あらすじ
首都圏に存在するとある私立の名門、清心女子高等学校に入学した9人の女の子たちが集まって、アニメのラブライブにあこがれてスクールアイドル研究会を設立する。しかしアニメと違って彼女たちの目的は、それぞれの事情で縁が薄くなってしまった好きな男子たちを助っ人としてスクールアイドル研究会に召喚することにあった。九人九様の恋愛模様の一部を切り取るオムニバス。
アイドルに憧れる翠はアニメに影響されて、入学直後、スクールアイドル研究会を立ち上げることにする。アイドルへの情熱とは別に彼女は幼なじみで、中学のときの文化祭ステージで大いに助力して貰った高梨に研究会のステージを手伝って貰おうと目論んでいた。新入生一の美少女、早月もまた、美少女なりの悩みを抱え、初恋をこじらせており、音楽をやっている東堂との関わりを復活させるべく、スクールアイドル研究会に加入。2人の努力を見た新入生一のクール美女、澄香と疑似JC美少女未梨亜、理事長の孫娘の真子、ギャルでインフルエンサーの真凜に、巨乳コスプレーヤーの瑞紀、元引きこもりのデザイン担当の彩愛、眼鏡担当で作詞をする悠里が加わり、全9人でスクールアイドル活動がスタートする。
分かっていたことだが、たったの9人でアイドル活動をするのはマンパワーが足りず、他の7人もそれぞれの特技を持つ男子を助っ人として召喚し、秋の文化祭に向けてステージを構築していく。
その間、海に行ってスチール撮影したり、喧々諤々やった後にファミレスに集まって近況報告会をしつつ恋バナしたりと順調に時が過ぎる。その間に、悠里はステージ前から助っ人の日色とラブラブになり、未梨亜は声楽家の息子の大津との関係を取り戻し、かわいくないとコンプレックスを抱いていた澄香はスクールアイドルになったことで、自分なりのかわいいを開眼し、男の娘の柚木に恋心を自覚するし、彩愛は故障でサッカーを諦めた南風をトレーナーに呼び、新たな道を彼と一緒に行きたいと願う。真子はほかの子の背中を押すべく、幼なじみの飛丸との全力の恋を仲間にアピールする。
そして9人+9人はそれぞれ文化祭当日のステージを迎える。
早月はステージが終わっても東堂に告白することはできなかったが、東堂にクリスマスライブを手伝って貰う言質を取る。翠は高梨にお前が1番かわいいと言われ、デートに行くことになり、真凜は告白をけんか腰で成功させ、瑞紀は一緒に服のデザインをしてきた東と文化祭デートを成功させる。
1つの目標に向かって全力で努力したことで、9人はそれぞれの速度で好きな男の子との距離を縮めることができ、当初の目的である文化祭でのスクールアイドルのステージを成功させることができた。しかし彼女と彼らの恋路とスクールアイドルの活動はまだ終わったわけではない。
告白した子はより関係を深めようと、告白に至らなかった子は次こそ告白をしようと、スクールアイドル活動は続くのだった。
ラブライブに憧れて ~私たち現実世界でスクールアイドル目指します~ 八幡ヒビキ @vainakaripapa
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