君を知りたいから
古 散太
君を知りたいから
目に映るものがすべてじゃない
目に映るものがどうしたって
目に入って振り回されてしまうけど
誰かの言葉が絶対ではない
誰かの言葉が聞こえてしまうと
誰かの言葉は正しく聞こえるけど
ぼくにはぼくの正論があり
君には君の正論がある
けっして正解はひとつではないから
ぼくは君を見つめることにした
人はどこまでも深遠で
謎の多い存在だから
簡単に君を知ることはできない
だからぼくたちは時間をかけて
二人で見つめあっている
上手くいくことがすべてじゃない
上手くいくことが正しく見えても
失敗がなければ応用はできないんだ
矛盾が間違っているわけじゃない
矛盾があるのは当たり前
だって僕たちにはいろんな顔があるんだ
君には君の真実があり
ぼくにはぼくの真実がある
いつだって真実は人の数だけあるから
ぼくは君の言葉に耳を傾けることにした
君を知ることは簡単ではなく
知った気になってしまうのも怖い
だからぼくたちは時間をかけ続けて
心の交わりを続けている
君をできるかぎり知りたいから
君を知りたいから 古 散太 @santafull
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます