勿忘草
藤嶋 柊樹(ふじしま ひいらぎ)
オープニングアクト
これからするお話は、愛する人間を無くしてひねくれてしまった人間の話。
この話の主人公は二人。
一人目は、
もう一人の主人公と幼馴染。
彼は人見知りで、人前に出ることが得意ではない。
高校生の頃、白百合のことが好きだった。
二人目は、
アイドルグループ【ワスレナ】のリーダー。
彼女は柳一同様、あまり人前に出るのが得意ではなかったが、アイドルになりリーダーになったことで人前に出る恐怖心を克服した。
白百合にアイドルを勧めたのは柳一だ。
柳一は高校生になった頃、アイドルにハマり、ひとつ叶えたいことができた。
それは、白百合にアイドルになってほしいという願い。この願いは、柳一にとって大きな壁になる。柳一はアイドルに恋人がいることを嫌がってた人間だ。だから、白百合がアイドルになったとしたら柳一は告白することができないし、白百合がアイドルを卒業するまで待つなんて想像できなかった。それでも、柳一は自分の気持ちを押し切って決断した。
ー『白百合をアイドルにする』ー
それから、柳一は白百合に何度も必死にお願いした。
白百合は柳一に言われた通り、オーディションに応募し見事合格した。
グループ名は【ワスレナ】
一つだけ計算外なのはそのワスレナのリーダーに白百合がなったこと。
これは二人とも想像してなかったから、焦った。
白百合はほんとにリーダーになれるか柳一に相談をした。
柳一は心を落ち着かせて白百合に言った。
「白百合はリーダーになれる。白百合みたいな優しい人間はそういないし、なんだかんだ自信家じゃんか。俺は絶対応援する!!」
そう、柳一は言った。白百合は、柳一の言った言葉を信じてリーダーになる決心をした。
「柳一はすごいな〜、人を信じてる。私も頑張って変わるぞー!!おー!!」
二人とも大きな決断をした。
柳一は、アイドルのファンとして。
白百合は、アイドルとして。
好きな幼馴染のため。
最初は悔やんで、『告白しておけば・・・』なんて思ったりもした。
けど、お互いがお互いのことを信じて、自分のことを信じた。
勿忘草 藤嶋 柊樹(ふじしま ひいらぎ) @yuruyuru_2275
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