第5話『幻覚剤は役に立つのか』
「要するに、エストレージャ・デ・マルには大量のドラッグが出まわっているということだな?」
「何を考えているの? 素直になって。パラダイスで、ほかにやるべきことがあるとでもいうの?」
J・G・バラード「コカイン・ナイト」より
☆☆☆
『みんなで遊ぼう♪ 楽しくおどろう♪』
月の光に
ラリゴ
みんな楽しそうに歌って、おどっていた。
みんなというのはみんなだ。
毛むくじゃらなラリゴ盗賊も、
ふだんは彼らの言いなりになってるミジメな奴隷も、
男も、女も、子どもも、老人も、
犬も、猫も、
馬も、羊も、
猿も、牛も、
鹿も、鳥も、
ドイメも、
貴族のバカ息子クタオも、
盗賊の
機械兵も、
大麻の『ぶっとび丸』の甘いケムリにつつまれて、
みんないっしょに歌って笑い、おどっていた。
「よ、よお佐藤。なんだこれ。幻覚か?」
「こういうバッド入ったときってのわ、こわいよな。アタマがおかしくなったまま一生このままなんぢゃねえかと思って泣きたくなる」
「幻覚とちゃいまっせ! れっきとした現実や!」
おどろくことに、いつのまにか手足の
「これが魔法ドラッグ『
「シンナーじいさんが浮いてるぞ! ワイヤーかなんかで
「やいヂヂイ! 俺たちに変なもん吸わせやがったな!」
「わ! 押したらアカン! あぶない、あぶない、わ! わ!」
『
いつのまにか
「イ、イテ! あんたら、なんですぐワアワアさわぎだすんや! 話を聞きなはれ!」
「
「シャブかNボムでも
気づくとオレと佐藤のクサリの枷もはずれていたが、『
二人ともヒモがうまくむすべず、そまつな奴隷用のオレンジのズボンがずり落ちて、ハト時計みたいにチンポが出たりかくれたりする。ああ神さま、どうかあわれなすべてのジャンキーに、どんなにぶっとんでもズボンがずり落ちてこないチート能力をください!
シンナーは天井につりさがった電球みたいに、
「これが魔法や! 無意識の欲望、想像力、願いが、現実のカタチになりまんねん。魔法ドラッグは、その力を何倍にもふやすんや!」
「……んなこと言われてもなあ」
「よおヂヂイ。俺たちわバカなんだから、もうちょっと分かりやすく教えてくれよ」
「説明してるヒマなんかありまへん!
あんたらこれから、この砦から逃げだして、ズミ川をさかのぼり、ゴブリンたちがすむペッカ村へ行くんや。
ペッカ村に
チョンマゲっちゅうみょうな
カナタはんは勇者としてあつかわれてるけど、自分ではサムライっちゅうて名のっとる。
なんでも元の世界ではサムライゆう職業だったらしいんですわ。
カナタはんもあんたらとおなじ、異世界転移者や。
田中はんは……よう知ってるんとちゃいますか?」
ドキッとした。
聞きまちがいか?
その勇者の
え?
ちょんまげアタマでふんどし一丁の、自分はサムライだと言いはるイカれたオヤジ……
いやしかし、そもそもここは異世界で、どんなことでもありうるんだから、ほかにも父親に
オレが口をはさむスキもなく、佐藤がしゃべりだした。
「その勇者カナタっていうオッサンに会えって? それわなんのためだ? ペッカ村ってどこだよ? 俺たちわこの世界のカーナビも持ってねえし、スマホもつうじねえんだ」
「せやから、しゃべってる時間がありまへんねん。あとは神さまが……この
空中のシンナーはオレたちのところまでおりてきて、キノコ帽子の中からLSDのシートを一枚とりだした。それは切手よりも小さな
シンナーがとりだしたLSDを口に入れた佐藤は目がライトみたいにピカピカ光りだし、カラダがふにゃふにゃになって
「お、おい! 佐藤!」ふつうLSDは三十分~一時間ほどたたないと
「これはLSDの魔法ドラッグ『
やおらシンナーがキノコ帽子をとると、そのはげアタマにキノコが
「このキノコも魔法ドラッグですねん。右からじゅんばんに『
アッ!
シンナーも『
かすかに声だけが聞こえ、それも遠のいてゆく。
「ペッカ村に行きなはれ、勇者カナタに会うんや! そこであんたらは、この世界をすくう魔法ドラッグを……逃げろ……王のコイン……帝国を……おなら……」
「お、おならってなんだ? 俺のことか? ……俺ってダレだっけ?」
「佐藤! しっかりしろ」
肩をかしたが佐藤は
「おまえ何キロあんだよ。ダイエットするって言ってなかった?」
「うーん、百キロをちょっと
開いていたボロ小屋の扉からでたところで、両目のピカピカ光る佐藤がまたうごかなくなった。
「ヨオ、どうした?」
「き、聞こえる。『
「シンナーじいさんが言ってた神さまじゃねえの?」
「き、聞こえるぞ……変なやつがアタマの中で俺に命令してる……『あのドイメってゆうガキをたすけて』……『機械妖精ンコソパにたのんで』……『
「機械妖精? どうしたんだよ漫画みたいなこと言って。佐藤おまえ、オタクになっちゃったのか?」
ガクッと、佐藤のカラダがさらに重くなった。
「田中……は、はやく……逃げないと……『
佐藤はつらそうに目をとじた。
☆☆☆
砦の広場では
俺たち 盗賊
おまえの身ぐるみ はがしにきたぞ
俺たち 盗賊
おまえのプライド ぬすみにきたぞ
俺たち 東へ行くぞ
オナラ しながら
俺たち 北へと行くぞ
ウンチ しながら
俺たち 南へ行くぞ
オシッコ しながら
俺たち 西へと行くぞ
ハナクソ 食べながら
「ケッケッケッケ。オラたち、盗賊。ケッケッケッケ。ああ、楽しいだっぺえ」
見ると、ドイメが青い目をまっ赤に
「おい、しっかりしろ! あの人形はどこだ? はやく逃げるぞ!」
「なんだっぺ? あ、ハゲだ! このハゲ! ギャハハハハ!」そういってオレのアタマを手のひらでたたいてくる。
あばれるドイメの腕をつかんだが、新しい雪みたいに肌がやわらかくて、
「オレはハゲの田中、そこで寝てるのがデブの佐藤。おぼえやすいだろ?」
「ハゲのタナカ! デブのサトウ! ケッケッケッケ。ああ、楽しいだっぺえ」
ドイメはバンザイして、またおどりだしてしまった。
「ヘイ! ドイメ!」
「んんん? なんでオラの名前を知ってるだすか?」
「あっちの小屋から見てたんだよ。うるせえな、どうでもいいだろ」
「知らない人にはついていかないように、お父さまとお母さまに言われてるだっぺよ! ざんねん、オラはそんな軽い女じゃないでげす。ケッケッケッケ。アソレ、だっぺ、だっぺ~♪」
ドイメは楽しそうに、うつぶせになってダウンしてる佐藤のケツを、
「ウッ!
「よおネエちゃん、まっすぐ歩けるか? んなもん取れよ。遊んでるんじゃねえんだぞ」
「イテテテテ! ちょ、ちょっと、耳をひっぱらないでけろ!」
猫耳の手ざわりはあたたかくて、かざりやオモチャじゃないみたいにドイメのアタマにくっついていた。
「うわっ!」
「それは耳だっぺ!」
「猫のモンスターだ! オバケ!」
「モンスターじゃないでやんす! オラはネコ族だす。ひ、ひどいだっぺ」
て、てめえら、みんな逃がさねえぞ! 勝手に外をうろつきやがって!
ふるえるどなり声がして、
オレとドイメはハジかれたように飛びのく。
しかしスゴラノビタはまともに立っていられないようで、サルが
オレが
スゴラノビタの太い腕がゆっくりと
ふたりともアタマがぶっとんでいて、『
動物園のナマケモノか、ウンコをもらした老人同士がケンカをしたらこんな感じだろう。
われながらマヌケで、なさけなかった。
ただ、ノロノロと
おたがいパンチもキックも当たらず、しまいには「ああ、むかしのイヤなこと思いだした」と泣きごとをいって、しゃがみこんだスゴラノビタが
ケンカに勝ったのかは分からないが、とにかくもう盗賊の親分はオレたちにおそいかかってこなかった。
「ドイメ! あの人形は。ンコソパはどこだ?」
「あれ、あそこだっぺ!」
メガネにヒビが入った貴族のクタオがひきつった笑顔を浮かべたまま、赤くなったり青くなったりして地面にあおむけになっていた。ドイメは虫をはらうようにクタオをはたいて、その手から美少女フィギュアをとりあげる。
車体へカラダをぶつけるように
これじゃエンジンがかけられない。
「グ、グヘヘへへ!」とつぜんスゴラノビタが笑いだした。「……グヘヘ。
こ、こんな、さわぎになって。
このみょうなケムリは、
これは魔法だ! 大魔法だ!
く、くるぞくるぞ。
ここらへんは
帝国の
だけど、そこに貴族のバカがつれてきた
機械兵がいるんだ。
魔力だ!
帝国の許可の無いところで、こんなにバカでかい魔力を勝手に……
こんな強力な魔力が機械兵に
くるぞ。
もっと、
じょ、上級の機械兵が、
帝国の
違法な魔力を
そのとき、砦の上空に
「あれは……」空を見あげたスゴラノビタが、涙を流しながらブツブツしゃべりつづける。
「……グヘヘ、帝国だ。『巨人の足』だ」
☆☆☆
月光よりも強い光がひらめくと、いつのまにか夜空に島が浮かんでいた。
あれは、見たことがある。こっちの世界に来たとき
しかしまえに見たときより小さいような気がする。いまは近くからでも島全体のようすが一目で分かるくらいにちぢんで見えた。
よくショッピングモールや倉庫がある、
島の上は現代アートみたいにメチャクチャで、重力が無視されているのか、
下から見あげた部分にも城や教会や塔や花園や市場や
ビルや
工場が
あり、
がたち、電線がさくそうして、
電光掲示板と広告用映像表示装置と商店街のネオンが光り、
交通整理やコマーシャルなんかの電子音楽が流れ、
道路や鉄道を車が走っているようで、
むかし高校の授業で見た、コンピューターの
島全体がピカピカ光っているような感じだった。
異世界にしちゃ現代的というか、なんなら重力が変になっているぶん、オレたちがいたもとの世界より未来的だ。
そして島のいちばん下に巨大な穴があり、そのとなりに穴よりは小さなレバーがついている。
まるで島のカタチをした、オモチャとか、ソシャゲのアイテムやキャラクターをだすアレ、バカでかいガチャガチャだ。
そのレバーがモンスターのうなり声みたいな金属音とともにグルリと回転して、中から金色の大きな丸いカプセルが飛びでた。
金色のカプセルが爆発する。
目をひらくと空飛ぶ島はあとかたもなく消えうせて、かわりに空へ
トレーディング・カードや
絵が
バチバチと電気みたいな音が
ホログラムみたいにかがやき、
『巨人の足』という、空中でいきなりできあがった一枚の芸術作品のタイトルが、
ひゅう、という音がその上空からやってきて、金色の絵はどまん中からぶちこわされ、
そこから金属なのか、巨大なとてつもない重さのカタマリが落ちてきて、
地面がはげしくゆれた。
ドシンッ!
空から落ちてきた物体のすがたが土けむりの中からゆっくりあらわれると、
ラリゴ盗賊の砦でいちばん大きな、スゴラノビタの石づくりの家がペシャンコにつぶされていた。
「帝国だ」「上級の機械兵だ」「『巨人の足』だ」
人びとの恐怖のハミングが、かぼそい声となり、たばねられ、ひろがりのあるメロディーとなって、
気づけば
☆☆☆
かえしのはりめぐらされた門、見はりのやぐら、盗賊たちのすむ兵舎、みんなの
建物の大小は関係なく、ラリゴ盗賊の砦は『巨人の足』の金属製の
それは足というよりは超大型重機をムリやりつみあげたような
中小企業の自社ビルほどの大きさで、遠くからだとかろうじて切りはなされた一本の巨人の足に見えないこともない。
そんなバカでかい金属のカタマリが、どんなしくみか、クレーンも無いのにひとりでに空へ飛びあがってはアタマの上に落ちてくるんだ。たまったもんじゃない。
「帝国だ!」「上級の機械兵だ!」「『巨人の足』だ!」
「「「ワ~♪ ワ~♪ ワ~♪ ワワワワ~♪」」」
ラリゴ盗賊も奴隷も動物たちも、広場の
「あ、あいつらなにやってるんだ?」
「どうでもいいだっぺ! 『巨人の足』がきてるだす、はやく逃げるでやんす!」
「でも車のキーが無いんだ、車がうごかせない」
「キー? と、とにかく、走って逃げるだっぺ!」
「佐藤を
『チャージ完了』という音声が流れて、その美少女フィギュアの
人形劇のマリオネットみたいに口の両はしからアゴにかけてふた筋の切れ目が入り、白人の少女に
『あ、モシモシ? モシモーシ。あ、どうもお! ワタクシ、機械妖精のンコソパともうします~、お世話になりますう、ハイ~』
「オモチャがしゃべった! トンボみたいに飛びまわってるぞ!」
「オモチャでもトンボでもないでやんす、ンコソパ様だっぺ!」
『佐藤さまからのサポート・サービスへのご登録のお申しこみとお、魔力のお支払いを確認いたしましたのでえ、ご連絡もうしあげましたあ。まことにありがとうございます~。
それで今日はどうされましたあ? なにかお
「サ、サポート? お客さまって、オレたちのことか?」
「ンコソパ様! 『巨人の足』が空から! たすけて! アタマがフラフラして! もうそこらじゅうメチャクチャで! ……ああ、はやくたすけて下さいだっぺ!」
「おい、車がうごいたぞ!」
「すべての機械をあやつる、これが機械妖精。帝国のライセンスが無くても、機械魔法が使えるでやんす。反帝国の守り神……ウワサは本当だったっぺ」
『今後はパーティー・メンバーのかたがたからあ、魔力のほうを自動でお引き落としさせていただきましてえ、サービスのほうを
とっさに運転席のドアをあけたが、手足をひろげたンコソパが目のまえでオレを止める。
『あのお、スミマセーンお客さまー。帝国のデータベースの情報をもとに『巨人の足』の移動速度を考えるとですねえ、
「じゃあどうするんだよ」
『えーと、
『異世界トンネル』に入るまえ、スポーツ・カーに乗ったモヒカンのガキどもをヘコましてぶんどった楽器の中に、
『それは伝説の
『はじまりの
魔力を
もう『巨人の足』から逃げるのはムリですからあ、アレを破壊するしかないと思うんですよお。
お客さまも文学みたいに、
じゃあはりきって、どうぞ~』
☆☆☆
「へっへー! こんなところにあったのかよ」
『
思いきり吸いこむと勝手に火がついて、魔法のケムリがカラダの中に入ってくる。ゴホッ! ゴホッ!
砦のすべてを
オレはギターの
大麻でアタマがぶっとびすぎて、ふり回そうとして、ギターにふり回されていた。
子供のころ、
子供のころからふざけてばかりで、ホームランなんて打ったことがなかった。
家に帰れば両親はケンカばかりで、
オタクもマジメも不良も、学校のやつらも会社のやつらもみんなウソをついたり、ミエをはったり、楽しいフリをするばかり。みんな
オレはボールなんかより、
すべてをぶっとばす笑いを、ドラッグを、オレの神さまをさがしていた。
死ぬまえのワルあがき、
さいごのジョーク。
ふつうに考えたら、ギターごと押しつぶされて死ぬだけだ。
あっというまにあの世へトリップ。
だからってほかにどうしようもない。
ギターで原子爆弾を打ち返せるって?
音楽とドラッグで世界が平和になる?
てめえはヒッピーか?
ハハハ
幻覚か。むかしの記憶、もとの世界の思い出、異世界に来てからのできごとが、風といっしょにオレのアタマの中にあつまってくる。
あの
この世のありとあらゆるエバったやつ。人生アガリの
あのマヌケづらがせまってくる。
またぶっとばしてやるよ。
くたばれ。
「このクソ野郎! 月まで飛んでけ!」
オレは
死の
異世界行きのトラックにはね飛ばされるのってこんな感じか。
当たったかどうかなんて分からなかった。
しかし、まだオレは死んでなかった。
『巨人の足』のかかとに、
空中で
メキメキ、ピキピキ、ビリビリ、パキパキ、ガラガラ音がして、
超大型機械の接続部分や部品のつまった内側、装甲の表面が大爆発をおこし、
赤、青、黄色の火花をはなって
花火みたいにバラバラに飛びちった。
何かの計器が赤く爆発し、
何かのモーターが青く爆発して、
何かのタンクが黄色く爆発する。
何かが赤く爆発し、
何かが青く爆発して、
何かが黄色く爆発する。
何かが爆発し、
何かが爆発して、
何かが爆発した。
オレも、佐藤も、ドイメも、ンコソパも、
ラリゴ盗賊も、奴隷も、動物たちも、
赤、青、黄色の光にてらされて、
みんな花火を見あげていた。
「これが、音楽の力か」
『ちゃうわアホー!』
爆発した『巨人の足』の花火のうしろに、カラダを
「よおシンナーじいさん。あんた、幻覚か?」
『その『はじまりの
「へっへー! なんとかなったんだから、なんでもいいだろ!」
『ハア……
アンタらがなんで神さまに選ばれたのか、よう分かりましたわ。
アンタらアホや。
アンタらバカや。
バカっちゅうのはすぐ泣くし、
オモロいことにはワッと飛びついて、
つらいことがあったらすぐ逃げだす、
ほんで、バカっちゅうのは、あとさき考えずブチギレることができますねん。
おりこうさんやったらアカン。こうはいかん。自分を守ることだけ考えて、
ガマンにガマンをかさねて、
強いやつ、かしこいやつ、えらいやつ、金持ちどもにゴマすって奴隷になる。
バカは、ちょっとでもバカにされたらすぐブチギレるねん。バカだから。
どこに人のことをイジメて、苦しめて、バカにするやつがいるか、すぐ分かるねん。
すぐわめいて、おおさわぎするねん。
バカっちゅうのは、
金もコネも学も無い。血すじだってしょうもない。この物語は、そんな気の短(みじか)いバカどもが主人公なんですわ。
そんなバカが、神さまから魔法ドラッグを
アンタらやったら、帝国に支配されたこの世界を、ホンマにこのンゲンニ界を、
アンタらみたいなキチガイは、ナニしでかすか分からんのや』
オレが思いきり石をなげると、シンナーはケムリが立ちのぼるように空へ吸いこまれて消えていった。
「タナカ! また帝国の機械兵がくるかもしれないでやんす、はやく逃げるだっぺよ!」
あわてるドイメに手をひっぱられても、オレは
薬物中毒者の異世界ぶらぶらドライブ 御尻割太郎 @kikkoshibari
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