第8話 同棲計画 始動
私は孫さん一家が去ってから真剣に考えた。
ルアン、レイナともっと一緒にいるにはどうしたらいいか。
今のままじゃずっとすれ違いばっかりで、私はまた過ちを犯してしまいそうだ。
私がこの店を辞めて、神戸へ引っ越すしかない。
そのためには神戸で就職先を探して部屋を借りる。そこで三人で一緒に暮らす。それしかない。
ルアンもレイナもいない今のうちに動こう。彼女たちが帰って来た時報告できるように。
まずは神戸での就職先の確保が優先かつ最重要の課題だ。私はネットで求人情報を検索しまくった。
求人はある。でもほとんどがパート、正社員の求人もあったが何の資格もない私に該当するものは皆無だった。
パートではその収入だけで部屋を借りて生活するなんてとても無理だ。近隣に住んでいて自宅から通える人を対象にしているとしか思えない。
ネットでは埒が明かない。私は休日を利用して実際に神戸に行ってみることにした。足で稼げば何か拾い物があるかもしれない。
この時点で私の拙い目論見は8割方破綻している、という思いは敢えて頭の隅に追いやった。諦めたらそこで終わりだ。やるだけやってみようという気持ちを、なんとか奮い立たせた。
水曜日、私は朝早く神戸へ出かけた。
神戸三ノ宮の中華街。孫さんの店である『ニイハオ飯店』には『7月21日から8月31日まで夏季休業いたします』と書いた張り紙が貼られていた。
それを確認してから、私は求人の張り紙を求めて周辺を歩き回ることにした。
三ノ宮駅周辺のオフィス街や地下商店街、元町へ続く商店街、飲み屋街を歩き回った。
飲み屋街には「ホステス募集」の張り紙がちらほら見られたが、夜の仕事では結局二人とすれ違いの生活になるだろう。それに私に夜の仕事が勤まるとは思えない。
私はルアンとレイナだけのものでありたいってところは譲りたくない。少なくとも今はまだ。
地元の求人誌をあるだけ収集し、それ以外には何の収穫もなく、私は疲れ果てて自宅に戻った。
持ち帰った求人誌を丁寧に見ていったが、結局はネットでの検索とほとんど変わらないことが分かっただけだった。
この店を売ってしまえば、とりあえずまとまったお金が手に入る。それを元にして部屋を借り、当面はパートをしながら食い繋いで、そのうち条件のいい仕事を見つける、というのが現実的な答えのように思われてきた。
その線で、次の水曜日にいくつかの求人の面接のアポを取り付けた。
でも面接での結果、フルタイムで働けるところはなく、そのため社会保険にも入れないことが分かった。その上、通勤手当も出ない。
冷静に考えて、これでは自分ひとりすら生活できない。ましてやルアン、レイナを養うなんて全然できない。孫パパに頼めば二人の生活費は出してくれるかもしれない。でも、いくらなんでもそんな虫のいいことなんて言えない。
無茶苦茶な私の気持ちを汲んでくれた人だけど、さすがに今度はきっと呆れられるだろう。
やっぱりダメなのかな。
万策尽きた思いで、私はがっくりと小さな児童公園のベンチに座り込んだ。まるでリストラされたおじさんみたいに見えるだろうが、人の目なんて気にしていられない程、私は落ち込んでいた。
短大で、なんでもいいから資格を取っておけばよかった。
店を継ぐのではなくて普通の会社に就職していたら、もう少し社会のことが知れて、もう少しうまく世渡りできていたかもしれない。もしかしたら何か役に立つ技術が身に付いたかもしれない。これは安易に流れてしまった自分への罰かもしれない。
でも……あの店を継いでいなかったら、そもそもルアンやレイナに出会うことはなかったのだ。
取り留めもない思いばかりが頭の中に浮かんでは消える。
さっき児童公園の入口の自動販売機で買った冷たい缶コーヒーが、手の中で温くなっていく。
私は人目も憚らず大きな溜息をついた。
「はあーーー」
こうしていても仕方ない。帰ろうか……
そう思いながらも動く気が起こらない。情けなくて涙が出てきた。俯いた先に見える自分の靴がぼやけ、膝の上で缶コーヒーを持っている手の上にポタリと涙が落ちた。
こんな情けない姿を見たら、ルアンもレイナもきっと私に嫌気がさすだろうな。
「もしもし、お嬢さん。大丈夫ですか?」
小説だったらこんなとき、不思議な力を持った人が現れて「私の店で働きなさい」とか言ってくれるのに。その人の店は不思議な喫茶店で、オーナーが色んなお客様の悩みを不思議な力で解決してしまう。そこで私も何か潜在的な能力が認められて、お手伝いするようになりました、なんてことになるのになあ。
この一週間で私は自分の無能さを嫌というほど思い知った。
「お嬢さん?本当に大丈夫?」
自分に声がかけられていることに私は気が付いた。目の前に見知らぬおじさんが立っていた。
「失恋した……って感じじゃないね。どう見てもリストラされて失業したけど再就職先が見つからなくて途方に暮れてますって感じなんだけど」
当たってる。その通りだよ。何か急にイラっとした。
それがどうしたよ。あんたには関係ないだろ?それともあんたが私を雇ってくれるのかよ!
これは八つ当たりだ。いけない。とにかく落ち着け、私。
「その通りですよ。すいません、暗い顔しちゃって。ご迷惑だろうからもう行きます」
残った缶コーヒーの液体を一気に喉に流し込んで、私は立ち上がった。
「それじゃ、うちで働かない?」
そのおじさんがぽつんと言った。
「……」
警告アラームが頭に鳴り響いている。絶対怪しいよ、このおっさん。でも一応聞いてみるか。もしかって事もあるし。
私の危険への閾値は、このとき最低レベルまで下がっていた。
私は立ち止まって、そのおじさんと向き合った。
「何のお仕事ですか?」
「マッサージのお仕事です。まあ最初は補助から始めることになるけど」
ああ、やっぱり夜の仕事か。ちょっとでも期待した私が馬鹿だった。
まあ、現実なんてこんなもんだ。でもこれで帰る勢いがついたな。
「夜のお仕事はお断りです。さよなら」
踵を返して帰ろうとしたのに、まだ話しかけてくる。
「いや夜の残業はまずないよ。朝10時から夜19時が定時。お昼休憩1時間の一日8時間労働。土曜日は午前中だけ勤務で午後は休み。日曜・祝日は基本的に休み。通勤手当あり。社会保険完備。賞与は年2回。有給休暇あり。年末・年始・お盆の休暇あり」
えーとそれから、と話が続く。私は思わず立ち止まって聞き耳を立てた。
「出産休暇、育児休業制度あり。ただ女性には申し訳ないけど生理休暇はなし」
めちゃめちゃいい条件じゃん!何それって感じ。あ、お給料のこと言ってない。そこが落とし穴か?
「それで給料なんだけど、月給制で最初のうちは総支給で35万くらいだから、手取りにしたら30万切るくらいになっちゃうけど」
今まで受けた面接が嘘みたいな好条件!私の希望をそのまま具体化したような話だ。
「私、マッサージとかしたことないんですけど」
こうなったらファッションマッサージでも我慢しようかと、気持ちが大きく揺らいだ。
「ちゃんと手取り足取り教えるよ。心配ない」
そんな悪い人には見えない。自分が楽しんだ後どこかに売り飛ばされるなんてことはないと思うんだけど。
でも私の人を見る目なんて当てにならない。悪い人ほど虫も殺さないような顔してるって話を聞いたことがあるような気もする。
「ただ一年以内に資格を採って欲しいんだけど。まあ、それは話が決まってからにしようか」
「資格……が要るんですか?」
「補助の間は要らないけど、いづれは一人前に働いて欲しいし、資格をとれば給与も上げられるし、あなたの将来のためにも資格はあった方がいいと思うし」
理屈は分かる。でもいったいどんな資格なんだろう。そもそも何処で採るんだろう。まあ、いいか。
「じゃ、まだ時間あるなら店に行ってみようか?」
「はい……」
こんないい条件の話はこれを逃したらもう絶対ないような気がする。ルアン、レイナと一緒に暮らすためだ。腹を括ろう。
ゴメン。仕事の内容は見逃してね……
しかし朝10時から勤務ってことは、朝っぱらからファッションマッサージに来る人がいるってことだ。ちょっと不思議な気がした。
そろそろ日暮れで灯りが点り始める飲み屋街には、会社帰りのおじさん達を、客引きのお兄さんやお姉さんがそこここに立って、呼び込みをしている。その中を私はおじさんに連れられて歩いて行く。
少し前まで、まさか自分がこういうところで働くことになろうとは思ってもみなかった。今でも意識の半分はこの現実を飲み込めていないのかもしれない。
「ここやで」
そこはまさに照明がキラキラと輝き、扉の前には胸元が大きく開いて太ももの付け根あたりまで切れ込んだドレスを着たお姉さんが立っている。その扉の向こうがどうなっているのかは、分からない。
おじさんはそのお姉さんに軽く手を挙げて挨拶すると、ビル横の鉄の外階段を上がって行った。私もそれに従って階段を上がる。
二階の部屋の扉を開いて、
「さあ、入って」
とおじさんが手招きしている。ここに入ったらもう引き返せないだろう。
私はその扉の手前でたっぷり10秒ほど固まったが、やめて帰るという選択肢はついに出てこなかった。
「やめた方がいい」という自分の正直な気持ちに強引に蓋をして、私はその扉の中へ足を踏み入れた。
私に続いておじさんも中に入り、扉がバタンと閉められた。鍵は掛けられなかったことをこっそり確認する。
灯りが点けられた。そこはマッサージに来た客をもてなすような部屋には思えない。たぶん事務所なのだろう。ソファーが一つと対のテーブルが一つ。それにパソコンが乗った事務机が一つあるだけ。殺風景極まりない部屋。
入口で靴を脱いで上がる。
「そこに座って」
おじさんは奥から飲み物の入ったコップを持ってきてテーブルに置いた。
口を付けると、それは良く冷えてほどよい濃さの、おいしい麦茶だった。
おじさんは事務机の引き出しから紙を一枚取り出して私の前に置いた。
「これ契約書ね。さっき言った通りのことが書いてあるけど、念のためもう一回自分で確認して。それで問題なかったら、一番下のところにサインしてね」
そう言ってボールペンをその契約書の上に置いた。
そこには確かにさっき聞いた内容が書かれていた。職種は「マッサージ補助」。
私はその契約書に自宅の住所と電話番号を書いてサインした。
「え?君、和歌山の子なん?」
そうだ。それを相談しないといけない。
「私、今和歌山に住んでて、こっちに引っ越してくるつもりなんですけど、色々と身辺を片づけないといけないし、住むところも探さないといけないしで、できたら9月1日からでお願いしたいんですけど」
「うーん、9月か……本当はもっと早く来て欲しいんだけど。引っ越すんじゃ、まあ仕方ないか」
「でも、本当に来てくれるんだよね?」
急におじさんの顔が真剣になる。そういう顔をされるとちょっと怖い。怯んでしまいそうになる気持ちをなんとか励まして答えた。
「はい、必ず来ます」
おじさんはじっと私を見つめている。昔話でこんなのなかったっけ。嘘ついて逃げ出した人を幽霊が追って来て取り殺すって話。私は逃げるつもりないけど。
「君は嘘を付くような娘じゃないとは思うけど、口約束だけじゃやっぱり不安だから」
こっちに来て、とおじさんが私に手を差し出す。
ああ、やっぱりそうなるか……ここまで来たらもう逃げられない。私は差し出された手に向かって自分の手を差し出した。
おじさんに手をとられて奥の部屋に連れて行かれる。その部屋にはベッドがあった……
「そのベッドにうつ伏せに寝てくれるかな」
私は言われた通りにベッドにうつ伏せになった。
あれ、このベッド、ちょうど顔のあたりに穴が開いてる。変なベッドだと思いながらその穴に顔を入れてみる。
なるほど、うつ伏せになっても、顔を曲げなくても楽に呼吸ができる。ファッションマッサージってこういうベッドを使うのか。
そんなことを考えていると、おじさんの手が私の肩甲骨のあたりにそっと触れた。私はその瞬間ぞわっと身体が震えた。
ああ、もう本当に逃げられない。ルアン、レイナ、ごめん……私はきつく目を閉じた。
おじさんの手が私の背中を撫で、肩を揉んだり押したりしながら徐々に首筋へと移動する。
「ふむ、素直な筋だ。いや、ちょっと捻くれてるところがあるぞ。なぜだ?ははあ……お父さんお母さんにあまりかわいがられた記憶がないことに起因しているらしい……いずれにしても義理堅い筋をしているから、約束を破るようなことはなさそうだな……おやおや、まだ処女とは今どき珍しい……」
何やら口の中でブツブツつぶやいている。
「あの……私、服とか脱がなくてもいいんですか?」
「ちょっと筋を見せてもらっただけだから。もう起きていいよ」
「ええ!それって不合格ってことですか!?私、約束は守ります!やり方も教えてくれたらちゃんとやります。だから……」
私は自分でノースリーブのブラウスのボタンを外しながら叫んだ。
「え!?いやいや、ちょっと待って!」
おじさんが慌てて両手で私の腕を掴んで止めた。
「何か勘違いしてないか?」
「だってマッサージ嬢の募集なんでしょう?ファッションマッサージなんてやったことないけど、どうしてもお金が必要なんです。何されても嫌がりませんから、どうか雇って下さい!」
~大爆笑~ された……
「君、入口の看板見なかったの?それに契約書の最後のとこに書いてあったでしょ。うちは「ニイハオ鍼灸院」。ファッションマッサージはこの下のお店。うちとは関係ないよ。まあ下の娘が鍼灸のお客さんとして来ることはあるけどね……ぶはっ!」
~大爆笑~ 再び……
「しかし俺って、マッサージ嬢を勧誘する様な人に見えるかねえ……自信なくすよ」
「じゃ、9月からよろしく。何か聞きたいことがあったら契約書に書いてある電話番号に電話して」
契約書のコピーをもらって帰り際、扉の横に掛かっている看板が目に入った。さっき入るときにはおじさんが扉の脇に立っていたから、看板が隠れて見えなかったんだと分かった。
色々恥ずかしい勘違いはあったものの結果オーライ!
私が神戸へ移住する経済的な基盤はこれで確保された!
収入が決まれば生活費やその他の諸々の経費から逆算してどのくらいの家賃までなら払えるかを計算し、その範囲での物件探しだ。
「この上にも空き部屋あるよ」って孫先生は言っていた。職場が近いのはいいが、ちょっと近すぎるかな。一階がファッションマッサージのお店っていうのも、ルアン、レイナの教育上、問題がありそうだし。
ちなみに、あの鍼灸師のおじさんは孫さんって名前で、孫パパと同じく中国の出身だそうだ。中国の人って「孫」って名前が多いらしい。
二人のことを考えると孫パパの店には近い方がいい。私としては自分の職場にはなるべく近い方がいい。
ルアンとレイナの部屋に私の部屋、キッチンとダイニング、できたらリビングも欲しいから、2DKかできたら2LDK。
……高い!どれも高過ぎる!!私の収入の半分が家賃で吹っ飛ぶ。かなり遠方まで離れないと私が考えた広さの部屋なんて借りられない。
「うーーーん」私は唸った。
結局残る選択肢は、ニイハオ鍼灸院の入っているビル。
ぱっと見ただけだけど、入口入ってすぐ事務所みたいなスペースがあった。たぶんあそこが待合室なんだろう。その奥にベッドがあった部屋が診察室なんだろう。その奥は見てないけどキッチンスペースはあるようだ。あの先生が住んでいるとしたら自分の部屋があるだろうから、少なくとも1LDKの広さはあるはず。
中華街に近くて、私の職場にも近い(近すぎる)という条件は満たしている。飲み屋街にあって一階が風俗の店というところはちょっと問題だが、この時点で最も現実的な選択肢に思える。
間取りと家賃について、もう少し詳しく聞いてみる必要がありそうだ。
「3LDKだよ。もちろん風呂、トイレ付き。ちなみにうちが払ってる家賃は6万8千円。安いでしょ。確か6階が空いているはずだよ。エレベーターもあるから問題ないと思うよ。一回見に来たら?大家さんに言っといてあげるから」
さっそく次の水曜日に見に行くことで大家さんに話を通してもらった。3LDKで6万8千円って安すぎないかと、逆に心配になる。
一回が風俗のお店。二階が鍼灸院。三階がクラブ。四階が雀荘。五階が占いの館。現状は一般の入居者はいないらしい。
「四階が雀荘だけど、下は占いの館だから騒音の心配はないと思いますよ」
「築年数は30年過ぎてるけど、神戸の地震の時もビクともしなかったから、耐震強度は大丈夫だよ」
3LDKというだけに、居住スペースの広さ、部屋数は問題ない。内装も意外ときれいだ。
「ちょっと前まで若いご夫婦が住んでたんだけど、奥さんが亡くなってね」
もしかして事故物件!?
「いや病気だよ。癌だったらしくてねえ。若いのに気の毒に。それで一人で住むには広すぎるし、思い出があって辛いからって、旦那さんは引っ越しちゃたんだよ」
「六階のこの部屋には私も思い出があってね、できたら若い人に使って欲しいんですよ。家賃高いと若い人入れないでしょ?子供ができても、ここを出て行かなくても子育て出来る場所として、長く住んで欲しいと思ってね。これだけ広ければ夫婦の部屋とは別に子供部屋だって作れるし」
「私、独身ですけど……」
「でも、この部屋に住みたいってことは、近々同居する人がいるんでしょ?」
「はい、まあ、それはそうなんですけど……」
「六階だし、エレベーターはあるけど出入りが不便だからね。家賃は4万5千円ってとこでどうですか?」
4万5千円!!!?安すぎる!
「はい、決めます!」
ここを逃したらもうこんな好条件の物件は見つからないだろう。仕事決めるときもそんなこと考えたっけな。私ってかなりギリギリの人生を生きてるなあ。でも人との出会いの運だけは持ってるかもしれない。
「信用できる人に入って欲しいから広告は出してないんですよ。あなたは孫先生の紹介だからね、安心してお貸しできますよ」
孫先生とはまだ一回しか会ってないんだけどなあ。まあ、これから毎日のように会うことになるけど。孫先生って信用があるってことは分かった。
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