第6話 金言
新婚旅行の途中に、列車の中で一人旅の老婦人と相席になった。
彼女は僕達を祝福してくれたあと、「何でも二人で相談して決めるのよ。手遅れにならないうちにね」そうアドバイスして品良く笑って席を離れた。
しかしその後、彼女は戻ってこなかった。席には鞄が残されていた。僕達は車掌を呼び止め事情を話した。
身元を確認しようと鞄を開けると、中からズタズタに切り裂かれた夫らしき遺影と、金槌で粉々に砕かれた遺骨が出て来た。
ペニーグラス・ストーリー~ 200 字小説の詰め合わせ 桜盛鉄理/クロモリ440 @kuromori4400
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