タイトル[地球が泣いてる?馬鹿みたいなことを言うな]

絶望を超越するもの

タイトル[地球が泣いてる?馬鹿みたいなことを言うな]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で飯を食いながら話をしていた。


「人類のせいで地球が泣いてるて

言われることがあるじゃないですか

あれって実際のところどうなんですかね?」


「90年代によくあった奴だね

地球に意志があるかもわからないし

意思があったとしても環境破壊も

兵器も地球が気にしているとは思わないがな」


「それはどうして?」


「人間の兵器も環境破壊なんて地球からしたら大したことでもないんだ

まず兵器はこの世に存在する全ての兵器を地球に打ち込んでも

別に地球は滅びないほどに地球てのは強いもので人間は弱いものなんだ

そして人間の環境破壊も氷河期やカーニアン多雨事象などと比べたら

正直に言ってまるで大した事はないしそもそも人間以外の

植物なども大量絶滅と環境破壊を起こしているし

大多数の人間が大して地球を汚してないし癒してもいない

そもそもの話人間は自然に未だまるで勝つことができないほどに弱いからな」


「人間でそんなにも弱いんですか?」


「そうだな半径100km程度の小型台風を破壊するのに

広島に投下された原子爆弾が何発で相殺できると思う?」


「う〜〜〜ん二十発くらい?」


「2万4千発分で日本の観測史上最大の

1976年台風17号なら原爆300万発分だぞ」


「はぁ?」


「まあそれほどまでに人間てのは矮小な存在なんだでだ

そもそも人が守るべきだと感じる自然環境なんて

所詮人間に都合のいい環境でしか無いんだ

火星だって今の環境が自然だし

それをテラフォーミングするなんて環境破壊以外の何物でもないものだ

環境保全も結局は人類が快適に生きるためなんだ


おためごかしとパフォーマンスは止めて貰いたいものだが

国際的に掲げられてる目標が人類が今後も快適に生きる為と言う

人類本位のものなんだよねおそらくは小難しい言葉で表現したり

数値晒したりしても子供や一般的な人はわからないから

周知させる時は地球を擬人化することで共感を得やすくすると思われるが

元々は人類の未来の為に行動しましょうと分かりやすく伝える為に

擬人化してたのを地球にとって害獣だから滅ぶべしとか前提を書き換えて

変な思想拗らせてる人が結構増えているんだけれどな」


「要約すると人類は別に地球に大した影響は

与えられないから地球に意思があろうがなかろうが

地球は泣いてないどいないて事で大丈夫ですか?」


「それで大丈夫だ」

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