第20話 犯人発覚
2日後、泥棒が捕まった。犯人は『ミカン・ラン』の見習いシェフのマルアだった。
マルアの言い分によると、昔、ペットとして「しまうま」を飼っていたそうだ。ミモリシェフがしまうまをさばいているのを見て、ショックを受け、盗んだしまうまを埋葬したそうだ。しまうまがお肉屋さんに売っていると知らないマルアは、違う食材に変更すると思ったそうだが、ポプィくんがしまうまを買ってきてしまい、マルアはもう一度、ミモリシェフのしまうまの解体ショーを見てしまった。心がいたたまれなくなったマルアは、貸切パーティで残ったしまうまの切り身を盗み出し、埋葬した。
その話を警察から聞いた『ミカン・ラン』の従業員は、自分が飼っていたペットと同じ動物をさばく、ミモリシェフを想像してしまい、プチパニックになった。
その場をポピィが何とかおさめた。
マルアは『ミカン・ラン』を辞めた。
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