ぼくがかんがえたさいきょうの短歌

たてごと♪

いろは歌諸行無常の詠わるも音楽在れるその許永遠か

 いろは歌 諸行無常の うたわるも

 音楽れる そのもと永遠とわ



      †



 ご存じ『いろは歌』は、基本的なすべてを1回ずつのみ使って文を作る、という言葉遊び。


  いろはにほへと ちりぬるを

  わかよたれそ  つねならむ

  うゐのおくやま けふこえて

  あさきゆめみし ゑひもせす


 その類型は世界でいくつかみられるものの、しかしこの歌ほど強い哲学を、この歌ほど美しい調子でうたったものはほかに無い、ともされます。

 しゅういつさは世界一、と言ってしまっても過言じゃないかもですね。


 内容としては〝どんなし事も、やがては夢のようにかき消える〟というような、「無常の哲学」をうたったものです。

 ぼく流の解釈を添えるなら、


  • 色はにお 散りぬるを

   素晴らしきと思えるものはあまろうも、やがてはすべて霧散してしまうもので

  • 我だれ 常ならむ

   ならばこの世でいったい何が、永遠とわを生きると言うのだろう

  • の奥山 今日きょう越えて

   これさだめた大志をいざ、こう果たしおおせたところで

  • 浅き夢見し もせ

   それすら浅ましき幻想よと知りれたこそ、はかなきものなれ


ってところでしょうかね。

 わびさびで締めくくりとか、まあ見事なものですが。


 でもちょっと待ってください。

 {い}{ろ}{は}って箇条書き番号や、代理序数として遣われますよね。

 音楽での音階名でも遣われますよね。

 じゃあこれもう、日本語や音楽が存在し続けるかぎり不滅じゃん‼

 何が永遠を生きるかって? お・前・だ・よ💢

 ムカツクから文字数{ろいは}キメたるわ(


 ……ずるくない? なにが無常だ バカヤロウ(

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ぼくがかんがえたさいきょうの短歌 たてごと♪ @TategotoYumiya

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