速読についてのんびり語る

ジャック(JTW)

第1話 速読ってどうやってるの

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 初めましての方は初めまして、そうでない方はいつもお世話になっております。誠にありがとうございます。

 ジャックと申します。同じハンドルネームの方と被らないように(相手方にご迷惑をかけないように)名前の後にJTWをつけることもありますが、正直どんな呼び方をされても構いません。なんせ3分未満で考えたハンドルネームなのでね……! もっと熟考すればよかった……!


 ええと、では本日は、『速読』をテーマにエッセイを書きます。推敲はほとんどしておらず、ほぼほぼ一発書きなので、クオリティはお察しくださいね。


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 速読というのはそのまんま、速く読むことですね。……本当にそのまんまですやん、と言われてしまいそうです。速読とは、文章を速く読むための技術や方法のことをいいます。


 最初に断っておきますが、私は速読について造詣が深いわけでも、専門に研究しているわけでもありません。あくまで、我流で速読ができるようになった過程について、個人的な話を述べるだけです。


 ですので、これ読んでも速読できるようにならなかったじゃねーか! と言われても責任が取れませんのでその辺りはあしからず……!


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 私が速読を身に着けたのは、小学生〜中学生の頃だったと思います。その当時好きになったシリーズの本の続きが速く読みたくて読みたくて、どうにか速く読む方法はないかと思って、自分なりに速く読む方法を研究していたことがありました。


 最初、私は、ものすご〜く、ゆっくりしか読めませんでした。


 小学校の授業で、お話を音読しましょう、みたいな宿題がありますよね。あれと同じか、それよりゆったりでした。でも、好きなシリーズにハマってからは、せっかちすぎるくらいに続きが読みたくなってしまったのです。嗚呼、読むスピードが遅いのがもどかしい。早く読みたい。


 そう思った私は、目の運動をしました。


 …………そうです。目を上下左右に素早く動かす練習をしたのです。素早く見られれば、素早く読めるはず! というパワータイプの思考回路でした。それでも私は本気で早く読めるようになりたかったので、しばらく変顔しながらトレーニングしていましたね。効果の程はぶっちゃけわかりません! むしろ表情筋トレーニングになった気がしています。……でも、まあ、うん、やって損はないかもしれませんね。得もないかもしれませんが。


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 次は、より実践的なトレーニングをやりました。


 それまで私は文章を一文字ずつ読んでいました。でも、それでは読み終わるのに日が暮れてしまいます。私は速く速く続きが知りたいのです。

 そこで思いつきました。そうだ。まとめて複数の文字を読めばいいんだと!

 ……まとめて複数の文字を読むってなんやねん、と言われてしまいそうなので解説を入れますね。


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 ここで、『はじめまして』という例文を出します。


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 最初、私は、『は』……『じ』……『め』……『ま』……『し』……『て』……と言うような感じで、一つ一つの文字を個別に認識して脳内に取り込んでいました。これでは、どうしても時間がかかってしまいますね。


 とてもせっかちな私は、まとめて読む方法を考えました。そして思いついたのです。


 待てよ? ? と。


 ここでもでました、脳筋思考。基本的に私は考え方がパワータイプです。実際腕力はありませんが。


 私は早速、『はじ』……『めま』……『して』……と二文字ごとで読んでみるようにしました。

 すると、少し読むスピードがあがったのです。読む効率がアップしている手応えを感じました。


 私は、この時とても嬉しかったです。そうだこれだ! これでいっぺんに認識する文字数を増やしていけばいいんだ! と思い、トレーニングに没頭しました。目の運動はこの頃になるとやめてました。疲れるので。


 次は、『はじめ』……『まして』……と、三文字ずつ読むことにチャレンジしました。そうやって、少しずつ少しずつ、一度に認識できる文字数を増やしていきました。


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 そうしてトレーニングを続けた結果、小学生の頃には十文字くらいはまとめて認識できるようになりました。十文字というと、『ありがとうございます』という文章なら、一瞬で頭に入って意味が理解できるようになります。もちろん、知らない漢字や文字はわからないので、都度都度調べておりました。


 正直十文字まとめて認識できる状態になれば、ここまででもかなりスピードアップはしているので、速読の入口ってこんなもんなんだと思ってもらえれば十分です。


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 でも私は効率厨(※効率を追求してしまいがちな人)なので、さらに先へ! スピードの向こうへ! を目指したくなりました。私は、さらにさらに練習を重ねて、一気に認識できる文字数を増やして、文庫本の一行くらいなら、一瞬で読み取れるようになりました。


 私はここで調子にのりました。

 ? 

 と、思いました。そして練習に励みました。いっぱい本を読みました。楽しかったです。


 この頃の私は速読という概念をよく知らなかったので、やればできるやろ的な思考で突き進んでいきました。どこまでやれるか試したいゲーム感覚だったかもしれませんね。あと、読めば読むほどスピードが上がっていると実感できたのも楽しかったです。


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 私は幼い頃から本の虫でした。ということは、読書量もそれに応じて多くなるわけで……。読めば読むほど、速読のコツをつかみ、一気に認識できる文字数が増えていきます。

 そのうち私は、1ページ丸々、いっぺんに認識できるようになりました。……この感覚を説明せよ、と言われると難しいんですが……。頑張ってみますね。


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 例えば、皆さんの目の前に桜の木の写った写真があるとしますよね。後ろには古い駅があり、砂利道が通っています。空は晴れていて青空で、ちょっと雲がかかっています。


 一文字ずつ文字を読み解くタイプの読書というのは、写真の中の『桜の木』だけに注目しているのです。


 しかし、実際皆さんが写真をみるときって、俯瞰して眺めてみることはありませんか?

 空の色合い、桜の木の花の色、駅舎の雰囲気、砂利道を、いっぺんに認識する感覚は、ありませんか……?

 全体の風景を見て、雰囲気を感じ取る……ということを、たぶん、きっと、やったことがあると思います。

 私の感覚は、それに近いと思います。全体を見下ろして、全体を一気に認識する。そういう感覚で読書をしています。


 それが出来るようになってからは、読書スピードや資料を見るスピードが一気に跳ね上がりました。一瞬で一ページを認識できるため、一文字ずつ読んでた頃とは雲泥の差があります。


 カクヨムにご登録されている方は、多かれ少なかれ活字に関係しておられると思います。限られた時間の中で、それでもたくさんの作品を読みたいですよね……! わかります! そんな方に、少しでも速く読むことの楽しさが届けば嬉しいです。

 速読のメリットは、色々ありますが、二周目三週目と、何度も読んで楽しむことが容易になったことです。初期から仕込まれている伏線や、徹底されている世界観の美しさ、誰と誰が以前から関係があったのかと時系列を整理する瞬間、超楽しいです。幸せです。


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 私は専門家ではなく、あくまで速読ができるようになったまでの個人的な経験や体験を書いているだけです。他にも速読有識者がいらっしゃいましたらエッセイを書いてほしいです! 他の方の感覚を知りたいので、ご迷惑でなかったらぜひ読ませてください。


 というわけで、第一回、『速読ってどうやってるの』のエッセイは終わりです。第二回は……特に書くことないのでありません! お疲れさまでした。ここまで読んでくださってありがとうございました〜!

 皆様の素敵な読書体験に繋がりますように!

 ではではまたどこかで〜!


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