっと待ってください。当局へ抗議というのは……」

 「ええ、本社への苦情申し入れです」

 「それだけは勘弁してください!」


 再三、勢い良く頭を下げる。ゴン、とテーブルが揺れた。


 「なんですか、今更。見苦しいですよ」

 「お願いします! 本社への報告だけは、何卒……!」

 「そんなふうに頭を下げられても、困ります」


 なんだこの状況。勤務二日目にして、とんでもない修羅場を迎えてしまっている。


 「エクレールちゃん、アタシは平気だから。それに風太クンは……まだ入社したばかりの新米なの。大目に見てあげて」

 「……へぇ、新人さんなんですか」

 「左様でございます!」

 

 入社早々に性犯罪がどうとかいうクレームを入れられたら、どうなるだろう。彼女の言い分をそのまま受け取られたとしたら……訓告、懲戒、果ては解雇、か……。こんなみっともない理由で辞めさせられたなんて、親どころか月子にも言えないな……。


 「ラミィさんが平気でも、わたしも精神的苦痛を受けてますからね。生々しい婦女暴行の現場を見せつけられた、当事者そのものです」

 「うっ……」


 風太とラミィは、揃って苦い顔をした。

 ……どうして彼女まで、そんな申し訳なさそうな表情をするのだろうか。


 「そ、それならアタシも同罪よ!」

 「どうしてですか。ラミィさんは被害者でしょう」

 「それは……えっと、その……場所が場所なだけに、つい感じすぎちゃったというか……」

 「か、感じ……!?」


 エクレールは、信じられないものを見るような目で、頬に手を当てて照れているラミィを見た。それと全く同じ目を、風太もしていた。


 「人前でああいうことされると、抵抗する気が失せちゃうというか……って、なに言ってるんだろアタシ……」


 身体をくねくねさせながら、顔を赤らめるラミィ。これはこれで色っぽい。 


 「……あー、もしかしてお二人、そういう関係だったんですか」

 「一応訊きますけど、そういう関係とは」

 「ですから、その……所構わずに発情してしまう盲目なカップル、ということなんでしょう?」

 「別に発情していたわけではないですけどね」


 ジッ……と、両者を見定めるエクレール。そして大きなため息を一つ、ついた。


 「お二人がお付き合いをしているなら、わたしが目撃したのは、ただの恋人同士の馴れ合い、ということになります。つまり、あなたを性犯罪者として告発する根拠も、精神的苦痛の原因も喪失します」

 「はぁ……」

 「ですから、今回の件は不問……というより、元からなにもなかった、ということになりますね」


 エクレールはそうまとめると、背筋を伸ばしたままだった姿勢を崩した。強張っていた表情も、幾分か和らいだように見える。

 ……なんだかなし崩し的に決着した観があるが、彼女はこれで良いのだろうか。なんだかんだで赦してくれた……のかな。


 「さてと……それで、あなた……風太さんが、わたしの担当についてくださるんですよね?」

 「えっ、なんでそれを?」

 「ここへ入所してすぐに、そういう説明がありましたから」

 「でもボクは、たった昨日から勤め始めたばかりで……」

 「ラミィさんが担当なら、新人のあなたを連れてくる理由がないでしょう」


 エクレールが心得顔でそう説明してみせると、ラミィも慌てて補足する。


 「そ、そうそう。話題が明後日の方向にずれちゃってたけど、今日アタシたちはそのことについて話をしに来たのよ」

 「ええ、よろしくお願いします。込み入ったお話になりそうなので、お茶を用意しますね」


 そう言ってエクレールは席を立つと、一分も経たないうちにトレイを持って戻ってきた。ステンレスのケトルと、カップが三つ、それにティーバッグだ。


 「ここに来てからずっと、話し相手がいなくて寂しかったんです。だからお二人がこうして訪ねてくださって、とても嬉しいです」


 彼女は胸に手を当て、伏し目がちにそう言った。


 「エクレールちゃんは転生してから……十日ぐらいだったわね。今ここにいることの実感、みたいなものは出てきた?」

 「はい、なんとか。ここでの生活にも、それなりに慣れましたし」

 「そう、良かったわ。ここにいる限りは安全だから、なにも心配は要らないわよ」

 「そう言ってくださると心強いです」


 風太は黙って彼女たちの会話を聞いていた。

 ……エクレールは、今でこそ落ち着いた様子でいるが、被保護者要録に『保護時に激しく取り乱していた』とあった。勝手の分からない自分が下手なことを言って、彼女の弱いところを刺激してしまっては洒落にならない。話の取っ掛かりを得るのは、場慣れしているラミィに任せるのが良いだろう。


 「お湯を沸かしますね」


 おもむろにケトルが空中に浮かび上がった。

 ……浮かび上がった!?


 「け、ケトルが……浮いてる……」

 「これは空間魔法よ、風太クン」

 「へ、へぇ~」


 驚くのもつかの間、ケトルからはあっという間に蒸気が出始め、空中をゆっくりと移動し口を傾けると、それぞれのカップにお湯を注いでいく。


 「す、すごい……」

 「こういうとき、普通は火魔法を使うものだけど、空間魔法を分子に作用させる手法は、エルフ族ならではね」

 「残念ながら、紅茶の味までは変えられませんけどね」


 風太とラミィの前に、ティーバッグで色づき始めるカップが差し向けられる。


 「じゃあ、アタシはお茶菓子を出すわね!」


 ラミィは意気揚々と懐をまさぐった。そして出てきたのは……。


 「はい、濡れせんべい(濡れている)よ」

 「ちょっと待ったぁぁぁっ!」


 これはいけない。これをスルーしてはいけない。絶対に。


 「どうしてよりにもよって、そんなものを!?」

 「なによー、濡れせん美味しいじゃない」

 「濡れせんはボクも好きですけど、あなたが出した濡れせんべい(濡れている)は、倫理的にまずいものなんです!」

 「不味くないもん、美味しいもん! ほら、食べてみなさいよ!」


 ずずいっとラミィが濡れせんべい(濡れている)を押しつけてくる。


 「あ、あ、濡れてる……!」

 「当たり前でしょ!」

 「い、嫌だぁぁぁっ!」

 「いいから食べなさい!」


 ギャーギャーと騒ぐ二人を、目を丸くして眺めるエクレール。それは独りぼっちだった彼女にとって、ひどくおかしな光景だった。

 だが……そんな彼らの毒のないやり取りが、なんだかとても楽しくて。いつの間にか彼女も笑っていた。

 それはこの世界に転生してから、初めて見せた笑顔だった。

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