第4話 病院に収容された
『ミカン・ラン』のレストランは瞬く間においしいと評判になり、めずらしい料理を食べられるお店として有名になった。従業員も何人か雇い、ミモリは今まで以上に新メニューの創作に力を入れた。
そんな日々が続き、めずらしいメニューの創作を続けていくうちに、めずらしい食材への熱が加熱し、普通なら料理の食材に使われない食材を使うようになっていった。
そんな時、それは起きた。
「うっ」と客のひとりが椅子から転げ落ちる。
「ぐほっ」もうひとりの客はテーブルの上に突っ伏す。
ミモリが慌てて救急車を呼び、ふたりの客は病院に収容された。腹痛が原因だった。医者は患者のレントゲンを見ながら、ボールペンを使ってある部分を丸くなぞった。
「胃に穴があいています。どうしたらこんなことに…」
医者が首をかしげる。
ふたりの客の腹痛の原因は不明とされた。
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