2日目 俺の幼なじみがモテまくる


学校に登校するや否や学校の生徒全員が俺達を見つめる「ねぇ祐希見て、私たちモテモテ、やっぱ顔がいい同士が付き合ってるとこうなるんだよね〜人気者は辛いよ」

そんな脳天気なことを言っていい場面じゃない、何故なら学校全員の男子が俺に向けて殺気を放っているからだ

ヤバイ、帰りたい、何この状況、帰りたい

(やばい、学校全員の女の子たちが私に殺気を向けてる、祐希自覚ないけどモテちゃうんだねぇ〜、)

俺は何故か陽葵が頬を膨らませてることに気がついた

「お前何拗ねてんの、嫌なことあった?」

そう言いながら俺はつい陽葵の頭を撫でてしまった

その時俺は死を覚悟した

なんでかって?男子の全員の目が完全に殺すって目になったからさ‪☆

こりゃ早退案件だな

注目されながらも俺たちは教室に入り、ホームルームが始まった

「は〜い、修学旅行来週だからな〜、忘れもんないようにしとけよ〜」

岩本先生は説明したあと、俺の席まで来た

「先生どうしたんですか?」

先生は1枚のプリントを取り出し俺に渡す

「市歌、いい精神科紹介するから、行っとけよ」

「いやだから先生ちが「よしこれでホームルーム終わりマース」」

「……www……」

陽葵が横で笑いをこらえる

………陽葵連れていくか


1時間目国語

「でね?助動詞とかはこうなるの」

「……祐希寝てる、起こしてみようかな」

私は祐希のほっぺをつんつんしてみる

でも祐希は全く動じず動かない

祐希は自分で優等生名乗るわりには寝るんだよね〜、テストの点数いいの腹立つけど……

私は起きるまでずっと祐希のほっぺをつんつんしていた

「………陽葵?何してんの?」

「おはよ祐希、起きないからほっぺつんつんしてたの」

「ったくお前は…ほら集中しないと、また10点取るぞ」

「取りませーん」

そんなことをしつつ1時間目がおわり、休み時間になった

「優波さん…今週末暇?」

昼休みをしていると同じクラスの源田 智和が陽葵に話しかけた

「暇じゃないけど、どうしたの?」

「暇だったら勉強教えようかなって……」

「いいよ別に、私には祐希って言う家庭教師が居るから」

「家庭教師じゃねぇよ、お前の家大変なんだからな?」

陽葵の家……すなわち優波家は10人兄弟

行く度に末っ子の優とかのお世話しないといけない

そして陽葵の家にはカエルが居るのだが、そいつも如何せん大変

そのカエルはゲートから流れて来たカエルなのだが、人語を話せるため「はよ結婚しろ、孫を見せろ」とまるで親のように言ってくる

しかもそのカエルの名前が天才ミラクルパワーエッグヘキネイド翔子

これをつけたのは陽葵らしいが、ネーミングセンスどうなってんだ、俺の海外の知り合いのルトかよ

ルトってのはネットで知り合った海外の知り合い、そいつ犬を飼ってるんだけど、そいつの名前がブレンドジャパニーズピーポーアルって名前なんだよ

何食ってたらそんな名前浮かぶんだろう

源田は(´・_・`)みてぇな顔しながら自分の席に戻って行った

それからも何人かの男に勉強を誘われたが全て断っていた

ホントモテるなこいつ

俺は終学活の時に陽葵に聞いた

「良かったのか?勉強の誘い断って、馬鹿だし、てか週末なんもねぇだろ」

「ふっふっふっ、甘いね祐希君、親御さんに連絡は済ませてるから週末は旅行だよ‪☆あと馬鹿は余計だよ」

「ちょっと?聞いてないんですけど?」

「言ってないもん、行くよ行くよ、2人っきりで♡」

「何処に行くんだよ……」

「聞いて驚くな、九州地方!」

「おぉ!してその県とは?」

「北海道!!!」

「……は?」

「ん?おかしいこと言った?」

「え、九州…北海道……?」

「違うの!?」

え何その( 'ω')な顔

( 'ω')じゃないよ( 'ω')みたいな顔やめて

「北海道行くのね、えまって俺ら修学旅行も北海道だよね?」

「そうだよ?下見に行くの!」

「えぇ、まぁいいけど、友達誘っていい?」

「ダメだよ?2人分しかチケット取ってないじゃん」

「誘う友達すらいないくせに!」

「俺には春宮がいるし!」

「春宮君以外は?」

「…………」

「はいそゆこと、んじゃ行きましょう!」

こうして学校が終わり、俺は旅行に行くことが確定してしまった




3日目に続く

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俺の幼なじみが最強なのにバカすぎで戦闘がギャグになる話 わらびもち @kureha0906

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