エピローグ

 君は突然僕の前に現れた。そして1年前の約束を守ってくれた。一緒に天の川は見れなかったが、君に会うことが出来た。


 君はお父さんの仕事のせいでいきなりアメリカに連れて行かれたらしい。僕に連絡を使用にも連絡先がわからず、わざわざ中学校に連絡しようともしたが、それは流石に諦めたらしい。


 でもきっと僕ならあの展望台に7月7日にはいると思い、親に無理を言って説得させて頑張ってきたらしい。本当はもっと早く着くはずだったのに飛行機がとても遅れたりして間に合わなかったと言っていた。


 だとしても僕と君はまた出会うことが出来た。連絡が取れなくても。本当に見えない何かで繋がっていたんだ。


 何光年先の世界で君にまた出会えたなら。僕はもう君を手放してしまうようなことはしない。そして言葉では伝えることが出来ないこの思いを一生をかけて伝えていく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

何光年先の世界で君とまた出会えたなら。 功琉偉つばさ @WGS所属 @Wing961

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ