11:この身長差と恋心は、追い越させないっ 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093078386363513/episodes/16818093078931626465


 宮坂くん……!

 なんだ、もうよくわからないことになっているお返事がなんとなく可愛らしかったですね。中学校でほぼほぼ背丈の成長が止まった筆者としては、自分の背丈が小さいのが気になる宮坂くんに共感できるところもあり、「わぁ、拗らせてる~」と思えるところもあり。さすがに素直になれなさすぎて、これはそのまま成長してしまうとネットに生息する厄介な人種になってしまいそう感があります。ふーちゃん、頼みましたよ!(?)

 そして宮坂くん、追い抜いたらふーちゃんだって『おれより身長の低い女子』になるの気付いているのかな……? あ、もしかしてそういうお返事?


 まぁ学生時代って、男子だけなのかも知れませんが、なんだか身長もけっこうステータスみたいなところありましたからね。小学校の頃当たり前のように背の順最後尾だったのが、中学に入ってどんどん抜かされていった経験……あれは意外と胸にズシンとね、来るんですよね。

 ということで、ちょっとだけ素直になれない(のか本当に身長へのコンプレックスもそこそこあるのか)男の子を見ておりますと、やはり「そういうところ、忍び寄ってくる影があるんですよね」と言いたくなってしまうのは、きっと筆者の趣味嗜好だけではないはず。モヤモヤした気持ちや焦燥、はたまた照れ隠しからでも人間関係は容易にすれ違うもの。そしてそんなときに……ね!(もうここからは筆者の性癖語りになりそうなので、「ね」で略しておきます)


 まぁ、たぶん「振ってやる」云々のあれは「そうしたらおれから告白したいんだYO!」というやつだと思うので、それまでにね、それまでに宮坂くんが多少なりとも素直に好意を示せる男の子になっていたらいいですよね……。すれ違った隙間に別の何かが入り込むと、大変だゾ!

 などなど語りつつ、『この身長差と恋心は、追い越させないっ』の感想とさせていただきます。

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