日常と夢を両立する朗読Youtuber奮闘記

第5話 WEILOの魔法

　風邪からなんとか回復し、再び活動を再開することができました。ガラガラ声だった喉も元に戻ってきたので、朗読の録音をすることにしました。納得いくまで何度も録り直しを繰り返し、さらに収録音源から字幕をつけたかったのでノイズ除去にもこだわりました。今思い返すとリテイクに時間を費やしたこの作業が一番、根気が入ったかもしれません。

　そして次に、メンター様から教えていただいた動画編集ソフト「WEILO」の使い方についてご紹介します。これを使いこなせれば、私の創作活動もさらに充実したものになるはずです。

　まず、WEILOをダウンロードしてインストールします。iPadのApp Storeから簡単にダウンロードできます。インストールが完了したら、アプリを開いてみましょう。初めて起動すると、チュートリアルが表示されるので、これを一通り見ておくと基本的な操作が理解できます。

○WEILOの基本操作

　1. プロジェクトの作成

　アプリを開くと、【＋新しいプロジェクトを作成】というボタンがあります。これをタップすると、新しいプロジェクトを開始できます。プロジェクト名を入力し、動画の解像度やフレームレートを設定します。私の場合は、YouTubeにアップロードするためにアスペクト比（16：9）で、フレームレートは《30fps》を選びました。ちなみに、これはデフォルト設定なので、何もいじっていません。

　2. メディアのインポート

　プロジェクトを作成したら、まずはiPad内の画像や音声をインポートします。左上のファイルアイコンの【My】をタップして、使用したいメディアファイルを選びましょう。これで、画像や音声がタイムラインに追加されます。

　3. タイムラインの編集

　タイムライン上では、ドラッグ＆ドロップでメディアファイルを移動させたり、トリミングして長さを調整したりできます。WEILOの直感的なインターフェースのおかげで、操作は非常に簡単です。左端の縦のメニューバーにある【エフェクト】をタップして、必要な箇所に効果を追加したり、挿入することもできます。

　4. オーディオの追加

　朗読動画には、朗読音源だけでなく音楽も欠かせません。左端の縦のメニューバーから【オーディオ】タブをタップして、音楽ファイルを追加します。右端のサイドバーの編集から、音量の調整も簡単に設定できます。

　5. テキストの追加

　WEILOでは、テキストを動画に追加することもできます。「テキスト」タブを選択し、表示させたいテキストを入力します。フォントや色、アニメーション効果も豊富に揃っているので、自分のスタイルに合わせてカスタマイズできます。

　また、録音した音声から字幕をつけたい場合は、ファイルからインポートしてタイムラインに追加した録音音声のクリップをクリックして、右端のサイドバーの【…さらなる機能】ボタンをクリックして、【自動キャプション「T」】を押し、流れに沿ってボタンを押していくと文字起こしを自動でしてくれる便利な機能ですが、録音音声のノイズ除去がしっかりできていないとフリーズしてしまうこともありますので、要注意です。

　6. プレビューとエクスポート

　編集が完了したら、【▶︎再生】ボタンをタップして、完成した動画を何回も確認します。問題がなければ、右上の【抽…る】(→抽出する）ボタンをタップして動画を保存しましょう。WEILOでは、YouTubeなどのSNSに直接アップロードする機能も備わっています。

　WEILOの使いやすさに感動しながら、とうとう短いですが朗読動画を作成できました。自分の声を録音し、イラストや音声やBGMを組み合わせ、エフェクトや音楽を追加することで、まるでプロが作ったような動画に仕上がりました。

　これで、私の創作活動もさらに充実したものになるはずです。

次回は、完成した動画をYouTubeにアップロードする過程についてお伝えします、どうぞお楽しみに！

（こぼれ話）　

　私のつたない文章ではWEILOの魅力を説明しきれないので、1ヶ月契約で私のメンター兼オンライン指導をしていただいた先生がYoutubeの『イナゾーギミックiPad講座』というチャンネル名で説明動画を公開していますので、WEILOの魅力を余すところなく知りたい方は、ぜひ視聴してみてください。