第11話「流れ星の秘密」
「流れ星、それは、願いを叶えると言われる塵だと噂に過ぎないと俺は思っていた……しかし俺は、1人の少年と出会った……それがホシボシだ……こいつは、流れ星の化身でありもう一つの世界に住むウィッシュ星という星に住む人々で、流れ星を落とし願いを叶えて人に喜びをあげる化身だ。」
「え……?なんかの作り話だよね……?」
「作り話だと思うならお前の所に居るレボシにでも聞いてみろ……記憶があるならな」
「レボシの事……何故、君が知ってるんだ!?僕と君は初めて会っただろ?」
「俺は、知ってる……だって、俺はお前とレボシを救いに未来を変えるために未来から来たんだからな……」
「未来!?」
僕は、驚きを隠せなかった。頭が一気にこんがらがる中、忽那は真剣な顔で僕を見ていた。
「柏崎新間、お前の未来を教えてやる、お前は、UFO軍に殺られレボシは願いのカケラを全部取られ消える……」
「どっどういうこと……UFO軍?願いのカケラ?……つまり宇宙人が居るって事?馬鹿な話はやめてくれよ……」
「宇宙人……信じたくないのは分かるが居る……それに、宇宙人にもエイリアン星という豊かな星があった……しかし、UFO軍は違うこいつらは悪党共さ、元は囚人だったが自分の星を侵略し、次はウィッシュ星を……そして次はこの地球だ……」
「嘘だろ?……それに、僕はそいつらに……レボシまで……地球には沢山の人が居る……過去に来たのは何回目なの……?」
僕は、唾を飲み込み聞いてみる
「4回目だ……お前は……ボスには勝てない……」
「ボス……?」
「UFO軍の偉い奴だ……そいつにだけはお前は何度も勝てなかった……良いか良く聞け……レボシを救いたかったら意地でもレボシだけは守ってみせろ!」
「……レボシを守るよ…僕」
僕は、頭の中で、真っ先に考えたのはレボシだった……願いのカケラ…駄菓子屋で使っていたような……
「駄菓子屋で願いのカケラ使ってたかもしれない……」
「は?お前は馬鹿か?それは命の絆とも呼べるものだ……願いのカケラを使い切ったことは話してなかったな……全部使うと消えるんだぞ?まぁそれがウィッシュ星の人々の生き方だがな……」
「そっそんな……」
僕は、レボシが消えるんじゃないかと怖くて怖くて歯を食いしばる……
「良いか、良く聞け……今残っているのはホシボシと、レボシだけだ……こいつらを救いUFO軍を倒し他の流れ星達を救出する……それが俺とお前の役目だ」
「うっうん……」
「俺が未来から来たことはホシボシとお前しか知らない……ホシボシは、記憶があったから逃げて俺に話してくれた……そしてお前に渡すものがある……」
「?」
「この武器を常に持っていろ……これは、UFO軍が一番恐れている銃だ……これを撃てば殺れる……」
「えっ……でも……」
「レボシを救いたきゃ、よく考えるんだな…」
「……」
「俺は帰る……柏崎新間この話は良く考えといてくれ……」
「分かった……」
僕らは別れを告げ、とぼとぼと帰る……
「ただいま……」
「新間!帰りが遅かったから心配したのよ……今日は大丈夫だったの?」
「シンマ……?」
「ただいま、大丈夫だよ……」
僕は、レボシを見つめ決めた
僕は、君を守るよ……レボシ!
流れ星レボシのカケラの秘密 夜桜🌃🌸 @Yozakura1129
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