過疎の町を救うのは妖怪!? ユニークで笑えてちょっと切ない町おこし!
- ★★★ Excellent!!!
過疎の町を救うために“あやかし”を作る!? これ、最初に聞いたときは、どうなるんやろうって興味津々やったけど、読んでみたら想像以上におもろかった!✨
地方の過疎化問題を背景に、SNSや動画投稿という現代的なツールを使って町おこしに挑む物語。「妖怪や幽霊を観光資源にする」というアイデア自体がユニークで斬新やし、コミカルな展開が多くて最後まで飽きることなく読めました。でも、この作品はただ笑えるだけじゃなくて、キャラクターそれぞれが抱える悩みや葛藤が丁寧に描かれていて、読んでいるうちに自然と応援したくなるんよね。
登場人物の中でも特に印象に残ったのが、町役場の職員・岩戸さん。冷静でプロフェッショナルやけど、どこか怖い一面もあって、彼女の存在が物語全体を引き締めてる感じがしたわ。そして、幽霊“ひゅるりおに”のキャラクターも魅力的。幽霊として人を驚かすだけでなく、SNSで注目を集めようとする姿が愛らしくて共感できる。人間味あふれるキャラで、読者に寄り添うような存在になってたのが良かったなぁ。
この作品の魅力は、地方の問題を描きつつ、重すぎない軽快なテンポで話が進むところ。SNS文化や承認欲求のテーマも盛り込まれてて、読後には「笑い」だけでなく、ちょっとした「考えさせられる」気持ちも残る。しかも、ファンタジー要素と現実的な課題がうまく絡み合ってて、物語に厚みがあるねん。
ラストに向けての展開も見どころ! ネタバレはできへんけど、最後には「あー、良かった!」って温かい気持ちになれること間違いなしやで😊✨
コメディ、ファンタジー、そしてほんのり心に響くストーリーを探してる人に全力でおすすめしたい作品!ぜひ、「あやかしをつくろう!」を読んで、ユニークな町おこしの旅に出てみてくださいね!📚💕