第10話 フランスへ

 葵「ごめんね 茜 南海君との事。でも どうにか はぐらかすから 茜が 帰ってくるまで 私 パパと お祖父様 騙すのは 自身あるの。


 ファッションショーは 2箇所で あるわ。マルセイユに出てくれれば パリは私が,完治して行けるから、その時、茜と変わればいい!


 そして 茜は 葵となってフランスへ。そして 葵は 茜となって 病室にいたの。


 所が 竜ちゃんと 会ったあの日 お祖父様が 南海君と お見合いをしなさいと 言い出して 南海君に会えばきっと、バレる。 


 バレなかったとしても 婚約までトントン拍子で 日取りがきっと決まる。もし 何かフランスでアクシデントがあり 茜が 帰って来れなかったら 私が 南海君と婚約しなきゃならなくなったら 茜と南海君に 取り返しのつかない事をしてしまう と思い お祖父様から 逃げたの。」


 竜「一億円持って?」


 葵「それはー茜が帰ってきて私がフランスに行く前に 日本を満喫したかったの。フランス行ったら いつ帰れるか分からないし、 もしかしたら、帰って来ない可能性もあるから」 


 竜「帰ってこないって、俺は?なーんか俺の事中途半端じゃん」

 竜「俺の事は、どうすんのーーー?」

葵いわゆる俺のすきなAは 大学を休学してフランスへと旅立ってしまった。


 その後の俺は ふっつうに 銀行マンをまっとうし、時には,家で料理なんかを作ってみたり、携帯に 何かメッセージ来てるかなー?と見てみたりもしたが、音信不通の毎日だった。


 あれから2年がたった。俺は成田空港歩いていた。


 葵はフランスで モデルの仕事が立て込み2年間 フランスで暮らした。そして 突然帰ってくると 茜にLINEがあった。


 茜は俺に 葵を迎えに行ってあげて と連絡してきた。俺は、到着口で 待つ間も 嬉しい気持ちと 俺の事を覚えてるのか?と言う不安とが交差して落ち着かなかった。


 トランクを持って 出てくる 葵を見つけた。「あ、お、い、」 俺は手を振った。


 葵は いきなり走り寄り 俺に飛びつく様に抱きつき 頬にキスをした。 

 

 葵「只今 竜ちゃん 会いたかった。次は、 か、に、蟹食べ行こう。旅行の続きをしなきゃ」 俺は 葵と肩を並べて 歩き始めた。


 竜「又フランスに戻るんだろう」

 葵「うーんと 暫くは 戻らない 仕事は 片付けて来たし 大学卒業は しなきゃ!竜ちゃんは?」 

 竜「俺!俺は ただの銀行マンやってる」

2人の声が 弾んでたのは 確かだった。

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俺が あの日出会ったのは、偶然もしくは必然 鬼塚 夢 @itigo11

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