異世界に転生したら育て親を勇者に殺されたのでザマァしていきたいと思います

ヴォルちゃん

智慧編

第1話 自称JK(193歳)

「智慧の魔王。

 俺にはあの脳有りバカの言うことはわからん」

 

「怒られますよ」


「だが、一つ言えることがある。

 俺は未だかつて自然によって起こる異世界転生を見たことがない」


「まぁ、それはそうですね。法則的にあり得ない」


「つまり、もし異世界転生が行われたのなら

 それは意味のある行為だと言うことだ」


「....そう、ですか」


「頑張れよ」


そして100年後、それぞれの思惑が現れ始める。


_______________________


「ワシは智慧の魔王。年齢は193歳ぐらい!

 ピッチピチのJKじゃ!」


「黙れ。殺すぞ」


ひどい。

だって、暇なんだもん。

蒸し暑い森林走るの博識系キャラのワシに会わんもん。


「ちょ、婆さん?言いすぎちゃう?

 ワシ泣いちゃうぞ?いいんか?隣の村破壊すんぞ?」


「.......」


「無視はないよ婆さん」


とうとう何も喋らなくなった我が嫁。

昔は可愛い反応を返してくれたんじゃがな....。

そうだねー。とか、はいはい。とか。


あれ?ワシ、適当にいなされてない?

まぁ、ツンデレじゃからな。ワシの嫁。


「しゃあないのぉ」


そう言うと、走っていた足を止めこちらを振り向く我が嫁。

ごめん。そんな怒る思わんやん。

やめて。その振り上げた拳を下ろして。


「いや、冗談じゃん!?

 なに本気にしてんの?マジうけ......ないです。すみません」


ゴミを見るかのような目をした後、また前を向き走る嫁。


再び沈黙が続く。

えー。なんか喋りたいのー。

あれかな、愛情が足りてなかったのかな?


ワシも昔みたいに元気じゃないからのー。

だが、千人斬りのチ○ポを持っていたんじゃからな。

今もそれは健在じゃぞ。夜も昼もいける二刀流じゃ。


「そうそう。ワシのチn」


唐突に発生した重い気配。

目の前の嫁が足を止める。

少し、足が震えている。

それはまるで彼女の"ありえない"という言葉を体現していた。


この気配。

知っている。


聖魔大戦時、味方として戦ってきた我らが王。

圧倒的な力、カリスマを持ち世界中の魔物たちの親でもある


初代魔神オレバン・クレルカ


「婆さん。どうする?」


チ○ポの話の時より声のトーンを一つほど下げて問いかける。


「一緒に行くに決まっとるじゃろ」


「そうか。それならワシと5メートル離れてくれ

 危険なことがあったらワシが時間を稼ぐ。

 その間に婆さんは頒布はんぷの魔王に援助要請を」


「OKじゃ」


「ほな、行くぞ」


そう言うと同時に足に力を込め走り出すワシたち。

気配は近い。だが、相手から攻撃を仕掛けてこないあたり

まだ力は取り戻していない?


「ここどこーー」


いや、体質と記憶が残っているなら罠の可能性もあるのぉ。


ん?なんか今聞こえなかったかの?

まあいいや。


恐らく死神はこれを予想してワシに伝言を残したのじゃろうな。

死神と武神の発言から推測するに今回の魔神復活方法は転生。


「転生とは意味のある行為」


100年前、武神に説かれたあの言葉。

......もうちょいわかりやすく説明してくれてもよかったのでは?


気配との距離は50メートル。


まだ見えない。


40メートル。


まだ見えない。


30メートル。


まだ見えない。


20メートル。


まだ見えない。


10メートル。


見えた。


「死にたくなければ降参の意を....?」


『ぎゃあああああああああああああ!

 助けてお母さんお父さん!

 せめて、せめてセッ○スだけでもしてから死にたかったよぉ!

 女を抱かせろぉおおお!

 おっぱい!おっぱい!ち○こ!ち○こ!

 中出ししてえええええええええええええええええええ!』


嘘じゃろ。

その感想は、ありえない声で叫びまくる目の前の女の奇行に抱いたものではなく

その女の存在そのものに抱いた感情である。


なぜ、お前が生きている。四則の勇者。

死神に殺されたんじゃなかったのか?

______________________________


すみませんね。中学生レベルの下ネタばっかで。

真面目な小説を書いてみよう!と思いながら書いたんですけどね。


だんだん後半になるにつれて深夜テンションが途切れていって

『あれ?俺なにしてんだろう』という思いが強く現れてきました。


まぁ、頑張りますのでフォローとか星とかください。

してくれたら...感謝します。


by作者



 


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異世界に転生したら育て親を勇者に殺されたのでザマァしていきたいと思います ヴォルちゃん @vorutann

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