満月と卵焼き

満月と卵焼き

作者 蘇芳ぽかり

https://kakuyomu.jp/works/16818023212132851412


 葉月は兄の恋人、美月に複雑な感情を抱くが、彼女の言葉に触れ、兄の幸せを願う気持ちを再確認する。家族の絆を感じながら、新しい家族の形を受け入れていく話。


 現代ドラマ

 葉月が兄の恋人、美月との関係を通じて成長し、家族の絆を確かめていくところが素敵。


 主人公は高校二年生の葉月。一人称、私で書かれた文体。自分語りの実況中継で綴られている。


 冬。主人公の葉月は兄の怜央が突然、彼女である今村美月を連れて帰ってきたことに驚き、戸惑いを隠せない。

 美月は礼儀正しく家族にすぐに溶け込む一方、葉月は彼女に対して複雑な感情を抱く。

 夕食の席で、葉月は美月に対して冷淡な態度を取り、母親からも注意を受ける。葉月は兄との関係が変わってしまうことへの不安や嫉妬を感じながらも、家族の一員としての役割を果たそうとする。

 翌朝、葉月は早起きして弁当を作るも、美月とのやり取りでさらに苛立ちを感じてしまう。母親が美月に対して好意的であることも、葉月の心に影を落とす。葉月は美月が兄と結婚することを考えると、ますます心が乱れていく。

 冬休み、吹奏楽部に所属している葉月は部活のために登校。身が入らない時間を過ごしている。彼女の高校は進学校であり、部活動よりも勉強が重視される雰囲気があるため、部員たちも熱心ではない。葉月は自分の駄目さが目立たないことに安堵しつつも、その安堵に自己嫌悪を感じている。

 葉月は兄のことを思い出す。自分が小学四年で兄が高校三年生の時、葉月は母と大喧嘩をし、平手打ちをされて家を飛び出した。

 公園で泣いていた葉月を迎えに来たのは兄だった。兄は葉月に、母が葉月を愛していることを伝え、葉月を慰める。兄もまた受験のプレッシャーに苦しんでおり、葉月の前で涙を見せる。葉月はその時、兄を守りたいと強く感じる。

 現在、葉月は兄の恋人である今村美月に対して複雑な感情を抱いている。美月は葉月を迎えに来て、葉月と話をする。美月は兄を奪おうとしているわけではなく、兄と共に未来を歩みたいと語る。葉月は美月の言葉に触れ、兄の幸せを願う気持ちを再確認する。

 翌朝、葉月は卵焼きを作り、兄と美月に朝食として提供する。美月はその卵焼きを「かわいい」と称賛し、葉月は家族の絆を感じる。葉月は兄と美月の幸せ、新しい家族の形として素敵な円を描き続けますよう願う。


 三幕八場の構成で書かれている。

 一幕一場の状況の説明、はじまり

 葉月の兄、怜央が突然彼女の美月を連れて帰ってくる。葉月は驚きと戸惑いを隠せない。

 二場の目的の説明2

 美月が家族に溶け込み、葉月は複雑な感情を抱く。

 二幕三場の最初の課題

 夕食の席で、葉月は美月に冷淡な態度を取り、母親から注意を受ける。

 四場の重い課題

 翌朝、葉月は弁当を作るが、美月とのやり取りで苛立ちを感じる。

 五場の状況の再整備、転換点

 吹奏楽部での活動に身が入らない葉月。自分の駄目さに自己嫌悪を感じる。

 六場の最大の課題

 葉月は兄との過去を思い出し、兄を守りたいと強く感じる。

 三幕七場の最後の課題、ドンデン返し

 美月が葉月を迎えに来て、兄と共に未来を歩みたいと語る。葉月は兄の幸せを願う気持ちを再確認する。

 八場の結末、エピローグ

 翌朝、葉月は卵焼きを作り、兄と美月に提供する。家族の絆を感じ、新しい家族の形を願う。


 今村美月の謎と、主人公に起こる様々な出来事の謎が、どうか変わり、どのような結末に至るのか気になる。

 動きある出来事からの書き出し。

 遠景でいつ、誰がどうしたのかを描き、近景で「おかえり!」と主人公の台詞。心情で、リビングを飛び出し玄関で止まる。満面の笑顔が固まり、兄に続いて入って来る知らない女性を見る。

 流れるように、日常から非日常がはじまる。

 冒頭の導入は客観的状況説明からはじまって、主人公の声、聴覚的刺激もまだ遠い。リビングから玄関へと行動して近付いていって、顔の表情にカメラがズーム。今度は主人公の視線の先にある、兄の背後の女性へと向けられる。

 女性の様子を描いての説明。

 そして出てくる主人公の感想。

「──兄ちゃん、その人は誰」

 衝撃的な展開。

 読み手も興味が湧く。

 

 三が日まで家族と過ごし、冬休みがあと数日で終わるころに兄が彼女を連れてきたとある。

 学校が始まるのは、一月七日頃だとすると、兄が再び東京から帰省したのは四日か五日。もしくは六日かしらん。

 つまり、お互いに実家で年末年始を過ごしてから、彼女を連れてきたことになる。そういう段取りを、二人で決めていたのだろう。

 

 主人公と兄は九つ年が離れている。

 高校二年生だから十七歳。兄は二十六歳となる。


 ちょうどその時、キッチンで料理をしていた母が顔を覗かせた。

「そんなとこで立ち話なんてしてないで、さっさと入ってきなよ。……あっ美月ちゃんこんにちは」

「こんにちは、お邪魔します」「お父さんはいる?」

「今買い物行ってもらってる。卵切らしちゃって。でももうすぐ帰ってくるはずだよ」

 おそらく、両親には彼女を連れてくることは話してあったのだろう。

「兄が付き合っている女性を──というよりは同棲している女性を連れて帰ってくるということを、母も父も既に知っていたらしい。それも正月よりも前から。更には母はもう今村美月に会ったことがあるのだという。一体いつ? 遠出を好まない母がわざわざ東京まで出て行って二人に会っていたなんて、全然聞いていない」

 

 数日前の正月の出来事を思い出し、そのときには、自分以外が知っていた事実を強調してからの、

「私以外の三人は、何も知らないかのように〈いつも通りの一家〉を振る舞っていた、道化だった。……違う。そうじゃなくて、何も知らなかった私だけが道化だった」

 自分だけ阻害されている、一人ぼっちな感じが如実に現れている。

 実に可愛そうで、共感していく。

 自分の居場所がない状況で、彼女から「葉月ちゃんは、高校二年生だったよね。部活とかって何やってるの?」と声をかけられる。

 これに対して主人公の、「敬語を使わない言葉遣いに、はなから私など子供扱いなのだなと思った」とある。「善意で話を振ってくれたつもりなのだろう。バカにしないでほしい。そんな裏にある感情ぐらい、簡単に気付くことができる」

 このあたりの感情が修羅場のようで、興味が湧き、ますます共感していく。

 家で兄妹が彼氏彼女を紹介してきたときの、なんともいえない関係、空気感が、二人のやり取りから伝わってくる。


 吹奏楽部の話、説明をしながらの相手の化粧、顔立ちを見て、「華やかな顔立ちをしていた。東京の人だ。きらきらしていると思った」と感想がかかれているところは、彼女の話は耳に入っていない感じがする。


 母からもっと喋ったらと、社交的な振る舞いを求められて、

「だってそんなこと聞いても、誰も楽しくないでしょ」

「誰もって誰が決めたの」

「知らない。私が決めたの。それでいいでしょ」

 というところは、すねた子供のようで(実際すねているし、子供でもある)こういうところも、共感する。


 お酒を飲む場面で美月は半分ほど。兄はザルで、釣り合わないと考える自分に「心底汚いと思った」とある。

 頭では、自分の振る舞いはよくないことはわかっている。でも気持ちの整理が追いついていないから、普段の主人公とはちがって感情が落ちつかない状況になっている。

 このあたりが、主人公の気持ちが本当によく伝わってくる。

 ちなみに、彼女さんは遠慮して飲まないようにしていると思われる。たとえ飲める人だとしても、場所が家だとしてもはじめての家族での食事会。羽目を外すようなことはしないだろう。


 年が離れている兄について、書かれている。

「兄は私に決して手を上げなかった。話をよく聞いてくれたし、勉強も教えてくれた。その他の色んな上手いやり方──身のこなし方なんかについてもたまにアドバイスをくれた。常に妹に優しくて面倒見のいい、完璧な〈歳上のお兄さん〉だった」

 前半部分は、幼い頃の兄の印象だと考える。

 わがままを聞いてくれるし、甘やかしてもくれる。可愛がってもくれただろう。

 後半は成長してから。小学生に入ったくらいだと考える。

「物心ついてからはずっと『この人はじきに遠くへ行ってしまう人だ』という意識があった。私たちはいつも対等ではなかった。表面上触れる分には優しいが、目で見れば明確な差と溝が、私たちの間には横たわっていた」

 主人公が小学一年生で七歳のとき、兄は十六で高校一年だと思われる。

 兄が高校三年生のとき、主人公が小学四年生の出来事が出てくる。誕生日の関係があるのだろう。たとえば、兄は四月生まれで主人公が三月生まれかもしれない。

 

 長い文、六行で開業しているところもあるが、概ね五行くらいで改行している。句読点を用いて一文は長過ぎることはない。短文と長文を組み合わせてテンポよくし、感情を揺さぶっているところがある。ところどころ口語的。登場人物の性格を感じさせる会話文は自然で、読みやすい。

 繊細で感情豊かな文体。

 主人公の内面の葛藤や感情が詳細。主人公の心情が丁寧に描かれていて共感を呼ぶところが良い。

 家族の関係性や日常の風景がすごく丁寧で、登場人物の個性がしっかりと描かれており、関係性が深く感じられるところも素晴らしい。

 美月は紋切り型に思えるかもしれない。だけど、彼氏の家にお邪魔して、はじめて食事したりお世話になったりする場合、失礼がないように振る舞うのは当然であり、ステレオタイプのようにみえることでむしろ、リアリティを感じられて良い。後半、主人公と会話していくところで、美月の個性が現れてきているので問題ないと思う。

 対話と内面描写がバランスよく配置されている。過去と現在を行き来する構成で、主人公の成長や変化が描かれている。対話や独白が多く、感情の流れが自然に伝わる。 

 五感を使った描写が豊富で、感覚や情景がリアルに感じさせている。

 視覚的刺激は、美月の外見や家の様子、食卓の風景などが詳細に描写されている。 雨の降る風景、兄の学ラン姿、卵焼きの色や形など、視覚的な描写が豊富で情景が浮かびやすい。

 聴覚は会話やドアの開閉音、料理の音などが描かれている。雨音、足音、兄や美月の声など、音の描写が効果的に使われている。

 触覚は冷たい廊下や温かい家の中の対比が描かれている。冷たい雨、暖かい紅茶、卵焼きの感触など、触覚的な描写が感情を引き立てる。

 味覚はクリームコロッケや卵焼きの味が詳細に描かれている。アールグレイの香り、卵焼きの匂いなど、嗅覚的な描写が場面を豊かにしている。

 嗅覚は料理の香りなどが描かれている。紅茶の味、卵焼きの味など、味覚的な描写が食事のシーンをリアルにしている。


 主人公の葉月の弱みは、兄に対する依存心が強く、兄が他の女性と親密になることに対して強い嫉妬心を抱いていること。

 九つ年が離れているから、大切に可愛がってもらえたこと。

 母と喧嘩したとき、公園で一人でいるところを兄が迎えにきて、「母さんは、葉月のことが大好きだよ。だってお母さんは葉月と僕の親だから。絶対に味方なんだ。絶対に裏切らないんだよ。今はちょっと、兄ちゃんがジュケンのことで色々心配してくれてるから、機嫌悪くなっちゃってるんだ。葉月は悪くないよ。……でもね、お母さんも、悪くないんだよ……」と慰めてくれた。

 年が近いと、話を聞いてくれずに、早く帰るぞみたいにいわれてしまうかもしれない。受験生で大変な時期にもかかわらず、受験のプレシャーに弱みを見せて泣いてしまっているけれども、年長者の包容力から、兄に対する信用や信頼、頼りにする気持ちをいだいてきたのだ。

 そんな状況が一般する出来事が起き、しかも家族の中で自分だけが知らなかったことに対する孤独感と疎外感を感じてしまう。当然のように、美月に対して敵意を抱いてしまう。でも、彼女の魅力に圧倒されている。キラキラして、東京の人だ~と。

 葉月は兄に対する強い依存心と、兄を取られることへの不安を抱えているため、部活も集中できない。頭ではわかっているのに、素直になれない。自分の感情を整理するのが苦手で、美月に対する嫉妬や怒りをうまく表現できない。

 迎えに来た彼女とともに帰り、二人は紅茶を飲む。

 家族の中での自分の立ち位置に対する不安や、兄との関係が変わることへの恐怖を感じながら、美月と紅茶を飲みながら話をする。

 このときの情景描写がいい。

 まず、降っている雨が主人公の心情を表し、台所にアールグレイの香りが広がっている状況では、茶葉の場所を教えたり、主人公が淹れたりと、和やかな雰囲気を演出。

「葉月ちゃんさ、わたしのこと嫌い?」

 主人公はポットの上に手を翳し、「湯気が存分に当たった手のひらがじっとりと濡れる」とある。冷や汗をかいているような、それでいて兄を取られてしまって悲しい気持ちを表しているのかしらん。

「わたしのこと、好いてほしいなんて思ってないよ。でもわかってて欲しいの。わたしは、葉月ちゃんのお兄さんのことを取ろうとしてるわけじゃないってこと」

 主人公は両手でカップを包みこんで、エアコンと雨音ばかり聞いて、意識が遠くにありながら、彼女が何をいいたいのか探っている感じがする。

 そして彼女が兄の好きなとこで最後に上げた、「強いだけじゃ、ないところ」で「ここに帰ってきてから初めて、私たちの目が真正面から噛み合った。逸らさない。逸らさせない。私たちは見えない手で互いを掴み合っていた。離さない。離させない」ところが凄くいい。

 これまで主人公の性格やら価値観やら、過去にどのような行動を取ったか、直面している問題や葛藤を描写されて、主人公が次にどんな行動を取るかは想像しやすかった。

 兄の弱さを誰よりも知っている主人公。

 そのことを、彼女も知っている。

 主人公にとっては予測を裏切る展開で興奮と驚きを感じただろう。

 これまでの情景での語らいを読んできた読者も、主人公と美月、二人がおぼえた共感は読者の共感となり、視線をそらせなくなる。

 

 美月との対話はほぼ彼女の台詞ばかり。

 葉月は内面で語っていて、会話になっていない。

 もう少し言葉のやり取りをして二人の関係性の変化をより具体的に描いたらどうだろうと考える。

 読者はわかるけれど、美月は主人公の声を、「あ、じゃあ、お願いします」「私が淹れますよ。慣れてますから」「兄ちゃんの、どこが好きなの」しか聞いていない。(沈黙という会話はしているけれど)

 迎えに行ったときから家まで、どんな話をしたのかも書かれていないので、互いに無口だったのかもしれない。

 会話は言葉だけでなく、仕草や表情、態度なども含まれる。美月は主人公の外に現れる部分からしか主人公の気持ちを知ることが出来ない。見つめ合って、感じられるものもあったかもしれないが、ものすごいストレス、緊張を強いられていたのではと考える。


 それだけ主人公は話さなかった分を、翌朝に卵焼きを作るという行為で答える展開は、読者としては驚かされる展開。しかも、卵焼きを作る行程の描写が実によく描けている。

 火が通ると色が変わっていく様子、どのタイミングで巻き付けていくのか。匂いや音などを描きつつ、自身の健康も感想に添えている。

 主人公が作る玉子焼きは独特で、円柱形。

 むしろ、フライ返しだけで伊達巻のような形状の卵焼きを作るのは難しい。ある意味器用である。

 ちなみに伊達巻は、巻きすをつかって形を整えている。


「私はいつもの倍以上の太さがある卵焼きを包丁でいくつかに切り分けた。ぱたんとまな板の上に倒れた断面は、綺麗で大きな真ん丸だった。私は内心、よしと思った。変な形でも卵の数を三つも増やした割には会心の出来だ」

 作為的に、円柱の卵焼きを作ったのがわかる。

 それを兄と美月に食べてもらう。

 このときの美月の表情がいい。

「私が頷くと、くしゃっとその顔が崩れて、泣き顔のような笑い顔のような表情が現れた。いつものようににっこりと微笑まれるだろうとばかり思っていた私は、呆気にとられてそれを見つめていた」

 前日、美月は自分の話をしたけど、主人公からの言葉をなにもきいていない。なにも反応をもらえなかった。

 かなり精神的に不安だったと思う。

 主人公から歩み寄ってくれて、ホッとしたのだろう。

 それに、本当に嬉しかったのだ。

 主人公にとっても、知らない人が来て何だこの人は、お兄ちゃんを取るな、みたいな気持ちを抱いてすごく不安だったかもしれないけど、彼氏の家族はまだ知らない他人で、これから仲良くしていく人達。嫌われたくてきているわけではないので、かなりストレスを感じていたはず。

「『ありがとう……ごめん、嬉しくて』美月さんは手のひらで瞼を抑えた。しかしその口の端は優しいカーブを描いていた」

 嬉し泣きしているのだ。


 美月の表情に対しての主人公の考え方、これがまたいい。卵焼きの場面なので卵を持ち出して、「誰もが自分の脆くて柔らかい部分を、硬い殻で守っている。まるで卵のようだ。だがたまに中身が溢れ出し、殻の外に姿を見せることがある。それは、きっとすごく繊細で美しい瞬間だ」と表している。

 人の心は柔らかくて、傷つきやすい。だから歳を重ねるごとに固くなり、傷つかないようにする。中身が現れるのは、感情を見せるとき。美月のその瞬間を、主人公は見たのだ。

 

 円柱状で横長の卵焼きを輪切りにした卵焼きを、美月は可愛いといい、主人公は「満月みたいでしょう」と答える。

 丸い円であり、家族の縁ともかけているのだろう。

 終わりも、うまくまとまっていて、読後感が素敵な作品である。


 読後。タイトルを見て、作品をうまく表されているなと感心した。

 家族や人間関係の複雑さを繊細に描きつつ、主人公の成長や感情の変化が丁寧で、読後感が温かい。

 兄との回想シーンは感動的だし、途中に回想を入れながら物語の流れがスムーズだし、美月との対話は、主人公の心の変化を上手く描いている。これまでの家族から新しい家族になっていく様子が、全体を通して描かれていて、ものすごい良い出来。

 ラストの丸い卵焼きが目に浮かぶ。

 主人公たちの、これからの未来を暗示させているようで、本当にいい作品だった。


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