勿忘草
藤沢 柊樹(ふじさわ ひいらぎ)
オープニングアクト
これからするお話は、愛する人間が突然目の前からいなくなってしまった主人公の話。
この話の主人公は二人いる。
一人目は、
彼は人見知りで、人前に出ることが得意ではない。
そして、瀧名白百合の幼馴染。
二人目は、
彼女は柳一同様、あまり人前に出るのが得意ではない。
でも、彼女はアイドルグループ「ワスレナ」のリーダー。
白百合はアイドルになりそしてリーダーになったことで人前に出る恐怖が少し和らいだ。
白百合にアイドルを勧めたのは柳一で、白百合はその提案に乗った。
自分を変えたいと思ったのもあるし、柳一を信じていたから。
白百合は柳一に言われた通り、オーディションに応募し見事合格した。
グループ名は「ワスレナ」。
一つだけ計算外なのはそのワスレナのリーダーに白百合がなったこと。
白百合は自分はリーダーになれるか柳一に相談をした。
「白百合はなれると思う。俺よりも仲良い友達はいるし、なんだかんだ自信家じゃんか。俺は応援する。」
そう、柳一は言った。その言葉に納得した白百合は、柳一の言った言葉を信じてリーダーになる決心をした。
ここまでの話で言えることは、白百合は柳一のことが好きだってこと。
でも、白百合はアイドルになってしまって、告白なんてできなくなってしまった。いくら幼馴染でも、部外者から見ればただの男女。しかも、幼馴染なんてことは知れば、噂はすぐ立ってアイドルの運営側にも傷がつく。白百合は幼馴染が、柳一のことが好きな気持ちを隠して一人のアイドル「瀧名白百合」として過ごしていかなければならない。
勿忘草 藤沢 柊樹(ふじさわ ひいらぎ) @yuruyuru_2275
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