第3話:誘惑の甘い罠。

さて体が温まって風呂から出てバスタオルにくるまったユッカさん。

改めて見ると、おっぱい大きいし美人さんと来てる。

だけど異星人。

人間でも異星人でも綺麗な人は綺麗なんだ。


「おかげさまで体温まりました」


「それはよかったです」

「あの、ユッカさんのお口に合うかどうか分かりませんけど、よかったら

飲み物なんかいかがでしょう?」


「ありがとう〜優しいのねマニアちゃん」


ユッカさんは俺からカップを受け取るとグビグビ一気に飲み物を

飲み干した。

そのさい口からこぼれた飲み物が首を伝って彼女の胸に・・・。

「なんちゅうエロいねん」って、関西弁で言ってしまいそうなくらい

エロいねん。


バスタオルのままソファに座ったユッカさん。


「私、月で待ってるみなさんの船にはもう帰れそうにないかもです」


「だったら、俺んちにいたらいいじゃないですか?」

「いてもらって俺、ユッカさんにめちゃ甘えたいし・・・」


「え?・・・」


「いや、なんでもないです」

「月にいた異星人さんたちは船を修理してもうとっくに旅立ってますよ」

「今から追っかけても無理ですって」

「絶対、間に合いませんよ・・・無理ですよ、諦めましょう」


「なんで、そうやって私を引きとめようとするんですか?」


「別に引きとめようって訳じゃなくて・・・今からだといろいろ面倒かな

って思って・・・まあキューブに戻らなくても・・・ほら追いかけると

なると乗り物がいるじゃないですか・・・ブヒーって宇宙まで飛んで行ける

宇宙船とかスペースシャトルとかUFOとか・・・」


「まあ、そうね・・・」


「そう言うの手配できないでしょ?」

「だからいたらいいじゃないですか、ここに」


「私をこの部屋に監禁するつもりですか?」


「監禁?・・・監禁なんか・・・」


「あ、バスタオルが・・・」


わ〜わざと落とした・・・お、おっぱいが・・・めちゃ確信犯。


俺はすぐにバストルを拾ってユッカさんの裸を見ないようにして彼女に

バスタオルを渡した。


「拾わなくていいのに・・・」


「だって裸じゃマズいじゃないですか?」


「お風呂場でも今も、見たでしょ?私の裸?」


「ユッカさんが隠さないから・・・ 」


「あのね、いいこと教えてあげます」

「私の星ではね男性に裸を見られたら、もう一生その人のモノにならなくちゃ

いけなってしきたりになってるんです」


「ま、まじで?」


「じゃ〜いち度に何人もに裸見られたらどうすんですか?」


「あ、考えてなかった」


「ウソなんじゃないですか、人を食った人ですねユッカさんは」

「なにがしたいんですか?」


「マニアちゃんと仲良くなりたくて・・・」


「どっちみちお月さんにも、船にも帰れないんですから」

「ここにいれば俺たち自然と仲良くなりますよ」


「私、監禁されちゃうんでしょ・・・で、いろんなエッチいこと

されちゃうんですよね」

「目隠しされて手首縛られて・・・」


「そんなことする訳ないでしょ、なに言ってんの」


「マニアって名前だから・・・そう言うマニアかと思って・・・」


「名前だけです・・・俺は女性にひどいことしたりしませんよ」


「マニアちゃん私とエッチしたい?」


「おおっと・・・いきなりですね・・・ユッカさんの種族の女性ってみなさん

そうなんですか?」


「なにがそうなの?」


「知り合ったとたん、すぐ俺を誘惑してるじゃないですか?」

「早急すぎますよ、なにか魂胆あるんですか?」

「俺を誘惑して口から卵を産み落とそうとしてるとか?」


「なに言ってるの・・・私、エイリアンじゃありません」

「なにもないから・・・ここ置いてもらうお礼しなくちゃいけないと思って?」

「私はこの豊満な体しか持ってないからね、あげられるもの他にないから」

「そう思ったからエッチしたいですか?って聞いたの」


「そりゃエッチしたくない訳ないですけど・・・俺はもうちょっとナチュラルを

求めてるタイプなんです・・・」

「お互いの気持ちが愛情がマックスになった時にってのが理想なんですけど・・・」


「マニアちゃんはゆっくりがいいのね?」

「セックスより恋愛が先ってことなんですね」


「普通そうでしょ?」


結局、ユッカちゃんが何をしたいのかよく分からないうちに俺んちで暮らす

ことになった。

まあ、どこにも行けないんだからそういうことになるよね。


とぅ〜び〜こんて乳。


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