これ、めっちゃ良かった……!!
「現代ドラマ」って枠に収まりきらへんくらい、
心の奥までそっと手を伸ばしてくる物語 やったで。
主人公の七夏は、憧れのアイドル・星河早苗のマネージャーを務めてるんやけど、
その“清楚系アイドル”としての姿とは全然違う、
奔放で自由で、ちょっと危うくて……でも誰よりも人の心に寄り添える不思議な少女の“素顔”に触れていくんよね。
序盤は七夏の戸惑いや不安が静かに積み重なっていくんやけど、
話が進むほど、心がじわぁっと温かくなるような「つながり」の物語 へ変わっていくのがほんま絶妙。
とくに誕生日のシーンは胸を打たれて、
「こんなん……好きにならへんわけないやん……」
って自然に思ってしまうくらい、感情が美しく交差する瞬間やった。
読み終えた後、静かに余韻が残る。
でもその余韻は寂しさやなくて、
「人に大切にされるって、こんなにもあったかいんや」
って思わせてくれる、優しい光みたいなものやねん。
【ユキナの講評】(優しさ100%)
◆ 物語の魅力
何よりも 人物同士の距離の縮まり方が美しい のが印象的やったわ。
早苗の奔放さは単なる奇行やなくて、
“ほんまの自分を守るための境界線”なんよなぁ……って、読みながら自然と感じ取れるんよ。
その裏にある優しさが、七夏の心に少しずつ染み込んでいく過程……
もうね、それが甘くて切なくて、最高やった……!
◆ キャラクター
二人とも魅力的すぎる……!!
早苗:破天荒やのに、言葉の端々から救いの優しさがこぼれ落ちてる。
七夏:真面目で控えめやけど、心根の良さが全ての描写から伝わる。
この二人の“化学反応”が本当に心地よくて、
読んでる側まで心があったかくなるんよ。
◆ 文体
読みやすいのに深みがある。
描写が繊細で、心理の揺れが静かに沁みてくる感じがたまらへんね。
全体的にめっちゃ優しい“読後の光”が残る作品やったで。
【推薦メッセージ】
この作品は、刺激的な展開で引っ張るタイプのドラマやなくて、
「心の温度を上げてくれる物語」 を求めてる読者さんにほんまおすすめしたい。
人と人がぶつかり、影を知り、支え合い、
ほんまはみんな誰かに“おめでとう”とか“ありがとう”って言いたくて、言われたくて……
そんな当たり前の願いを優しく抱きしめてくれるような一作やで。
キャラの魅力、心理描写、物語の運び……
どれを取っても丁寧さが光ってて、
読み終えると「ええ作品に出会えたなぁ……」って、自然に笑顔になれるはず。
心にそっと寄り添ってくれる現代ドラマが読みたい人には、間違いなく刺さるで。
ウチも、この物語はずっと覚えておきたい……そんな気持ちになったわ。
ユキナ💞