シアハニー・ランデヴ(後編)

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 薄汚れた〝地獄ヘル〟の路地の壁に右手を当てて、大量に血をこぼしながら歩いた。腹部を撃たれて出血し、もう、デュランの命は長くはない。それでも行かなくてはいけない場所があった。ほとんど無意識で歩を進めた。

 デュランの護衛兼監視役だった男は、いつの間にかいなくなっていた。デュランが今にも死ぬということを、マフィアのボスに報告に行ったのかもしれない。最早どうでもいいことだった。

 

 一歩歩く事に文字通り血の気が引き、意識が飛びそうになり、明確な死が近づいてくる。痛みは最早麻痺していた。撃たれて腹部から大量出血しているデュランに驚いて通行人は避けていく。

 視界がかすみ、意識がぼやける。


 それでも、最期に、最期に、あの場所に行きたかった。デュランとアネモネが、幼い頃に語らった想い出のあの路地。アネモネと会えなくていい、せめて最期に、あの場所が見たかった。あのオレンジがかった赤色の夕陽に包まれた、〝地獄ヘル〟の景色は、デュランが唯一好きな景色だったから。最期にそれを見てから、本当の地獄あの世に行きたかった。その色を鮮やかに思い出せたなら、きっと悔いなく逝けるだろう。 


 数え切れないほどの罪を重ねながら、数え切れないほどの過ちに手を染めながら、最後に安寧を感じたがる自分の浅ましさに笑ってしまいそうになりながら、それでもデュランは歩く。

 路地まではほんの短い距離のはずなのに、遠く、遠く、遠く感じた。


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 そうしてたどり着いた懐かしい路地の階段に、デュランはしゃがみこむ。息を吐くたびに、デュランの命が大きく削れて溶けていく。

 命自体はもう、惜しくはなかった。デュランの心は、初めて人を撃ち殺したときと、父親を壊したときに壊れていた。もっと早く自ら死んでおけばよかった。そうすればネイサンが銃を撃つこともなかったし、デュランがマフィアに入ったことによる被害者も減らせた。


 頭ではどうすべきかずっとわかっていた。取り返しのつかない罪を犯した時点で。幸せな家庭を壊して〝生き地獄リビング・ヘル〟をこの手で作り出した時点で、せめて命を以て償うべきだった。

 何もかも、わかっていた。わかっていても、できなかった。

 ビルの屋上から飛び降りようとしたり、拳銃で自分の頭を撃ち抜こうとしたり、何度も自死を試みていた。

 しかし、どうしても、自ら死ねなかった。

 消極的だったとしても生きることを自ら選んでいた。

 その理由は、たったひとつしかなかった。

 

 アネモネに、会いたかったから。

 

 自分でもあまりに愚かしい願いだと理解していた。わかっていた。穢れのないアネモネが、汚れきったデュランに会いたがるとも思えなかった。それでも、デュランは、人生でたった一人愛した人に、再び会いたかった。それだけだった。

 軽蔑されてもいい、罵倒されてもいい、憎しみのこもった眼差しを向けられても構わないから、一目、彼女の姿を見たかった。

 その願いだけを抱えて、デュランは無意味な生にしがみついていた。そんな烏滸おこがましい願いを口に出すことも、叶えようと動くこともできないまま。

 デュランは路地に座り込んで、立ち並ぶ違法建築の隙間から、太陽が沈んでいくのを見ていた。


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 〝地獄ヘル〟の町並みが夕焼け色に染まる。

 枯れたはずの涙が出そうになるほどに、美しかった。

 何年経っても、この色だけはきれいだと思った。デュランは、途切れ途切れの声で子守唄ララバイを歌った。走馬灯だろうか、懐かしく美しい日々の想い出が、デュランの脳裏をかすめる。


 ――遠い……夜の……果ての……。

 

 デュランは、生まれてこの方ずっと不幸だった訳では無い。笑っている日々は、幸せな瞬間は、確かにあった。砂粒の中にあるという砂金のように、ささやかで、美しく、輝かしい思い出がある。

 まだ健康で優しかった母がデュランの頭を撫でる姿。


 ――小さな……波止場……。

 

 迷子になったアネモネの手を引いて、曲がりくねった路地を歩いた幼い日の想い出。アネモネのくれた林檎味の飴の甘さ。くすんで濁った世界でも、アネモネがいる場所だけはきれいだった。


 ――うねる海の中で……光る……夜の月……。


 白い帽子とワンピース。三つ編みに結わえられた、可愛らしい赤毛。デュランの愛する、青い瞳。

 彼女は、今、どうしているだろう。幸せに生きているだろうか。デュランの手が届かない〝天国ヘヴン〟で。誰よりも、健康で、幸福に。デュランは、壁にもたれかかりながら、囁くように彼女の名前を呼んだ。


「アネモネ……」


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「――デュラン!」


 悲鳴のような、絶叫するような彼女の声。そして、駆け寄ってくるような足音が聞こえた。とうとう幻聴が聞こえたらしい。デュランは、幻聴だとしても、愛おしい人の声を随分久しぶりに聞けて嬉しかった。気の所為せいか、記憶より少し声が大人びている気がする。


 デュランは、かすかに微笑んで、瞼を閉じて眠りに落ちようとした。夢幻ゆめまぼろしのようなものだとしても、彼女の声を聞きながら永遠に眠れるなら幸せだと思った。デュランの頬に、まるで指のような温かいぬくもりが触れる。力を振り絞って、薄く目を開けた。


「お願い、しっかりして、デュラン! 目を開けて!」


 何よりも――どんな色よりも綺麗な本物の青い瞳が、デュランの視界に飛び込んできた。デュランは、驚いて大きく金色の瞳を見開く。この美しい色合いを見間違うはずがなかった。震える唇で、言葉を紡ぐ。


「……アネモネ……?」

「デュラン、デュラン! 気をしっかり持って、デュラン!」


 綺麗な赤毛を長く伸ばして、清楚な白いワンピースに身を包んだ、まるで女神のような人がそこにいた。他人の空似ではない。間違いなく、アネモネだった。彼女は随分と身長が伸びて、大人びて美しくなっていた。

 デュランが思わず見惚れていると、アネモネは、手近なストールを破いて、デュランの腹部を止血しようと巻き付ける。デュランは、信じられなかった。目の前に、幻覚や幻聴ではない、本物のアネモネがいた。デュランは呆然と問いかける。


「……どうして……ここに……?」


 アネモネはそれに応える余裕がないようで、必死に止血を試みている。しかしもう、腹部を撃たれてからしばらく経っている。喋れているのが奇跡的なほど、デュランの状態は悪かった。デュランは、血の気の引いた顔で笑った。


「……無駄だ……もう……」

「無駄なんかじゃない! 勝手に諦めないで! わたしずっと、ずっと、ずっとデュランを探してたのよ!」


 アネモネは、嘘をつかない。嘘つきなデュランとは違う。だからデュランは、彼女の言葉を心底から信じることができた。アネモネの瞳から涙がこぼれる。泣かせてしまった。罪悪感が心を苛む。

 デュランは無意識に、幼い頃のように手を伸ばして、アネモネの頬に触れて涙を拭おうとした。しかしデュランの左腕はなくなっていて、彼女に触れることもできなかった。アネモネも、デュランの失われた左腕を見て息を呑んでいた。デュランは、掠れた笑い声を出した。

 

「ばかだな……。おれが、今まで、何してきたか、知らないんだろう。おれは……」

「知ってるわ! デュランは、デュランのお父さんにひどいことをして、マフィアに入って、たくさんの人を傷つけてきたんでしょ! 調べたから、知ってるわ……!」

「……なら、どうして……」


 アネモネは、必死に止血をしながら涙ながらに叫んだ。彼女は護衛に声をかけて助けを呼びに行かせながら、必死にデュランの腹部を押さえている。

  

「あなたに会いたかったから! それじゃ、いけないの!?」


 その言葉がとても嬉しかった。デュランが勝手に諦めていただけで、彼女は、長い時が経ってもずっとデュランを覚えていてくれた。

 それだけで、幸せだった。生まれてきた価値がほんの少しはあったのかもしれないと勘違いしてしまいそうになる。デュランは、穢れに穢れた悪魔でしかないというのに。 

 デュランは、無意識のうちに、涙が瞳からこぼれ落ちたのを感じた。熱い涙が頬を伝う。初めて人を殺してから、枯れ果てていたはずの涙が。


「……アネモネ……」

「それに、あなたでしょう、ジニアちゃんを助けてくれたのは。あの子は、わたしの親戚なの……。あの子から、助けてくれたのは、黒髪で、金色の瞳の男の人って聞いたわ。あなたのことだって、すぐにわかった。だから……!」


 デュランは、シアハニー大通りに逃がした赤毛の少女の姿を思い出す。彼女は泣きじゃくりながらも必死に逃げて、辿り着けたのだろう。帰るべき場所に。そう思うと、自然と笑みがこぼれた。

 

「〝天国ヘヴン〟に帰れたのか……あの子は……」

「ええ……」

 

 デュランが、左腕と引き換えに、死の運命から連れ出すことのできた女の子。たしかに赤毛の色が、アネモネに似ていた。デュランは微笑んだ。デュランの人生最後の〝善行〟と呼べるものがあったとしたら、それだけだったからだ。デュランのしたことは、生きた時間は、その分だけでも、無駄ではなかった。きっと。

 

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「……わたし、あなたがしてきたことが……怖い。恐ろしい。わたし、あなたが、全然違う人に変わり果ててしまったって思ったわ。あなたは、数え切れない人を傷つけて……殺してきた……。そんな人だって、思わなかった。あなたのしてきたことは……許されない」


 アネモネは、震える声で言葉を紡ぐ。その言葉を、デュランは静かに聞いていた。デュランは罪深い悪魔だ。自分の人生を免罪符にして、他者を踏みにじって傷つけてきた。それは消えない。消せはしない。デュランの首元に絡みついた悪魔の鉤爪の刺青と同じように。 

 しかし、アネモネの言葉は、そこで終わらなかった。


「でも……でも……。でも、わたし、あなたのことを、忘れられなかった……! あなたが優しくしてくれたことを……ずっと……」

 

 アネモネの瞳から、綺麗な涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。デュランは、涙を拭ってやりたかったが、もう、体を動かすことができなかった。もう右手の先や、足の先の感覚はほぼない。疲労しているときの微睡みのように、深い深い眠りへといざなわれつつある。この睡魔に身を委ねたら、きっともう二度と目を覚ますことはない。


! あなたに死んでほしくない! わたしの気持ちは、あの頃と、何も……何も……何も変わらない……変えようとしても、変えられなかった……だから……!」

 

 デュランは、気力を必死に振り絞って、アネモネの言葉に耳を傾ける。命が尽きかけているデュランには、最早それしか出来なかった。死にかけのデュランのもとに来てくれたアネモネに、返せることがそれしかなかった。

 アネモネは、大粒の涙をこぼしながら、必死に伝えた。


「――わたしは、わたしの手を引いてくれたあなたの優しさが好き。愛してるの……ずっと……」

 

 その言葉は、確かにデュランの耳に届いていた。

 穢れ果てて悪魔になってしまったデュランの、ほんの僅か残った人間性ヒューマニティ、アネモネを想う魂のひとかけら。たったそれだけの輝きを、それでも愛してくれると言うのか。

 勝手に溢れてくる涙を止めることができないまま、デュランはアネモネのことを見つめていた。

 

「…………っ」


 意識が朦朧としてくるのを感じながら、デュランは必死に息を吸った。これが、この一呼吸が、デュランの最期の言葉になる。それは直感的にわかっていた。だからこそ言わなければならないことがある。デュランは必死に目を開いて、アネモネを見つめる。世界でいちばんきれいな人の眼差しが、今はデュランだけを見ていてくれる。瞳から、雫がこぼれた。

 そんな彼女がこれから生きていく未来のために、今のデュランが出来ることは、たった一つしかなかった。

 アネモネに言うべきことは、伝えるべきことは、ずっと昔から決まっていた。脳裏に、眩く美しい想い出がどんどん広がってゆく。

 

「『おれは』……」


 迷子になって泣きじゃくるアネモネの姿が浮かぶ。初めて会ったとき、彼女のことをこんなにも好きになるだなんて想像もしていなかった。あの日、彼女の手を引いて良かったと思った。あれは、デュランの人生の中で数少ない、純粋な行いだった。


「『』……」


 アネモネが、初めて想いを伝えてくれた日のことを思い出す。あの日、デュランは、彼女の告白を拒もうとしたのだ。ずっと一緒になんていられないことは、最初からわかっていたから。それなら手に入らないほうがいいと思って、拒絶しようとしたのだ。それでもなお、胸に飛び込んできた彼女の温もりを、手放すことができなかった。愛していた。 


「『お前のことが、ずっと、ずっと』……」


 アネモネとおままごとのような交際をし始め、初めてキスした日の事を思い出す。唇を重ね合わせているだけだったが、とても幸せだった。抱きしめられている瞬間も、たまらなく幸せだった。アネモネの体温。アネモネの笑顔。アネモネの綺麗な、宝石のような青い瞳に見つめられる瞬間が、好きだった。親愛と好意に満ちた眼差しが愛おしくて、幸せで、デュランは、生まれてきてよかったと思っていた。 


「――『ずっと』……『嫌いだった』……」

 

 幼い頃のように、金色の瞳から大粒の涙をこぼす。 

 ずっと、ずっと、ずっと、アネモネが大好きだった。

 アネモネ以上に愛する人など、この世のどこにもいなかった。

 だから、これからも生きていく彼女に捧げる言葉など、他にもう、思いつかなかった。

 今際いまわきわのデュランが、もう死ぬことしか出来ない穢れ切った男が、『愛している』と告げようものなら、きっとアネモネは苦しむだろう。そんなこと、言えるはずがなかった。これからも生きていく彼女の心を少しでも軽くするために、彼女のためにできることが、他に、何も、何も思いつかなかった。


 デュランのことなど、忘れていい。人でなしの悪魔と過ごした時間なんて、もう、すべての記憶から消し去っていい。

 

 だから。だから。だから。

 だから、これからも、幸せに生きてほしい。

 デュランにとって本当に手の届かなくなる〝天国ヘヴン〟で、誰よりも幸せに暮らしてほしい。どうか。どうか。どうか。どうか。神様が本当にいるのなら、穢れのない、何も悪いことをしていないアネモネの幸せだけは守ってほしい。デュランには心のなかで祈ることしかできなかった。もう、それだけしか残されていなかった。


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 言葉を紡ぎ終わったデュランの唇に、アネモネの唇が重なった。デュランは目を見開く。まさかキスをされるとは思っていなかった。デュランは、動くこともできずに彼女の唇の温度を感じていた。

 アネモネは、きっともうわかっている。デュランが助からないことを。だから。これはきっと、別れのキスだ。結局、デュランとアネモネは、きちんと別れの挨拶を交わすことができなかった。これでようやく、ようやく、本当の意味でさよならと伝えることができた気がした。永遠の別れを目の前にして、ようやく。やっと。

 

 そして彼女は、血で汚れるのも厭わずデュランを抱きしめてくれた。ふたりの頬が触れ合った。彼女の体温は、冷え切ったデュランとは対照的にとても温かかった。

 ふたりの触れ合った頰を伝って、デュランの涙とアネモネの涙が混ざってぼたりと階段に垂れる。

 デュランは多くの血を失って、もう、体の感覚がほぼなくほとんど動かせない。霞んで滲む視界の中で、必死に目を開いて最期に愛おしい人の姿を瞳に焼き付けた。 

 デュランが誰より愛した彼女の瞳は、深い青空のような眼差しは、何よりも綺麗だった。アネモネは震えながらも右手に触れてくれる。その感触と温かさは、慈愛に満ちて優しかった。

 ずっと求めていた快い安寧がここにあった。

 最早声も出せなくなったデュランは、それでも満たされていて、幸せで、ただ、かすかに微笑んだ。もう、それしか、彼には出来なかった。

 

「――デュラン……」

 

 アネモネの手が、指が、優しくデュランの髪をいてくれる。

 意識が遠のいてゆく。

 抗えない睡魔にいざなわれる。

 いつか、アネモネに膝枕をしてもらったときのことを思い返す。

 デュランが生きている中で一番幸せに眠れたあの瞬間ときを思い出す。

 もう、力を振り絞ってもこらえることが出来ず、デュランのまぶたがゆっくりと降りていく。

 アネモネの声が聞こえる。何度も何度もデュランの名前を呼んでくれている。

 もう、返事もできないけれど、デュランは幸せだった。

 抱きしめてくれている愛おしい人の体温を感じながら、デュランは最期の息をゆっくりと吐いた。

  

 眠りにつく間際、微かに、太陽の温かな日差しを感じた。

 きっとその太陽は、アネモネの髪の色と、同じ色合いをしていた。



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 《シアハニー・ラヴソングに続く》


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