第2話:ユッカ・アロイフォリア。

バスタブからこっちを覗いていた女性は一目で人間じゃないって分かった。


見た目は人間の女に見えるけど顔の色や皮膚も髪の毛も全部ピンク色・・・

人間の女性とはあきらかに違っていたからだ。

俺は異質なモノを見たせいで、そこでしばらく固まっていた。


日常や現実にないことを見ると人はかならず、こんなことある?って

疑問に思う。


「どうも〜こんにちはぁ、悪いんですけど・・・ちょっと体を温めたいの」


「え?ああ・・・いいですけど・・・」


およよ・・・裸じゃん・・・ヤバくない?・・・おっぱいモロ見え・・・。

しかもめちゃデカいし・・・。


「ってなんでおネエさん、は、は、裸なんですか?」


「キューブのコールドスリープが解除されちゃったからね・・・

だから出てきたんです・・・でも体が冷えてて・・・できたら体を

温めたいんですけど・・・」


「キューブ?・・・あのちっこいキューブから出て来たんですか?」


え〜どうやって中に入ってたんだよ・・・。


「ちょっと待って・・・謎だらけだからいろいろ整理するから」


そう言いながら俺はバスタブにお湯をジャバジャバ入れ始めた。


「で、あなたは誰?・・・何者?ですか?あきらかに人間の女性とは

違いますよね」


「私?・・・私は遠い悠久の果てからの旅人です」

「本当はね、無事に太陽系を通り過ぎる予定だったんだけど船が故障

しちゃって修理に長くかかるからって一時的に月に降りたの」


「修理に何年かかるか分からないって言うから私たちは月に降りて

簡易ドームでキューブの中に入ったまま修理が終わるまで眠って待つことに

したんですけど・・・そこからがよく分からないんです」

「目が覚めてキューブから外を覗いたらここだったから・・・」


「そうなんだ・・・で、あなたお名前は?」


「私、ユッカ・アロイフォリア・・・アンファって種族・・・ユッカって

呼んでください」

「私、ここを出てかなきゃいけませんか?」


「あの〜これってファーストコンタクトですよね」

「こんなこと誰も経験できないでしょ?超レアな経験でしょ?」


「私も地球の方とお会いするのははじめてです」


「出てくったって・・・行く宛でもあるの?」


「ないです・・・」


「でしょ?たとえ異星人さんでもこんな夜に出て行けなんて俺には言えませんよ」

「ユッカさんここにいればしかないじゃないですか・・・」


「いいんですか?ここにいて?」


「いいんですって・・・」


むしろいて欲しい、こんなデカパイでキュートなヒップでセクシーなお姉さん。


「ヨッカさんさえよかったらミッカでもヨッカでも永遠に・・・」


「ユッカですけど・・・」


「あ、すいません・・・あははユッカだった・・・」

「ところでユッカさん・・・どう見ても僕より歳上ですよね・・・」


「お兄さん、お歳いくつですか?」

「17歳ですけど」


「生まれて17年ね・・・私は300年生きてるわね」


「さ、さんびゃくねん?」


「確かに私の方が歳上ですね」


「それって歳上すぎでしょ?」


「それよりお兄さんのお名前教えてくれます?」


「あ、俺は大宅 真仁亜っおおたく まにあて言います・・・マニアです」


「そう、マニアちゃん、よろしくね」

「それで?ここはどこですか?」


「ここは地球ってところの翌桧町あすなろちょうってところの俺んちの家です」


「あ〜そうなんですね」


ユッカさんは少しだけ納得した様子で俺が入れた湯船に浸かっていた。

だから俺は彼女が風呂から出てきた時のためバスタオルと着る服を用意した。


それにしても・・・異星人って、エイリアンって?

まさに未知との遭遇じゃん・・・ETだろ?


彼女については親父が持って帰って来た親父の責任だけど、もしこのまま

ユッカさんが月へ帰れなかったら、俺んちで暮らすことになる?。

だったら俺に異星人のお姉さんができるってわけか?


姉ちゃん欲しかったんだよな俺。

ユッカさんにめちゃ甘えたい!!


ユッカさんおっぱいデカいし・・・めちゃ丸い尻してるし、しかもエッチいし、

しかも優しそうだし・・・体からエロフェロモン出まくってるじゃん。

何もしなくても下半身反応してるし・・・。

親父がキューブをユッカさんを会社に返すって言っても俺はボイコットする

からな。


とぅ〜び〜こんて乳。

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