第4話 悪魔ヘル
第四話 悪魔ヘル登場
ご存じこちらは悪魔三巨頭、ムーム、コンフロント、ヘルの密談、
「今度は私が出ましょうか?」
ヘルが言った。
「いくらバラムが魔法、攻撃魔法を使う正義の英雄だとしても、我らの怨みの力を使った攻撃まで勉強しているのかな?」
「うむ、まだかもしれん」
「ヘル行ってくれはしないか?」
「バラムはまだ若い経験が足りない、怨みを使った攻撃で弱った所を一気に」
「よしそれでいこう」
そして翌日、
「バラム出てこい!私ことヘルが相手をしよう」
『ヘル確か悪魔の大物だな、なにの悪魔だっけ』
「僕がバラムだ何のようかな」
「出たなアホ」
「なんだともう一度言ってみろ」
「アホをアホと言って何が悪い」
「この世は資本主義世界だ、平等な社会は滅んだのだよ、いまさら神の言葉など何の意味がある」
『うっ痛いところをつかれたな、さてどうかえす?』
「いつかこの不平等な世の中にも不満がでてくる、その時どうするのかな?」
「お前ら低級な人間は黙って働いていればいいのだ、高級な人間に逆らうな!」
「なにを世迷いごとを、そんな世の中誰がすきで働く者がいるものか!」
「ふん、そんなもの片っ端から処刑してやるわ」
「では剣で勝負をつけよう」
『確かバラムは剣でもかなりの使い手まずいな』
『上手いことかわされてしまったなまぁこのつづきは後にとっておこう』
「アホよ必ず後悔するぞ」
ヘルは姿を消した。
悪魔の密談、
「ヘルよどうなった」「イングラックはこの方法で言い負かして、叩っ斬ったのですが、さすがに強化されてますね」
「しかし、まだコンフロントがいます、あのものを言い返すのはまだ無理の様な気がします」
「よしわかった、準備させておこう」
ここはガドマンズ近郊のベース老師の家、
「今度は悪魔は悪への誘惑できたのですが」
「お前が悪の陣営に鞍替えされると地上は大変だ」「人が苦しんでる問題はカシからよく学んでおくようにな」
「はい」
「それとコンフロントについてだが戦争とか核戦争による抑止力をついてくるな」
「ではどうすれば?」
「結果的に平和になっているとはいえ、一種歪んだ平和である事は議論の余地があるだろう、そこで言い返すんだ」
「わかりました」
またしばらくして、コンフロントの軍がガドマンスの町に迫ってきた、
「行きます」
「バラム気をつけてな」「わかっています」
「私がコンフロントだこの世はしょせん核の均衡によって平和になっている、魔法など使う奴は平和の邪魔だ、私が叩っ斬ってやる」
『なるほどいちよすじは通っているな、さて』
「平和の邪魔、笑はせるなお前らこそ平和の邪魔だ、受けてたつぞ」
「しょせん我々の力が無ければ成り立たない平和なのだぞ!」
「しかし、そんな世の中平和というのはほど遠い、あきらめろ!」
「なんだとー!」
「フレイムボール!やけ死ね」『手ごたえはあった、きっと動揺してるだろう、死ね』
「秘剣魔封斬、こんなことで私は死なん!」
バラムはフレイムボールを叩っ斬った、
「なんと、お前は世界を敵にまわして生きていくきか!」
「いったん引く」
コンフロントはワープして消えた、
「ムーム様効果ありましたが、イングラックの様にいきませんでした」
「私達悪魔は、正義の弱点をつかんで生きている」
「しかし、決定的一打になりませんでした」
「正義の側も研究しておるな」
「一方的に叩きのめすことはできませんでした、後はムーム様に出てもらうしかありませんね」
「わかった」「切り札の魔法を用意しておこう」
しかし、この世の権力者はまだ悪魔にも神にもつかず静観している。
『まぁたくこの世の権力者は使える者は、なんでも使うといういい加減な所から抜け出そうとしないな、悪魔であれ、神であれ使える方が正義か、やれやれ』
第四話 完
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