ついでに込み上げるものがありました。
派手なことは起こらないのですが、淡々としている日常の中に、ものすごい思いの丈が滲み出ている……、ツナ缶と共に感情が迫りくる……、すごいのくる。
そんな作品です。
毎日毎日メニューを考えるより先にツナ缶を空けてしまう主人公も、一緒にツナ缶を食べる従弟も、登場人物みんなの気持ちが優しくて、ちょっとやるせなくて、でも優しい。
良いものを読ませていただきました。
ぜひツナ缶を用意して読んでいただきたい。おすすめの作品です。
いつか強制的に連れて行かれて吐き散らかして、また泣きながらツナ缶を食べたらいいと思います。