■会話内容記録書壱 より抜粋

日本支部観測員■■■ ■■■(以降観測員と記述):はじめまして、あなたが■■さんですね。

感染者■■ ■■(以降感染者Aと記述):そうです。貴方は誰ですか?

観測員:私は警察の者です。簡単な取り調べを行いたいと思いますのでご協力をお願いします。

感染者A:またですか。先日も取り調べを受けましたが。

観測員:すみません、決まりなので……では■■さん、人類滅亡の日について教えてください。

感染者A:分かりました。あれは6月の半ば、雨が酷かった日です。僕は神様に会ったんですよ。

観測員:神様ですか。相手がそう名乗ったのでしょうか。

感染者A:いいえ。でも見た瞬間に分かりました。この方は神様なのだと。

観測員:はあ、なるほど。それで?

感染者A:神様は僕に教えてくれたんですよ。今年の夏、7月14日に、人類が滅亡するって。

観測員:なるほど。何か根拠はあったのでしょうか。

感染者A:神様がいう事に間違い何てある訳が無いでしょう?

観測員:そうですか、しかし……一つよろしいでしょうか。

感染者A:なんですか?

観測員:今日は7月××日です。14日はもう過ぎています。

感染者A:ぁ

観測員:■■さん?どうしました?

感染者A:ああああああああああああああああああああ。(以下、類似した不明瞭な言葉を30秒間続ける)

感染者A:そうだそうだそうだそうだ私は僕は俺は我々はそうだそうだそうだそうだ。

観測員:■■さん、聞こえますか?大丈夫ですか?

感染者A:思い出した思い出した思い出した思い出した思い出した思い出した。

観測員:くそ、警備、取り押さえてくれ。

感染者A:我々は(以下、10秒程機械音声のような甲高い音)

感染者A:ここではなかった(以下、沈黙。観測員の問い掛けにも応答なし)


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怪異レポート「人類滅亡の日」 @kurohituzi_nove

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