異世界封鎖機構

赤ぬこ むぎ猫

第1話

『N市第23区にてサッチャーの出現を確認、第三支部に出撃要請、承認...ワーグナー汎用人型戦闘機出撃せよ。』

支部内に響くアナウンス




汎用人型戦闘機ワーグナー格納庫に着いた藤崎は愛機のワルキューレに乗り込み、N市第23区へ向かった。その区域はサッチャーが暴れ回っている最中だった。藤崎はワルキューレのパイロットとして、迅速かつ的確な行動を要求されていた。彼はコクピットの中で機体に力を込め、覚悟を決めた。「サッチャーを倒すために、最後まで戦い抜く!」藤崎の声が響き、ワルキューレは空へ舞い上がった。

ワルキューレが空中に舞い上がると、サッチャーの姿が目に入った。巨大な怪物は街を蹂躙し、人々を恐怖に陥れていた。藤崎は冷静に状況を把握し、ワルキューレの機体を駆使して攻撃を仕掛ける。しかし、サッチャーは驚異的な回復力を持ち、一撃では倒せない。藤崎は焦らず、冷静な判断と粘り強い戦いを続けた。時間が経つにつれて、藤崎の攻撃は徐々にサッチャーに傷を負わせていき、希望の光が見えてきた。

「先輩!」

藤崎の耳に、パイロット仲間の声が聞こえた。彼は視線をそちらに向けると、ワルキューレの隣にもう一機の汎用人型戦闘機ワーグナーが現れていた。それは、彼が信頼する先輩パイロット、朝倉の乗る機体だった。


「朝倉!なんでここに?」


朝倉はにっこりと微笑みながら答えた。


「お前一人じゃつまらないだろ?一緒にサッチャーを倒しに行こうぜ!」


藤崎は胸に力を込め、ワルキューレの操縦桿を握りしめた。


「ありがとう、朝倉!一緒に最後まで戦おう!」


二人の汎用人型戦闘機ワーグナーワルキューレが共に空へ飛び立ち、サッチャーとの壮絶な戦いが始まった。

サッチャーの巨体に対して、二人の汎用人型戦闘機ワーグナーワルキューレが連携して攻撃を繰り出す。ワルキューレの剣で斬りつけながら、朝倉の機体からは強力な魔法の矢が放たれる。サッチャーは苦痛の表情を浮かべながらも、その力を振りかざし、二人に反撃を仕掛ける。


「朝倉!集中攻撃だ!」

「おうよ!」

藤崎の声に応えるように、二人の戦闘機は一斉にサッチャーに向かって突進する。剣と魔法の連続攻撃がサッチャーを追い詰め、ついには倒すことに成功した。


「やったぞ!サッチャーを倒せた!」


藤崎と朝倉は喜びに満ちた笑顔を交わしながら、空中を舞い上がるワルキューレ

一緒に回り、勝利を祝った。


しかし、喜びも束の間、新たな脅威が現れる。


「なんだあれは!?」



「でかい....猫...か?」










つづく






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