奨励賞
瑞国伝
瑞国伝
作者 水野文華
https://kakuyomu.jp/works/16818093078198236614
楚清朗は瑞国の教官として学生たちに正しい教育を施すも、不正を行っていた官僚たちによって投獄、宦官にされる。皇太子の教育を担当し、賢くなることを助ける。皇太子は皇帝となり、楚清朗は司礼監太監に任命され、宦官制度を改革。瑞国の最盛期を築く。楚清朗の教育と献身は、皇帝に最も信頼され、以後の皇帝たちからも求められる存在となった話。
誤字脱字などは気にしない。
中華ファンタジー。
実に面白い。
三人称、皇太子の李翔令視点、宦官の楚清朗視点、神視点で書かれた文体。三人称の場合、主人公以外は神視点なので、皇后の芳雪蘭視点で書かれた部分は神視点。
敬語や尊敬語の使用、詳細な描写、一部に古語の使用、間接的な表現、登場人物の内面描写といった特徴が見られる。これらは古い時代物語の雰囲気を強調し、読者に深い印象を与える役割を果たしている。
李翔令は男性神話、楚清朗は女性神話、絡め取り話法、メロドラマと同じ中心軌道に沿って書かれている。また、二人の関係や、皇后の芳雪蘭と司礼監太監は、それぞれの人物の想いを知りながら結ばれない状況にもどかしさを感じることで共感するタイプの中心軌道に沿って書かれている。
三幕八場の構成でも作られている。
一幕一場、状況の説明、はじまり
東に瑞国という大国あり。
楚清朗は、難関の官吏登用試験である科挙に二十八歳にして第四席で及第した秀才。第三席までの者が賄賂を使ってその地位を得ており、実質彼こそが首席だったと知る。瑞国を愛していた彼は、この国は腐っていると気づいて数か月、故郷で酒浸りとなるも、瑞国の最高学府・国子監の教官に抜擢される。
学生たちに熱心に教育を授ければ瑞国も変わっていくのではないか。彼は決意し、国子監の学生たちに全身全霊で向き合った。たくさんの教え子たちが有能で清廉な官吏となって国子監を巣立っていった。任官から十余年経ち、国子監にその人ありと言われるまでになったが、ある日突然、国子監の学生たちに不適切な教育を施した罪で投獄される。
彼の教育は本当に正しいものだったため、不正で甘い汁を吸っていた貪官汚吏どもは面白くなかった。官吏たちに圧力を加えたいが、高官の子弟にそんなことはできない。教師の教育が正しくなかったと言われれば不正に染まってくるに違いない考えから、彼に罪を着せ、死刑の次に重い刑罰である宮刑である、去勢して後宮に仕える宦官とするものだった。
絶望した彼に、宦官たちは冷たかった。飯を抜かれることや服を汚されることは日常茶飯事。与えられた仕事は宦官の中でも最下層の者のやる洗濯仕事だった。
宦官になって三か月、四十路の彼は毎日洗濯物を洗いながら、人生はいつ終わるのかと考えていた。
李翔令皇太子は十二になると母である皇后の芳雪蘭から離れ、新しい宮で暮らすこととなった。
皇帝陛下は病弱。すぐにも玉座が変わるかもしれない。
皇后・芳雪蘭の一族は、もともと大した力を持っていなかったが、彼女の美貌で皇帝の寵愛を受け、皇太子を産んだことで芳家は急速に力をつけていた。彼女自身、皇帝に奏上して自分の一族を取り立てている。その勢いは年々増し、今では古くからの名門たる桃家とうけに次いで力を持つ一族となっている。このままでは皇后陛下は自分の一族を優遇し、政治を行うかもしれない。「我らがこの国を動かさなければ」廷臣たちは密やかに笑みを浮かべる。
二場 目的の説明 主人公が目的を持つ
十余万の宦官の頂点に立つ司礼監太監に呼び出された楚清朗は、皇太子殿下の側仕えに任じられる。
皇太子殿下が玉座に座れば、芳家の権勢は瑞国一となる。その暁には、皇后陛下は芳家だけに権力を集中させ、宦官はもちろん、何人にも分け前は与えない考え。
皇后陛下の影響で、側仕えのことを『司礼監太監の狗』と呼ぶほど皇太子殿下も宦官が嫌いである。このままでは宦官の居場所が無くなってしまうため、側仕えの宦官に、皇太子殿下が心を開く必要がある。命が惜しくない楚清朗ならば、逃げ出さないだろうと抜擢された。
二幕三場 最初の課題 一度目の試練
司礼監太監の狗と呼び、「母上が仰っていた。お前たち宦官は、私を愚物にしようとやってくる悪鬼どもだと」と話す李翔令は、母たる皇后から甘やかされ、自分だけの言うことを聞く傀儡に仕立て上げられようとしていることを知らず、母親を信じ、愛している。
そんな皇太子に哀れみが湧く。
「瑞国以前の王朝の君主で、一番の名君を答えよ」
一般に暗君と言われている「寧帝」の名を迷いなく答えた。
「当時かの国には異民族に勝てるほどの力はありませんでした。廷臣たちは楽観的な見方をする者が大半で、誰もが迎え撃つように奏上しました。そのような中、寧帝は冷静に状況を見つめ、矜持を捨てて異民族に下ったのです。国と民のために」
かつて学生たちに教えていたときのことを思い出し、学問にのめり込む姿を見るのが好きだったことを、国子監にいた頃は本当に楽しかったことを思い出す。
「でたらめばかり言うな! 狗のくせに!」
腹を立てた皇太子から、部屋から出ていくよう言われてしまう。
四場 重い課題 二度目の試練
ある日、皇太子は歴史の講義で寧帝の時代の話を聞く。
「寧帝については暗君という見方が大半ですが、これは違うのではないかと私は思っております」
皇太子は驚き、教師の語ったことは、宦官の見解と完全に一致していた。なぜあの宦官がそんなことを知っているのか不可解だったが、抑えきれない学問に対する興味が湧き、以来、学問に励んでいく。
講義の課題が難しいときは、「おい狗、教えろ」皇太子は楚清朗を呼んでは教えを請い、彼も応えた。
皇太子に教えられることが嬉しく、楽しかった。しかも死ねることにも気付く。学問を教えていることが伝われば、皇后も司礼監太監も抹殺しようと動く。二人とも、皇太子が賢くなってしまっては、権力を握れなくなるのだから。
やがて、狗ではなく楚清朗と名前で呼ぶようになった皇太子は日に日に笑顔が増え、心を開いていった。それとは反対に、楚清朗は皇太子を道具として思っていない自分は汚れているのに、笑みを見せて優しい言葉をかけてくれるのだろうか、胸が痛いのに、嬉しく思ってしまうのだろうかと思うようになる。
五場 状況の再整備、転換点 見つかった状況の整理
皇太子に仕え初めてから一年ほど経った頃、清朗は司礼監太監のもとに呼び出された。心を開いていただけたと伝えると、「これで、殿下が玉座に昇られても我々は安泰だな。清朗、その時はお前も大きな富を手に入れるだろう。どうだ、もっと生きて、殿下に仕えないか?」と聞かれる。
生きる未練はないので、皇太子は日に日に賢くなっていると暴露しようと思うも、「もちろん、そのつもりです。そんな未来を思うと、もっと生きたいと欲が湧いてきます」と口にする。死への恐怖は無い。未来に希望もない。なのにどうして、あんなことを言ってしまったのか。自分がわからなかった。
皇太子は、税が上がるのは民を傷つけることに廷臣の誰ひとり気づかないのか、どうしたらいいのかと問いかける。「優秀な者、志ある者を登用し、佞臣を処罰すること」と伝えると、いまのままでは無力と悟り、「清朗、もっと様々なことを教えてくれ。私は頑張る。皇帝になった時に民を守り、瑞国を立て直せるように。奸臣が厚遇され、志ある者が翼を折られる、そんな国であってはならない。私は賢くなって、瑞国を変える」と応えた。
この日、清朗は皇太子に命をささげることを決めた。仕え始めて三年がたつ頃には、皇太子の背丈は清朗を越し、学識高く美しい青年となっていた。
古くからある瑞国の規則で、皇太子が十二になって新たな宮に移ると、母親に会うのは年に一度に制限される。それ以外で訪れることができるのは、妻を娶るときのみとされている。
以前は母との出会いを指折り数えて待っていたが、母の空っぽの愛に気づいてからは、憂鬱だっった。
帰り道、牡丹をかたどった美しい簪をみつける。
「殿下が拾ってくださったのですね。ありがとうございます」桃貴妃に伺うつもりだった瑞国一の有力氏族、桃家当主・環寧が嫡女、翠玉のものだった。
六場 最大の課題 一番高い障壁、謎解きのヒントに気づく
芳雪蘭は皇太子が賢くなったことに冷ややかだった。
司礼監太監と並ぶ高位の宦官であり、雪蘭の側仕えで、あらゆる情報を握る特務機関・東廠の長である景恭希は、気付けなかった罰を受ける覚悟はあると答える。聡明になったことを知れなかったのは、ひとえに司礼監太監の邪魔立ての所為である。
「すでに司礼監太監に文を出しました。今頃激怒しているはずです。恐れ多くも、皇后さまを欺いたと思っていたのが、自分の放った狗に欺かれていたと知ったのですから。狗の命もここまでです」
芳雪蘭は「そうしていなかったら、お前も殺していたでしょうね」冷ややかな声でつぶやいた。
後頭部を強打され、司礼監太監の前で起こされた楚清朗は、「一瞬で死なせてやるものか。あらゆる拷問にかけてやる、恥知らずめ。涼しい顔をしていられるのも今のうちだけだ!」罵詈雑言を浴びせられるも、「皇帝陛下ご危篤! 司礼監太監さま、今すぐ陛下のもとにいらっしゃってください!」との声に、その場にいた全員が驚く。楚清朗はは牢屋に入れられた。
三幕七場 最後の課題 どんでん返し 最大のクライマックス
楚清朗がいないことに、皇太子は何かあったに違いないと不安になる。翌朝、「皇太子殿下。殿下の側仕えであった楚清朗は、昨日、後宮書庫からの帰りに倒れ、そのまま身まかりましてございます」若い宦官は淡々と告げる。生死はわからないが、病ならば昨夜の内に伝わってくるはず。今朝なのが不自然なため、誰かの策略で姿を消したと考えに行き着く。
あまりに愚かだったと思うも、泣いてはだめだとい聞かせ、「どのような状況においても、君主は前を向き、今できる最善を考えねばならない」と楚清朗が教えてくれたことを思い出し、侍女を呼び出し、桃家に文を届けるよう命じた。
皇太子が芳雪蘭の宮を訪ねてきたと知り、宦官のことで何か言いにきたのだと察し、宮を訪れるのは年に一度までと決まっている。「陛下が御危篤で不安なのはわかるけれど、お帰りなさいな」と優しく告げるも、妻を娶る報告に来たという。
「私の妻となる娘は、桃翠玉――桃家当主・環寧が嫡女にございます。皇帝となった暁には、彼女を皇后にするつもりです」
桃家の娘を皇后に迎えるとは、皇太子が桃家と手を結んだことを意味し、対抗できる力は雪蘭たち芳家にはない。そればかりか芳家を手中に収めた権勢は桃家すら凌ぎ、近く皇帝となる。皇帝となれば、権威は絶大。婚姻ひとつで実権を一手に掌握したのだった。
「あなたと結ばれる桃翠玉は、あなたを好いてくれているの? あなたの気持ちばかりで、彼女の気持ちを蔑ろにしてはいない?」
母の言葉に、「心配なさらなくても大丈夫です。彼女も、私と全く同じ気持ちでおります」互いに利益のために結婚を承諾していると応えた。
敗北を悟った母に「ところで、捜し人がいるのです。東廠を貸していただけませんか」と要求。眼の前にいる息子は、もはや傀儡ではなかった。
二日と経たずに探し出し、牢屋に囚われていた楚清朗を迎えに来た皇太子は、もはや瑞国を随意に動かせるようになっていた。楚清朗の過去を東廠に調べさせ、感謝と礼を述べる。
高潔で強いと言われるも、臆病者だと否定し、死ぬことを覚悟していたけれどもっと生きたかったことを望むのが怖かった。皇太子が探し出してくれることを信じられなかったと、罪を吐露する。
だが皇太子はそれは罪とは呼ばぬとし、「私を大切に思っていてくれたのではないか?嘘とは言わせぬ。誰にも愛されなかった私を、お前だけが愛してくれた。お前のしてくれたことが今の私を形作っている。お前が何と言おうと、私はお前に感謝しているんだ。だから、もう自分を責めるな」と微笑んだ。
もっと生きたいと望む楚清朗に司礼監太監を命じ、政を乱せぬように抑え、宦官制度を改革してほしいと頼む。また、もし暗君と成り果てたら弑してほしいと頼む。
「お前は正しく志ある者だったのに、瑞国はお前を裁き、宦官とした。またお前がそのような理不尽な目に合うとしたら、それは私が暗君となったときだ。その時は、お前が私を弑すのだ。無辜の民を、お前を、害す前に。司礼監太監の地位とお前の頭脳があれば可能だろう。清朗、先のことは誰にもわからぬ。だから、これを証として誓おう。私が、生きる限り瑞国のためにあることを」
楚清朗は命尽きるまで仕えることを約束し、開けられた牢から外へ出た。
八場 結末 エピローグ
瑞国の七代皇帝、光嘉帝李翔令の名は、その辣腕とともに広く知られ、瑞国の最盛期を築いた。皇帝が最も信頼したのは、司礼監太監として宦官制度を刷新した楚清朗。高位の身ながらおごらずに職務に励んだと伝えられる。以後の皇帝は皆、楚清朗のような宦官を求めたという。
東の大国である瑞国を舞台に、顔色が悪く虚ろな目をしている皇太子と洗濯物を洗っている楚清朗の謎と、それぞれの主人公にこれから起こる様々な出来事がどんな関わり合いを見せながら、瑞国がどうなっていくのかに読みては、興味と関心が注がれていく。
本作は、皇太子の李翔令、宦官の楚清朗、二人の主人公がいる。しかも読者が共感できるようなキャラクターとして描かれているところが良かった。
次期皇帝という人が羨む地位にあり、十二歳になると母親の元から離され、母親も宦官も政治に関わるために皇太子を利用するべく育てられている境遇は可哀想であり、学問の面白さに気付いてからは賢くなり、民を守って瑞国を立て直せるような皇帝になろうとする姿からは、人間味を感じる。
二十八歳で科挙に合格する秀才、腐っている国を憂い、学生たちに教育を授ければ変わっていくと行動するも、甘い汁を吸っていた官吏たちに罪を着せられてしまい、去勢させられて宦官となってしまう可哀想なところや、生きる希望もなくしているというところにも人間味を感じてしまう。
「蒲柳の質」(体が弱く病気にかかりやすい体質を指す)「外面如菩薩内心如夜叉」(字のごとく、外見は菩薩のように優しく美しいが、内面は夜叉のように残忍で邪悪であること)「貪官汚吏」(腐敗した官僚や役人を指す言葉)など、世界観にあった言葉遣いを使いながら、それでいて読者が読みやすく意味が伝わるよう平易な言い方を用いて、固くならないようにしているおかげで、読みづらさは感じにくい。。
なるべく長い一文は避け、文章の塊も、なるべく五行くらいで段落を変えている。登場人物を語り手にすることで、それぞれのキャラクターの行動や心情がわかりやすく伝わっている。
冒頭の導入は、大まかで荒い説明的描写ではじめ、話が進めは密となり、それぞれの主人公の主観で考えや行動が書かれ、終わりは客観的視点で粗くなっている。見せるべき行動の詳細や人物の様子など、文章のカメラワークをうまく使っている。
皇帝の息子である皇太子や、秀才である楚清朗、それぞれ弱みや欠点があるのがいい。完璧な読者は滅多にいない。なにかしら弱点がある。
母親の傀儡となっていた皇太子や、国を変えられると思って教えてきたが裏切られて絶望し、皇太子に教えることで励まれているとを知られれば殺されると願っていたこと。それぞれの弱みがあったあらこそ、絡み合い、活かし合って、面白いドラマとなっていった。
読者との共通点をもたせている点もよかった。
皇太子は十二歳から十五歳、勉学を学んでいる様子が描かれている。はじめは興味がなかったが、学ぶ面白さを知ってのめり込むことが書かれており、楚清朗は四十代で教師として教えていた経歴を持っている部分も、読者層である十代の若者の共通点となっているだろう。
読者は十代だけとは限らない。大人もいる。大人の読者は、皇太子よりも楚清朗に意識が向くと考えられる。
瑞国で税が上がったことも、共通点に挙げられる。
「民を痛めつけることは瑞国を痛めつけることに他ならない。廷臣の誰ひとり、そのことに気づかないのか」
「優秀な者、志ある者を登用し、佞臣を処罰することです」
「清朗、もっと様々なことを教えてくれ。私は頑張る。皇帝になった時に民を守り、瑞国を立て直せるように。奸臣が厚遇され、志ある者が翼を折られる、そんな国であってはならない。私は賢くなって、瑞国を変える」
不正に手を染める貪官汚吏が蔓延り、国を信じていた楚清朗が裏切られて死を望むようになったり、皇帝の寵愛を受けて芳家は急速に力をつけ名門桃家を次いで力を持つ一族となり、宦官の存在が危ぶまれたりといった派閥争いの権力闘争。
伝え聞く国政と私欲に走る権力者の姿から、未来に希望が持ちづらいこの国の現状と、類似点を感じてしまう
絶望して死を望んでいたが、生きることを選んだ楚清朗や、母親の傀儡であったが自分で考え行動できるようになった皇太子が努力する過程、政治を操ろうとする芳家や宦官たち敵対する悪から国を守ろうとする戦いの構図は、読者が感情移入しやすい。
主人公たちの目標を明確にし、性格や価値観、過去にどのような行動を取ったか、直面している問題や葛藤を描写されているおかげで、どんな行動を取っていくのか読者に予測しやすくしながら、予測を裏切るような展開に、興奮と驚きを与えているところが、本作を面白く感じられるところだろう。
気になったのは、はなたして二万文字の話として、適切だったのか。物語は読み応えがあり、実に面白く、目を見張る。
二人が出会って三年の話を描くには、やはり文庫本一冊分の、十万から十二万文字、四百字詰原稿用紙で三百から三百五十枚くらいで読みたいと考えてしまう。
そのくらいの文字数があれば、状況を説明で語ったり、大きな言葉を使わず、より描写が描けたのではと考える。この手のジャンルは、人物や風景はとくにこだわって書き込んで示したほうが、読者を深く世界観へと誘えるだろう。視覚以外の五感で共感を誘う描写が少ないのは否めない。
とはいえ、限られた字数内で書きたいことを描いているので、本作はこれで十分読み応えがあって楽しめる作りになっている。
その点は、素直に称賛したい。
おそらく長編小説を書くだけの力はあると思うので、次はそちらにチャレンジして応募していってほしい。
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