女の子
しばらく細道を歩いていた。
やがて...
道の先の広場にたどりつく。
「ここら辺は、松山城へとつながってる広場なのかな?」
って思ってたら、女の子に声をかけられた。
「あーっ!クワガタだー!」
って、わたしの虫かごの中のクワガタを見て、飛びはねてる。
「クワガタほしいなー!」
って、その女の子は、わたしに言う。
「また、つかまえればいいかっ!」
って思って
「いいよ~」
って言って、虫かごごと、その可愛らしい女の子にわたした。
「ありがとうー!」
って、虫かごを手にして、女の子は喜んでる。
「じゃあね~」
って言って、わたしは、細道を引き返そうと歩きだした。
「ちょっと待って~」
って、女の子に言われて
「えっ?」
って、女の子のほうに振り返った。
女の子は
「はいっ!これあげる~!」
って言って、わたしの首に、何かをかけて、そして
タッタッタッタッターッ
て走って行った。
女の子のくれたのは、きれいな緑色に輝く宝石みたいなアクセサリー。
わたしは、緑色に輝くネックレスを首からさげて、松山城の細道を引き返して行った...
小学4年生の時の夏休みの想い出
☆☆☆おわり☆☆☆
松山城の細道 ヤッキムン @yakkimn
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます