第5話 バラムの修行

  第五話  バラムの修行


「バラム、アビルランドへ魔法の修行に行かないか?魔法化学の勉強になるぞ」

「はい、わかりました」

「それとメイさんもついて行く、二人共頑張ってな」

「えっ、それは嬉しいなぁ」

「あなたー、迎えに来ましたわー」

 この頃メイさんはバラムの奥さんみたいに、ひっついてまわっている。

「アビルランドの魔法学校ねー、世界一の魔法学校ですわー」

「さすがバラムさんです!」

「光栄ですわ、そんな魔法学校で学べるなんて」「なんといっても世界最高峰の魔法学校です、魔法の研究では並ぶものがありませんわー」

そうして船に乗ってアビルランドへ向かった、

「見えましたよ、アビルランドですわー」

港では入学生でごったがえしていた、そして魔法学校の門をくぐった、そして授業。

「魔法の基礎を教えよう、皆んな杖を持って!」「目の前にある石を魔法化する訓練だ、杖に気持ちを集中させて」「杖が精神力を魔力に変換した?」「原子をまず水素に集中させて」「今度はカリウムに」「ぶつける」「カルシウムになったかな皆んな」

『これが魔法化学の基礎か』『メモメモ』

 次の時間、魔法物理の基礎、

「さぁ皆んな魔法物理だ、杖に集中して精神力を変換させて、物質の原子の振動を上げることに集中する、すると物質が熱を持つ、これが魔法物理の基礎だ」

『なるほど、これが魔法物理の基礎か、なるほどなアトミック・スリーブの基礎ってこれか』『これも、メモメモと』

 そしてこれから魔法術式を一つ一つ暗記してもらう、

『げっ、魔法術式なんてデスペルマジックぐらいしか知らないぞ、うぁ暗記するところがいっぱいだ』

 とかなんとかで半年がたった、筆記試験はなんとか合格したのだが、謎の試験が待っていた、

「バラムさん魔剣が欲しくないかな?」

「魔剣があれば杖の代わりになるのですね」

「そうだ」


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闘神バラム 青木 成三 @EICHAN2

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