第3話 天仙神
第三話 天仙神
「おや、天界からブルーレイが届いておる、なんじゃ」「ほう」「バラムの準神格への昇進報告とその褒美か…」
「家へ帰ってバラムを呼んでこよう」
「バラム、バラムは来たか」「バラムよちょっとこのブルーレイを見よう」「それと嬉しいニュースがあるバラム準神格へ昇進したぞ!」「今回の活躍に対する礼だそうだ」
「えっ!昇格ですか、やったあ」
「ではブルーレイを映すぞ」
そこで映し出されたのはさまざまな種族のさまざまな神の姿だ、
「さあ十二天主議会が始まるぞ」「天皇、天帝、アヌニム、ビジュヌ、ギルガメッシュ、
アラー、ジュピター、フリーダム、オーディン、ゼウス、エホバ、ペルーン様だ全てこの地を作ったとされる天主だな」「さて、議長のアイゼンハワー様が開会を宣言したぞ、天界の作戦会議だ」「本当は秘密なんだがな、お前は本当に運がいい」
「さて誰が発言するかな…」
「天戦争のいさかいも和解が成立し、こうやって危機の時は顔を合わせて会議をすると約束が成立して初めての会議だが悪魔ムームに対してアーサーは苦戦しているようだがオーディンどの?」「うむ、奴らもなかなかやるようだイングラックもやられた」
「お父さんのことだ」
とバラムは言った。
「しかし天戦争が終わっても地上の混乱は収まらんのう」
天帝様が言った。
「あのムームが作った核という兵器のせいで地上はまだ混乱状態です」
「それならオリオンとか私の英雄も降臨させましょうか?」
とゼウス様は言った。
「んーそれはまずいと思われます、天界が地上の混乱に巻き込まれては」
「天界の守り手が抜けてはなー」
「では引き続きバラムに魔法の使用許可を出してムームの討伐の戦いを任せるしかないか」
「それが最善の策かと」
「わかった」「指揮は頼むぞアイゼンハワー」
「はっ」
ここでブルーレイは切れていた。
「と言うことだバラム、ムーム討伐の英雄として任命されたのだぞ頑張れよ」
「はいっ」
「しかし、なぜ天守様は強力な魔法の力を使わないんですか?」
「バラムわからぬか、そこがお前の甘いところだ、天戦争で気づかれたのだよ、あまりも巨大な力を使う存在は怖がられるのだよ、恐れをうむのだ、お前も気をつけろよ」
「そんなもんですか」「残念だがな」
「それと悪魔や魔物に対して剣で立ち向かうのは攻撃魔法を使う相手に対して愚かだと思わんか」
「だからアーサーもお話しでは使わない防御魔法使ったりするのですね?」「そのとうり」
「わかりました」「魔法は強力すぎる力だむやみに使うとだから恐れられる、気をつけるのだぞ」「平和になったときそうしないと煙たがれるぞ」
「肝に命じておきます」
しかし、悪魔は憎まれるのが仕事みたいな物だから攻撃魔法を使いたい放題か、僕みたいな名の知られてない者じゃないと攻撃魔法は、事実上使えない訳か、不利だなぁ。
話しは変わって、バラムの根深い悩み。
「僕は結婚なんか嫌だ、どうせ遺伝子は二分の一しかつがれないし、汗水して働いたってお嫁さんにお尻にしかれるだけ、子供はどうせ反抗期を迎えると親のことなどボロクソに言うだろうし、なんのため子供なんか作るのかわからないよ」
「結構勝手ねフィアンセのメイさんはどうするの?」「メイさん?」「フィアンセの?まだ会ったことないよ」
「そういえばバラムも一ついいニュースがあるぞ、準神格が与えられたのなら、メイさんと会っても良かろう、ついにフィアンセと対面だな」
「えっメイさんと、どんな人だろう」
「びっくりするぞ、なんと言ってもあの名家シープ家の令嬢さんだ、いい女性である事は保証するぞ」
その翌月、ついにバラムはフィアンセと会う事になった。
「へー」「それは楽しみ」『これは厄介なことになったぞ』
そしてとうとう運命の日、カシがいろいろと注文をつける、頭はといで服は正装言葉使いには気をつけて、『困ったなぁこれじゃ剣が振れないや』
そして、初対面(^^)運命の瞬間、
『わー』『綺麗な人だ』
「初めて会いますねメイ・シープと言います」
『目は黒目、髪は黒、しかしいいスタイルをしてるなー』
「あっ、あのーバラム・ラックと言いますこれからよろしくお願いします」
『しかし澄んだ目をしてるな、魅力的だー』
バラムは思わずボーとしてしまった。
「あっあのーそんなに見つめられると照れてしまいます、なにを話しましょーか?」
「えーなんでも、自己紹介してくれるありがたいのですが」
「自己紹介ですね、英雄の妻として魔法の勉強に励んでいます、これでも頼りになりますよ、許可がでれば攻撃魔法も頭の中に入っていますよ」
『へー準備はしてるんだ』
「これでも精神力には自信があるんですよ」
それから世界情勢や家族の話で盛り上がりメイさんの帰宅時間が来た、
「今日大変楽しかったね」
メイさんが言って二人は一端別れることになった。
「じぁ、次の休日」「はい」
その後ちょくちょくデートするなかになるのだった。
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