お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093078386363513/episodes/16818093078570604201

　苺花ちゃん、ちょっと川崎辺りで中指立ててきません？　あ、いや小指でもいいんだけれども。

　そういう風に言いたくなってしまうくらいのハードモードなスタートを遂げた天野苺花ちゃんの物語ですが、そんな状況で出会ったコスプレイケメンこと紫吽（しうん）さんにときめいたりできるので、案外逞（たくま）しい女の子なのかも知れません。そうですね、某野良猫系ギタリスト少女のように、「おもしれー女……の子」と言ってみてもいいかも。

　まぁ、さすがにおばあちゃんの親族からしてとそう簡単に血の繋がらない年頃の子を受け入れるのは難しいもの、ここから菊理媛命さんや紫吽さんとの出会いで彼女の人生がどう変わっていくのか……？　タイトルには「縁をつなぐ」とあるので、もしかしたら逃げたギター……ではなく橙阿ちゃんの代わりに神社勤めをして、訪れる人々の悩みや願いを聞きながら彼女自身の暗雲も晴れていくようなお話なのかも知れません。

「其の想ひ、神に奉れ！」

「「「絵馬に願ひを！」」」

　え？

　ということで、苺花ちゃんの地平線（ものがたり）がここから始まるということなんでしょうね……。口は悪いけど根は優しいイケメンですか……えぇ、筆者の好物です。

　といったところで、ちょっとBlu-rayを見られる再生機器を引っ張り出しながらではありますが、『狛犬JKは縁をつなぐ』の感想とさせていただきます。