どうせあいびき肉

求めたって何かが混じることはさけられないことを知ってほしい

　純粋な人が好きだと相手に期待する論者（ろんじゃ）がいた。

　どうせ例えに出すのは某四次元ポケットの彼だろうと思えばそのとおりだった。

　こういう時に原作を読んでいるのかどうかとかそれがアニメオリジナルだよと下世話なことを言いたくなるのは論者が中途半端な触れられない人間だったからだ。

　宗教的にあいびき肉なんて食わないだろうけれど思考はあいびき肉だから別にいいか。

　インターネットのかたよった話が八十パーセントで自分の意見はドロドロの側面十九パーセント。

　残りはあまり考えていないか、考えているとしても数字目当て。

　あいびき肉は個人的に好きだ。

　だが文章でみるあいびき肉はありふれているか苛烈（かれつ）な悪口か、触れられない発言をしているのにさみしさを主張する嘘が気に入らなくてね。

　そういった量産されたあいびき肉の日記を毎日見させられた経験がいっそ夕食になればいいのに。

　夫婦喧嘩は犬も食わないがささいな期待は誰も求めていないとやっと知ったよ。

　もう用はない。