修行と思い、修正力と見た事ある顔

第7話

俺は錘のような女を背負いつつ、マッチョジジイの出ていった扉を開けた。


1面に広がったのは見慣れた街道...ではなく、

草木達だった。森。


「...っ!?だっ、誰!?」


耳元から大声が聞こえて錘から解放された。


「やっと正気になったか?もうちょっとで腰の骨が粉々になるとこだったわ」


「...!!女性に向かって失礼じゃない!?大体、アンタ勝手に身体触って...!」


「ホホホホホ、最近の若いのは起きてすぐ喚くのが定番なのか?」


と森の奥からぬるりとマッチョジジイがあらわれた。相変わらずウザったりぃ笑い方のジジイだな。


「な、何者なの、アンタ達!」


「俺をあの筋肉マンと一緒にしないでくれ、

寧ろお前と同じ立場だよ」


「...?」



──────────────────




「...なるほどね。あの筋に...おじいさんが私たちを拾ってくれたのね...ありがとうございます、おじいさん。私はユイ。

おじいさん、これは私情なんだけど、近くに

ライジェルフ以外の男の人もいませんでしたか?」


「いいや、申し訳ないがわしが見たのはお前とライジェルフだけだ。」


そうですか...と少し気を落としたようなユイ

を尻目に筋肉ジジイは、


「2人が事情を理解したならもう本題に移るぞ。わしの名はラティメリア・ガルム・ナエ・カイン。お前ら、わしの弟子になれ」


「まさかあの有名な、ラティメリア・ガルム・ナエ・カイン!?本当に!?」


とユイが驚きと期待が混ざった顔で目を輝かせている中、




「(誰それ?)...??」

と、完全に置いてかれてる俺であった。

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勇者よ、頼むからMOB脱却させてくれ あびぃぃぃぃぃ @abiiiiiiiiiiiii

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