私は・・・アイリと言う名前だった気がします。
高校に入った頃から、何かが狂って行ったんです。風紀委員の先輩に目を付けられました。「彼に目を付けられた女子生徒が何人も居なくなってる」って噂のある怖い先輩に、です。
誕生日のパーティに幼馴染の友達を招きました。
でも、その幼馴染は家に来た途端に悲鳴を上げました。父も母も弟もみんな心配しました。
幼馴染は虚ろな目で私を見てました。そうしたんだろう、って近づいた時に幼馴染の肩に注射の痕があるのに気づきました。そして、あの先輩が現れたんです。
「彼女には幻覚を見せている。お前が蜘蛛になった幻覚だ」
先輩はそう言うと父を、母を、弟を◯し家に火をつけました。
私は幼馴染の名前を叫んでました。でも、彼女には私が蜘蛛にしか見えなかったようです。
寂しい。
何か、もう・・・どうでもよくなってしました。
私は・・・蜘蛛だったのかも知れません。生まれる前から・・・。
作者からの返信
これだけで十分にホラー!!Σ(´゚д゚`)
もう、これだけ読んだほうが面白いホラー!!\(^o^)/
分かり合えなかった。
想いは同じなのに、根本が違っていた。
決別するしかない。
それなのに、なぜ子蜘蛛は炎を吐かなかったのでしょうね。
作者からの返信
人は食べちゃいたいくらい可愛いと言われると嬉しく思うのに、実際に食べられそうになると嫌がる生き物( ´∀`)
まあ、わかり合えないですね……
でも、殺してでも自分のものにしたいなんて思うのも人の持つ感情……
そんな2人の気持ちがぶつかり合う中、子蜘蛛は何を思ったのでしょうね……