第2話:ベルの種族の特徴。

早く起きないでいるとベルに顔じゅうキスだらけにされる・・・でもそれは

ベルの種族にとっては普通の行為。


僕は嫌じゃない・・・どころか、めちゃキュンって来てトロケそうになる。

だから、わざと起きなかったりする。

そのまま、ずっと起きないでいたらどうなっちゃうんだろうって思って一度

試してみたら顔じゅうベロベロ舐められた。

乾いたらツバ臭いったら・・・。


で、「浮気はしてないね」ってベルに言われた。


なにそれ?

ベルは「ブチャラティ女子」・・・いや「ブチャラテエルフ」らしい。


ブチャラテってのは人の顔をペロッと舐めて汗の味で嘘をついているか

どうかを判断できるんだそうだ。

嘘をついている人の顔を舐めれば、「これは嘘をついている味だぜッ」って

バレちゃうわけ。


僕はベルにウソはつくような要素持ってないから・・・。


それも含めてベルの種族の特徴。


妖艶かつ魅惑的な容姿をしていて色仕掛けや性行為などを駆使して男を

誘惑する性質を持っている性に対してオープンな種族。

だけど誰でもいいかって言うとそうじゃないらしい。

この人って決めた運命の相手以外はまるで興味を示さない。


ベルは16歳にして、すでに体から溢れるオーラ「妖艶さ」を持っている。

だから、スキを見せると時々ベルに誘惑されそうになる時がある。

ってことはベルの決めた運命の相手って言うのは・・・まさか・・・。


僕が成人していてちゃんとした大人だったら、って思うけど未成年だから

淫らな行為はできない・・・できないってのは語弊があるね。

やらないように、してるってのが正しい。

まあ、それは性格的なものもあるかもしれないし僕は潔癖性じゃないけど

不道徳なことやモラルに反するようなことはキラいときている。


だから性に対してオープンなベルと意見が合わない時もある。

そもそもベルの種族は心も体も成長が早いし性教育も性に対して消極的な

考えの人間と違ってはるかに進んでいるみたいだ。

それに呆れるくらい開放的で自由奔放・・・。


だから、たまに下着のまま僕の前にやって来られると生唾を飲んでしまう。

絶対、誘ってるって分かる・・・だからまじ誘惑に負けそうになる。


「ダメダメ・・・パンツ脱ぐなって・・・」


一線は越えちゃいけないって僕はベルから逃げる。

するとベルはつまんなそうな顔で眉に皺を寄せて僕に向かってアカンベー

をする。


「お兄ちゃん・・・早くしないと学校遅れるよ」

「もういつもそうやって遅いんだからね」

「私がついてないと毎日遅刻だよ」


何をしても行動が人より遅い僕はいつもベルに尻を叩かれる。

ベルに連れられるようにして僕は学校へ行く・・・まるでラブラブカップル

みたいに・・・。

先生やクラスの生徒達に勘違いされるんじゃないかって思う。

でもベルは勘違いされても平気って思ってるみたいだ。


なんせ開放的で自由奔放なエルフだから・・・。

だけどベルの制服姿は男子には目の毒だって思う。


ベルは口には出さない代わりに、めちゃ態度で迫ってくる。

とにかく開放的で自由奔放で積極的だから・・・。

だから、また下着のまま僕に迫ってこられたら、パンツ苦れたらもう拒否

できないかもしれない。

まじ、ベルの誘惑に負けそう。


ベルとエッチしちゃうのもきっと時間の問題な気がする。


おしまい。


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