第51話付録2・伽藍堂の骸骨たち案内の追加
レベル六
アロハ
妖精女王の骸骨。身長三百十センチ~十五センチに変化できる。
背中に煌めく大きな羽が四枚あるのだが、鎧の中に隠れてしまい見えない。
体から発生する妖精紛は改変の能力があり、振りかけられれば死者は蘇生し、生者はエルフに進化し、愚者を天才にし、天才は真理を知る。
逆に天才を愚者にし、忠臣を裏切らせ、百年の恋を冷めさせ、ワインを水に変えることができる。
登場時、デッカイほうがインパクトがあるだろうと最大の姿で登場したらそこからタカシが引きこもり生活に入りダンジョンに行かず、登場機会を失う。姫がその小さい体を利用しタカシの寵愛を受けている光景を見てショックを受け、なぜインパクト勝負に出たのかあの時の自分! 殺したい! と、かなり後悔している。
アオジロ
終末を呼ぶ第四騎士の騎馬の骸骨。体高は五メートルを超える。
疫病と獣をつかさどり、世界の四分の一を滅ぼせる力を持つ。
しかし疫病の力を使うとタカシも病気になってしまうし、獣はタカシの父親が獣の毛アレルギーのため使うことができず本来の力のほとんどが封印されている。
自分はタカシの騎馬であり、別にアロハの騎馬ではないのだが、一緒に登場する際にインパクト勝負で一緒に出たほうが強かろうと一緒に出たらニコイチ扱いが多く後悔している。
シロジロに名前がかぶるとチクチク文句を言われ、少しヘキヘキしているがタカシにつけてもらった名前を至高だと思っているので変えるつもりはなく、シロジロが改名すればいいと思っている。
レベル七
セン
生命が次の段階に進み、宇宙外での活動を開始するのを見守る地球外生命体の骸骨。身長百五十センチ。
1947年にちょっと居眠り運転をして事故を起こし人種に鹵獲された時は焦ったが、それ以外は順調に任務をこなしていた。
タカシが望むなら宇宙の真理から世界を破滅させる兵器、全人類が不老不死となる術、冥王星まで二秒で移動できる宇宙船の作り方など色々教えられるのだが、きいてくれないので教えられない。
種族的に個が全で全が個の群体生命体であり、セン一人がタカシに召喚されたわけではなくセンに連なる七万二千の骸骨がタカシの配下となっている。
空中元素からあらゆる兵器を作り出せ、一瞬で武装できる。
一人でもダンジョンを崩壊させられる兵器を持つ七万二千の兵隊を瞬時に召喚できるのだが、タカシがそれを望んでいないの雰囲気なので今はまだ封印している。
人類の守護者であったがタカシと出会い、もう地球人類はタカシ一人が生き残れば、どうでもいい気分になっている。
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